
初回インプレ日は【2020/12/28】日になります。
商品詳細
スペック
商品名 | D300 |
定価 | 34000円+税 |
グリップサイズ | 2・3 |
長さ | 27インチ |
重さ | 300g |
バランス | 320mm |
品番 | 63JTH13008 |
フレーム厚 | 21mm-23mm-22mm |
原産国 | 中国 |
発売時期 | 2020年12月頃 |
テクノロジー
ALTERNATE BOOSTER GROMMET
[特許出願中]
フェース12時部のグロメットホール12か所について、シングルホールと長方形ホール(ブースターグロメット)を含む大小異なる穴を規則的に配置することで、インパクト時のストリングの動きをアシストし、スピンをかけやすくする新設計。
従来設計に比べスピン性能が約14%アップ。
新断面形状
従来のものよりも剛性が高くなる断面形状を開発、衝撃の掛かる フレームの3時9時方向に配置。これによりフレームの変形を抑制し、プレーヤーの力を効率よくボールに伝えます。Fシリーズに比べ フレーム正面厚を薄くすることで振り抜き感を重視しています。
VA POLYMER
衝撃吸収・振動減衰性に優れた素材[VAポリマー]を採用したグリップ設計。不快な振動を抑えます。
インプレ
打球感【ラケット全体でしっかりめの作り】
打球感としてはフレームのしなりや柔らかさを多く感じるというラケットではありませんが、使用していて程よい打ち心地があります。ラケット全体で見た時に決して柔らかくはないですが、硬いだけではなく満足できる打ち心地がある印象です。
強くインパクトした時のフレームのちょっとした柔らかさを感じます♪
反発性・ボールの伸び【どちらも強い】
相手のボールや自分のフェイスの感覚で感想が大きく異なりそうな印象です。
そこそこに厚いインパクトやボールに対して真っすぐなインパクトができていれば良く飛びます。
シングルスの中でスイングスピードが不十分であったり、あたりが薄いと思ったようなボールが飛ばないこともありますが、その他伸びを重視しているラケットに比べると優しくて飛ぶと感じています。ラケット自体のアシストを期待するよりはしっかり自分で振れる人の方が向いているラケットと言えますね。
ボールの伸びとしては反発性が十分にありながら、強く打った時にかなり出てくれます。
特に筆者が良く感じたのがリターンなどの球際、不十分な体勢でもフェイスとタイミングさえあえば、十分すぎる伸びを感じました。
スピンアシスト性【それに特化したモデルよりは抑えられているが、上級者ならヘビースピンが打てる】
打ち方にもよりますが、筆者の場合は特別にスピンがかかる印象はなく、かけようと思えば威力+スピンが共存し、攻撃的なショットが打ちやすく思いました。スイングスピードが足りていなかったり、薄い当たりではあまり旨味を感じないかもしれません。
まとめ【パワー系ラケットの伸びと反発性を兼ね備えたちょっと難しくも恩恵の多いラケット】
個人的にはミズノはとても良く考えて既存のラケットの隙間【今までにあまり見ないタイプ】を狙ったラケットを発売したと思います。
しっかりとしたインパクトorスイングスピードがある方にとってボールの伸びを演出しつつも、反発性もしっかりと確保されたラケットで、フォームが理にかなっていてスイングがきっちりとできている方でパワーがない方には伸びと反発力どちらも与えてくれるラケットです。
もちろん正確なインパクトでパワーがある方なら、プレステージシリーズやvcoreproシリーズなどのラケットよりもラケットの反発力があり、楽に反発性と伸びを出してくれ、体力の温存などもできそう。
筆者個人的には細かいショットなどの取り回しは正直ミスが多かったので、スピンをしっかりかけて抑え込むことができる競技者向けのラケットだと思います。
なかなかに面白いラケットで、競技者ならワンランク上のプレーを実現できるかもしれません。
ガット別
ポリプラズマ【1.23mm/48ポンド】【2020/12/27】
実は二回目にこの組み合わせでインプレをしたのですが、想像以上に反発力を感じました。
しっかり打ち込んだ時のボールの伸び感をとても感じられ個人的には非常に満足のいくセッティングでしたが、
思ったよりもアウトが多かったです。
十分なボールの伸びと反発力のバランスをとったラケットで、筆者個人的にはもう少しテンションを上げた方がラケットの良さを引き出せるのではないかと。
普通にプレーする分には快適でしたが、試合の中で相手のボールが強い時にもう少し飛び感を抑えられた方が個人的にはよかったと考えています。
レーザーコード【1.25mm/50ポンド】
初回はこのセッティングで試したのですが、レベルの高いラリーや試合の中では相手に打ち負けることなく、試合の中ではかなり優位性を持ってプレーをすることができました。
ですが、相手の緩くて浅い球に対してひっかける打ち方では思ったよりも飛んでくれなかったので、ポリプラズマを低いテンションで試しています。
サービス、ストローク共に自分でしっかりと打ちに行った時の伸び感、威力は十分なものが出て、
ガットの材質というよりはテンション的には比較的に高い方がラケットの性能を引き出して、飛びを抑えてくれるので実践の中ではこちらの方が良いかもしれません♪
他ラケットと比較する
ファントム100
ボールの飛びの質としてはファントム100とD300は比較的に近いものを感じました。
違いとしてはボールの爆発力では、Dの方があり、打球感のマイルド性や面の安定性では個人的に、ファントム100の方があると感じています。
ファントム100もパワー性能に優れたラケットですが、プレステージシリーズや、VCOREシリーズよりも反発性のアシストがあると感じているモデルです。
マイルド性や面の安定性はファントム100。
より攻撃的なボールの伸びの観点ではD300の方が優秀と感じています♪
F TOUR300
打球感の柔らかさやパワーアシストではF TOURの方が個人的には優秀だと感じています。ボール胃の伸び感や威力などを出しやすく、個人的にはかなり優秀なモデルだと考えているのですが、その一方で反発力と自分のプレーとの兼ね合いが少し難しい【テンションやガットの素材で調節可能】印象も持ちました。
二つを比べると反発力のアシスト面ではFTOURの方が強く、
反発力を少し抑えてパワー感を出しやすくしたのがD300になると思います。
よりしっかり振りたい方はD300の方が向いているでしょう♪
あわせて読みたい
FX500
FX500はD300と比べると反発性がより強く少ない力でボールを飛ばしてくれる印象を持っています。
しっかり振る人ならD300の方が威力感のあるボールを打てるでしょうし、打ち心地の満足感もあると思います。
楽したいところは楽をしながらプレーをしたいならFX500の方がひっかかりがありスピンアシスト性も高いので
より万人に受けるのはFX500になるのかなと考えています♪
ピュアドライブ2021
個人的には打球感の軽さはピュアドライブ2021の方が感じます。D300の方が表現的には打ち心地があってホールド感があると言えるのだと思います。
比べた時にピュアドライブ2021の方が球弾きが良くボールスピードが出やすく、
D300の方がボールを持つ感覚があり、ボールの重たさを出せるラケットだと考えています♪
あわせて読みたい
あとはグラビティなんかも感覚としては近いかも。
グラビティの方が柔らかさはあって扱いやすさはあるけど、ボールの伸びはD300の方が感じる。
D300の処方箋
ガットは違いますが、現在48ポンドと50ポンドの二つのテンションで使用しています。
個人的には48ポンド時の柔らかさやホールド感は好きなのですが、アウトが多くなったのが気になりました。【単に筆者の実力不足感あり。】
ラケットの反発力もパワー感のわりに強いのでガットのセッティングが肝になるラケットだと感じています。
低いテンションで使うのであればガットとしては反発力を抑えられたガットがまずは無難。
ナイロンや反発力のあるポリなら打球感としては硬さが多少出ると思いますが、打ち込んだ時の安心感を出すためにテンションとしては少し高くする方が競技者レベルなら良いのではないかと思います♪
パワーがある+反発力もしっかりとインパクトをすることで出てくれるので、アウトが多いとなる場合の方が多いのではないかと思うので、同じように感じた方はそこら辺の調節をされたら良いと考えています!
プレー面ではフラットベースでとても気持ちよく使えたのですが、高い打点のボールや体勢が悪い時にはスピンをかけないと筆者の場合はアウトになることが多かったです。使用しだすとわかると思うのですが、必要に応じてしっかりとスピンをかけることでフラットベースで攻めつつ相手にとっては攻めずらい重いスピンボールが打てると思います♪
価格帯を調べる
筆者は知り合いのつてでこのラケットを使用しているのですが、ちょっとびっくりですね笑良いラケットを出しているだけにミズノさんにはもう少しマーケティング頑張ってほしい!!
楽天とかアマゾンでは現在は取り扱いはない!!W【2020/12/28現在】