
今回は、ダイレクトメッセージでの質問について回答を考えていきます。
最近ダイレクトメッセージをいただけて嬉しいですね♪
皆さんも何かあればご質問いただけるとありがたいです!
Q&A
こんにちわ、質問させていただいてもよろしいですか?自分がラケットに求める条件の中で一番重要視しているのは打球の伸びや重さなのですが、打球の伸びを出すことができるラケットの特徴はありますか?
star tennisさんのサイトを見たところ、ウルトラツアー95、ブイコアプロ97、プレステージが打球の伸びという点で優れているのかなと感じました。これらのラケットの比較をお聞きしたいです。
いわゆる反発力に優れたラケットというのは、打球の打ち出される角度が上向きになるため飛距離は出るが真っ直ぐのエネルギーは少ないため伸びが出ずらくなるのかなと自分は考えています。
打球の伸びが出るラケットの特徴とは??
改めて考えてみると、伸びが出るラケットの条件てなんなんですかね。笑
質問者様のおっしゃる通り、筆者が実際にラケットを使ってみて
・VCORE PRO
・プレステージシリーズ
・ウルトラツアー
は筆者は使っていて伸びを非常に感じています。
これらのラケットに共通しているのは
・適切な打点でないと反発性が出てくれないこと。
・分厚いインパクトをある程度要求されること。
・フレームは硬いと一概に言えるわけではないがしっかりした打球感であること。
・ガットの感覚が狭いORトップヘビーORフレームが薄いことORフェイスが小さい【どれか二つは一致するケースが多いかな】
個人的には反発系ラケットのように振り遅れたり、薄い当たりではボールが思ったところに飛ばないラケット=しっかり打った時にボールに伸びが出るという印象があります。
柔らかかったり、フレームがしなるタイプのラケットでは伸びを感じないことが多々あるんだよな??
フレームが柔らかいタイプのラケットでは伸びを感じるラケットに比べると威力感やスピード感を感じないことが多々あります。これはおそらく柔らかい=フレームがしなるORガットが多く撓んでいる分ボールに伝わるパワーがロスしていると考えてよいと思います。
ですが、フレームが柔らかい割にはボールがしっかり走ってくれるラケットもあるので一概に柔らかい=伸びないというわけではないです。
筆者としては柔らかいラケットの方がホールド感を感じてボレーのタッチの良さや感覚としては扱いやすく感じます。
テニスは威力も重要ですが、ミスをしないことも大事なので威力=正しいと考えるのは危険です。
反発系ラケットと呼んでいるくらいなので反発力は強いです。ですが、筆者の考えているボールの伸びや威力感というのは相手方向にボールが伸びる推進力のことで反発力が高い=ボールが伸びるというわけではありません。
フレームがしなるラケットに比べると筆者としては反発系ラケットの方が相手方向に勢い良くボールが飛ぶ感覚はありますが、ラケット自身が強い反発力があるので、自分のスイングのパワーを余すことなく伝えることができない印象があります。
また、反発系ラケットは反発力が強いのでそれを抑え込むようにスピンが多くかかるテクノロジーの採用が多いように感じます。質問者様がおっしゃっていたようにボールの持ち上がりがあるから伸び感がでずらいというのはあると筆者も考えています。
つまりは、スピンをかけないうちかたで強い反発力を抑えられるフェイス感覚や力の抜き具合をだすことができれば反発系ラケットでは小さな力で必要十分な伸びを出せると考えています。
つまりは反発系ラケットは、少ない力でボールの伸び感や反発力を出せるけど強く打った時にコントロールの難しさを感じることもあるんだな。
だから反発系ラケットを扱いこなすにはフラットベースならインパクト時の力の抜き具合の調節やスピンベースなら反発力を抑え込むためにスピンを多くかける必要があるということだな??
苦しい展開での反発力は試合の中では助けになりますし、スピード感のあるボールも打ちやすいです。厚いインパクトができる前提ですが、反発系ラケットは強い面が多くあります。
ラケット自体にボールの重たさがあるので相手のボールに威力があってもこちらがスイングができていれば打ち負けにくいことが最大のメリットだと思います。
高いレベルでの試合では相手のボールも強くなるのでボールを潰せるパワー系ラケットの安定感は大きなメリットです。
適切な打点でインパクト+スイングができていればコートに収めるうえで必要な反発力は出ますし、逆に力もいらず適切な打点でとることが一番大切になるかと。
相手のレベルが高くこちらも適切なポイントでボールを取ることができればこういったラケットは高いレベルでプレーをすることができるラケットだと筆者は考えています。
ウルトラツアー95、ブイコアプロ97、プレステージの比較
筆者としてはラケットのパワーアシストが最もあるのはウルトラツアーになると思います。なぜ、そうなのかと聞かれると実際に使ってみてそう感じたからというのが本音なのですが、トップヘビーなのも関係しているのか、
スイートで捉えた時に最もボールの伸び感を感じています。
ですが、ラケットのバランスから振り遅れた時に最も扱いの難しさも感じています
次にフレームとしては柔らかさを感じさせてくれこの三つのモデルの中では柔らかさ+パワーを感じさせてくれるのがV CORE PROシリーズです。当然優しいラケットではないと思いますが、3つのモデルを比べたときにパワーがありながらフレームのしなり感も感じさせてくれるラケットです。
最後にプレステージMPですが、筆者としては最も使用者のレベルが問われるラケットだと思っています。
VCOREPROのようなフレームの柔らかさはなく、ウルトラのようにパワーのアシスト感があるわけでもなく、適切な打点で捉えつつ自身のスイングのパワーも3つの中ではしっかりと伝える必要があると考えています。
3機種ともに言えることはテンションは低め、ガットの素材を柔らかくすることで扱いやすさはますので、使用されるにしてもテンションはかなり低めに設定すると良いと思います♪
質問者様のへのラケットの比較としては筆者としてはこのように考えています!
まとめ【威力が出るラケットが活きるポイント】
・相手のレベルが高い時に相手のボールに負けずに威力が出しやすく、なおかつコントロール性を出すことができる。
・自分のスイングのパワーを余すことなくボールに伝えることができる。になると思います。
プロのプレーヤーが実際に使っているラケットはカスタマイズされていて、360g前後のものも多いです。
プロの世界で、薄いフレームのものが多かったり、重いモデルが多いのはそういった理由が主だと思います。
必ずしも、プレステージのような厳しいラケットを使う必要はないとは思いますが、扱いこなした時にプレーの質としては非常に高いものになっているとは思います♪

威力だけが正義ではなくて、ホールド感が強いラケットでもプレーヤーのスイングレベルが高ければ十分なパワーが出ますし、パワーに自信がないプレーヤーでも反発系ラケットならポイントをとるのに十分な速度が出る。
パワー系ラケットには十分な魅力があるけど、大事なのは今の自分に何が必要かを考えることだと思うぜ!
反発系ラケットで球離れの速さが気になってコントロールが難しいと思うのであれば、ホールド感やフレームがしなりの強いラケットの方が球持ちが良く扱いやすさを感じる人が多いと思う。
そういうラケットでパワー感が足りないならまず、打ち方やガットやテンションで調整してみて、ダメならラケットチェンジを考えてみる。【パワー系もしくは反発系】
その人その人によってどういうラケットが良いかは変わって来るだろうし、自分のプレースタイルか将来したいプレースタイルに合わせてラケット選べばいいと思うぜ!