ディエゴ・シュワルツマン プレースタイルや身長などまとめ

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身長170センチしかないシュワルツマン。
筆者としては大好きな選手の一人。
余すことなくお伝えできればと思います♪

選手情報

国籍 アルゼンチン
生年月日 1992/08/16
身長/体重 170cm/64kg
利き手/バックハンド 右利き/両手
プロ転向年 2010

プレースタイル

基本的にストローカーですね。
ただ、チャンスがあれば前に来てボレーにも出てくるのでベースがグランドストローカーですが、オールラウンダープレーヤーになると思います。

最近はストローク勝負が長くなる傾向があるのでネットに詰めてくる選手は本当に多いですね♪

身長170センチでキャリアハイ8位ってほんとすごいよな!

フォアハンド

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シュワルツマンのグリップは非常に厚いです。見た感じでは錦織と同じくらいの持ち方に見えますが、その近辺くらいで捉えておきます。

これは身長が低いため高い打点でボールを取らされることが多いためでしょうね。【厚いグリップの方が高い打点は打ちやすい】

下にはる動画を見ていただけるとわかりますが、練習ですら頭くらいのボールを打っているので試合ではもっと高い打点に本来はボールが来るのをライジングで処理しているのだと思います。

厚い握りなので肘をたたみながらボールを打っています。なので打つコースとして得意なのは逆クロス方向でしょう!

身長が低くてグリップの握りが厚い人はシュワルツマンのフォアハンドは参考になりそうだな!

バックハンド

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フォアハンド同様にバックハンド左手の握りもフォアほどではないにしてもウェスタングリップぐらいで少し厚めのグリップに見えます。
これも高い打点を打たされることが多いためこういうふうになったんでしょう。
打ち方としては肘を伸ばすのではなく体と腕で五角形を作って打つスタイルです。
グリップが厚いとこういう打ち方が多いですね。

シュワルツマンの場合は高い打点を打たされることが多いからグリップは厚めですが、自ら多くスピンをかけるというよりはグリップが厚いのでそこそこ勝手にスピンがかかることを利用し、自身はまっすぐ厚めのインパクトをするスイングになっていると見ていて感じています。

バックハンドの左手【右利き】が厚いと辺りも薄くなりがちなので、そういった状況の方はシュワルツマンのバックハンドはきっと参考になると思います。

サーブ

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シュワルツマンのサービスは両足を揃えることで体重移動のパワーを生み出そうとするフォームですが、
実際どれだけ強く打っても他の長身であったり、体の大きな選手ほどのサービスが打てないためか、回転系のサービスを多用し、意識しているのは相手にベストで打たさないことのように見えます。

威力はそこまでないのですが、ファーストの確率がよく、相手に良いリターンをさせずにストロークで勝負する展開を多く見ます。

もう少しコースを隠すのが上手になればもっと優位にサービスゲームも進められそうですね♪

お前、シュワルマンに勝ってから偉そうなこと言えよ。

シュワルツマン自身もサーブは強くないからファーストサービスの入りと回転を変えることを意識していると言っていて、これは我々も参考にしないといけないな!

プレースメント

シュワルツマンはとにかくストロークから展開を作っていきます。
錦織と似ている部分もありますが、錦織よりもやや爆発力が欠ける分丁寧にポイントを積み重ねるので見応えのある試合をしてくれます。
守るところをきっちり守ってチャンスが来ればすかさずに攻めに転じます。パッシングショット以外のスーパーカウンターショット【とんでもないショット】はそこまで多い印象はないですが、純正ストロークでポイントを積み重ねるとても良い参考になると思います。

先日記事にしたメドベージェフはそこカウンター打つんだというショットで展開を作ることも多いですが、シュワルツマンの少しずつじっくり優位性を高めていくプレーは参考にするのは非常に良いと考えています。

また、シュワルツマンの代名詞といえばリターンですが、ユーチューブにそれにフォーカスした動画がなかったので、今から載せる全体の試合の中でシュワルマンのリターンの打ち方にもぜひ注目してみてください♪

厚いグリップの弱点でもあると思いますが、フォアハンドクロスに走らされた時にクロス方向にボールが引っ張りづらいです。シュワルツマンも同じ展開で甘いボールを打って決められることもあるので唯一の弱点とすればそこでしょう。

トップ選手になればなるほど対策されると思うので、シュワルツマンはその展開にならないように試合を作る必要も出てくるかなーと勝手に妄想しております。笑

ここを参考にしたい

ポイント

・守るところは守り、攻めに転じる時は素早くせめるところ。
・バックハンドはグリップは厚めだが回転を意識するよりはインパクトの厚みを意識【シンプルなスイング】。
・サービスは威力が出ない分相手に気持ちよくリターンをさせない工夫をしている。
・高いリターン力【たくさんみて勉強しましょう】

先日書いたメドベージェフ同様に相手を注意深く観察しドロップショットなど器用に使いこなしています。
試合巧者は相手の状況を常に見ているんですね♪

体では才能に恵まれたとは言い難いシュワルツマンですが、世界トップクラスに食い込み戦っています。
我々も世界的に見れば体格に恵まれてはいない人の方が多いはずなのでシュワルツマンから学べることは多いはずです♪

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