ダンロップ エアロジェル 4D 200 インプレ レビュー 【硬めの打球感 コントロール性とパワー感が素晴らしいダンロップラケット】

写真を撮り忘れたまま出張に来てしまったので写真は後日差し替えたいと思います。

今回は2008年ごろに発売されたダンロップから発売されたテニスラケットです♪

初回インプレは【2020/12/22】日になります!

商品詳細

フェイスサイズ 95インチ
重さ 312g
バランス 310mm
ストリングパターン 16×19
フレーム厚 20mm均一
テクノロジー 4Dブレード・テクノロジー
発売時期 2008年ごろ
メーカー ダンロップ

4Dブレード・テクノロジーとは??

このモデルの旧作のラケットは二枚のカーボンシートを組み合わせて作られていました。

新作といってもだいぶん古いですがインプレしているラケットは二枚を組み合わせて作られた部分を一枚にして色々な方向からの衝撃に対応できるようにしたらしいですね。

それがあ4Dブレードテクノロジーだそうです!

以下メーカー説明
4D(4 Directional Braiding)とは、4方向に編み込まれた繊維です。従来の製法では2方向に編み込まれた繊維(シ―ト)を重ね合わせることで斜め方向からの力に対する強度アップを図っていましたが、重量の増加や打球感を損なうなどのデメリットがありました。4Dブレードは1枚のシートで、重量の増加や打球感を損なうことなく、あらゆる方向からの力に対して高い強度を実現することに成功しました。

ラケット・パフォーマンスに大きな影響をおよぼすフェイス面のフレーム両サイド及び斜め下部に4Dブレードを配置し、強度を最適化することにより、これまで以上に安定性とコントロール性、そして快適性に優れたフレームを実現し、プレーヤーのハイレベルな要求に応えます。

エアロジェル・テクノロジー
「エアロジェル」は空気の3倍ほどの質量しか持たない固体であり、自重の4000倍もの強度を持つナノテク素材です。フレームを形成する際に樹脂とともに極微細なパウダー状の「エアロジェル」がカーボン繊維の隙間に入り込み、繊維の結束力と安定性が飛躍的に向上。重量を付加することなくフレーム剛性が大幅にアップし、ハイレベルなプレーアビリティーを実現するとともに、強烈なパワーを発揮します。

インプレ

ポリプラズマ1.23mmを46ポンドで張り上げた環境でインプレしています♪

打球感【しっかりめの打球感だが、このテンションでは特別に硬いわけではない】

昔使った時の記憶ではなかなかにしんどいラケットの印象があり、加えて冬で打感が硬くなりやすいのもあって低めのテンション設定で臨みました。

やはりホールド感やフレームのしなりの感覚は少なくやや硬めの打球感を感じましたが、特別に硬いとは感じませんでした。

これが50ポンド以上でのインプレだとしんどい、硬いが先行していたと思いますが、46ポンドと低めのテンション設定が功を奏してちょっと打球感はしっかりしているけど打ち心地があって頼もしい打球感という印象でした♪

反発性・ボールの伸び【反発性は一般的に抑え気味・伸びは最強クラス】

適切な打点でボールを捕らえられればもちろんそこそこは飛んでくれますが、振り遅れたりあたりが薄かった時は思ったよりも飛んではくれません。

ここら辺はツアーモデルのシビアさを持っている感じなのですが、46ポンド環境ではイメージよりは飛んでくれる印象で、特に適切な打点で取れた時の反発性はコートにしっかり収まる程度にコントロール性を保持して飛んでくれる印象を持ちました【飛び過ぎないからコントロールしやすい】

伸びに関してはとても良かったです。
プレステージやvcoreproシリーズ同等か推進力では優っているのではないかというくらいボールの伸び感はあり
普段はファーストサービスも回転をかけながらが多いのですが、フラットサービスでガツンと打ちたくなるくらい伸びを感じられました。また、相手のサービス【180キロくらい】が早くてもタイミングさえ合えば低反発なラケットですが相手のボールのパワーがあるので鋭く威力とスピード感のある返球がしやすかったです。ただ、振り遅れれば飛びません笑

扱いは難しいですが扱えた時の恩恵は大きいラケットだと思います♪

スピンアシスト性【プレーヤーに依存】

テンション設定やガットの材質で変わるかもしれませんが、基本的には薄い当たりでは十分な飛びを演出するのは難しいラケットではあると思います。

しっかりとボール潰しながら打つことを前提のラケットでそこから回転もかけようと思えばかかります。
あまりスピンを多くかけるというよりは適切な打点で捉えることをベースにコントロールと伸び感を重視すべきラケットではあると思いますが、競技レベルで一線で活躍するような方なら全て手に入るとは思います。

まとめ【飛び過ぎず弾道のコントロールもしやすい競技モデルとしてはハイレベル】

一般的なゆっくりなボールを打つ時の方がしっかりとボールにパワーを伝えることを意識する必要があり、
逆にハイレベルなボールを打つ時には打点やタイミングさえ合えば相手のパワーに負けることなく返球しやすく
競技目線ではメリットが多いラケットである一方で、難しさも感じるラケットです。

また振り抜きの良さをすごく感じスイングスピードは出やすいラケットです。

しっかりと自分のスイングでボールにパワーを伝えれる方は現在はめちゃくちゃ安く手に入るラケットでもあると思うので試す価値があるかなと考えています。
また、伝えられるように練習したいという方にも挑戦して欲しいラケットだと思います♪

他ラケットと比べる

V CORE PRO 97

現行のVCOREPRO97【2020年現在】との比較ですが、どちらもラケット全体ではしっかりとしているラケットです。

ですが二つを比べた時にフレームのしなりを感じちょっとした柔らかさを感じられるのはVCORE PROだと感じました。

ボールの伸び感などはフラットで打てばややエアロジェルの方が伸びるかもしれませんが、サービスの回転は個人的にはVCOREの方が扱いやすさを感じたので一長一短といったところかと。

パワー感は近いものを感じたのであとは打感の好みになると思います♪

グラフィン360+プレステージMP

先日ポリツアーストライクを42ポンドで張り上げて使用しましたが、エアロジェルよりも正確なインパクトを求められる感覚をプレステージには感じています。

似通ったラケットではありますが、反発力はややエアロジェルの方が感じました。

個人的には非常に比べるのが難しい感覚を持ちました。
プレステージが扱える方はエアロジェルを気にいるでしょうし、
エアロジェルを扱える方はプレステージを気にいると思います♪

エアロジェル 4D 200の処方箋

とりあえずは一旦低めのテンションがオススメします。
扱いにくさを覚えたらテンションを下げたり、素材をホールド感のあるナイロンかホールド感のあるポリにしたり
球持ちの長くなるガットを使うと扱いやすさが増すとは思います。

筆者はポリプラズマ1.23mmを46ポンドで張り上げて使用しましたが、振り遅れた時や苦しい展開でもギリギリ扱いこなせそうかなと思える程度でした。

余裕を持ってもう少しテンションを落とすかホールド感のあるガットでも良いかなと考えています。

この季節【12月末】というのも考えるとすくなくとも初回は48ポンド以下で使ってみて欲しいラケットです♪

ここまで読んでくれてありがとよ♪

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