
今回はそんな杉田選手にフォーカスして記事を書いていきたいと思います♪
選手情報
国籍 | 日本 |
出身地 | 宮城県仙台市 |
出身校 | 長命ヶ丘小-松葉中-湘南工科大付属高-早稲田大学 |
生年月日 | 1988/9/18 |
身長/体重 | 175cm/72kg |
利き腕/バックハンド | 右/両手 |
プロ転向年 | 2006年 |
オフィシャルサイト | http://yuichi-sugita.com/ |
主な戦績
2010年
全日本テニス選手権 優勝2012年
全日本テニス選手権 優勝2014年
仁川アジア大会 単・複・混合ダブルス 銅メダル
ウィンブルドン本戦出場2015年
ウィンブルドン本戦出場
2016年
全豪オープン本戦出場
リオデジャネイロ五輪出場(単2回戦)
2017年
全仏オープン本戦出場
アンタルヤオープン優勝 ※ATPツアー初優勝
ウィンブルドン本戦2回戦
全米オープン本戦2回戦
2018年
全豪オープン本戦2回戦
全仏オープン本戦出場
ウィンブルドン本戦出場
<受賞歴>
公益財団法人日本テニス協会 最優秀選手賞(2017年)
プレースタイル

スピンも当然よくかかっていますが、世界的に見ればフラットドライブプレーヤーで速い展開でポイントを取りたい選手です。
個人的にはフォアハンドのクロスが美しすぎてとても参考にしています。
フォアハンド

特徴的なスイングではありますが、一番下の動画の後半ではクロスに打つときにどのくらい前でインパクトしているかがわかるのでぜひ見て欲しいです。
ラケットヘッドはよく動いていますが、腕の動きとしては小さくレベルスイング気味。
だからこそ回転量もありますが、伸びがあり鋭いボールが飛んでいるのだと思います♪

サーフェイスが高く跳ねるコートだとちょっと厚くなったり、跳ねないコートなら薄くなったりもしている印象もある。
認識としては一般よりも少し薄めの握りでいることが多いでいいと思うぜ!
バックハンド
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テイクバックは当然にフォロースルーも特別に大きいとは筆者は感じませんでした。
フォア・バック同様にこれだけコンパクトなスイングでボールを飛ばせているのは一番楽にボールが飛んでくれる打点で毎回捉えていること、腕の動きそこそこに下半身や体の回転でパワーを生み出せているからかな。
ピュアドライブ【ストリングパターンはオリジナルで18×20になっている様子】の反発力を利用しながら効率的な打ち方でテニスする最高の参考になると思います。
なお、左手のグリップの握りも薄め。セミウェスタンくらいの握りの厚さだと認識しています。
サービス
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肩がしっかり入っている分威力が出せるのはきっとセンター方向なのでしょうが、メリットとしてはコースがわかりずらいということになると思います。
パワーが逃げずなおかつコースも読みにくいフォームなので玄人向けで技術力を感じるフォームです♪
プレースメント

一番下のフェデラーとの試合でもそれは変わりませんでした笑
フェデラー相手にフォアで勝負を挑む。
個人的にカッコ良すぎてやばいですね♪
それだけフォアハンドに自身があり、余裕がある時は結構なパーセンテージで相手のクロス方向にボールを打っています。
逆クロス方向【相手のバックハンド方向】を攻める最近の主流の逆ですが、それだけフォアハンド勝負に自信があるのでしょう。
厚いグリップでこの展開が得意ではない選手が多い中とても良いプレースメントだと思います。
ただ、もう少しバックに集めても??と個人的には思っています。
また、コートの中には入った時に良さが出ているように思います。
ライジング気味に相手のボールの力を利用するときこそ真価が発揮されていますね!
ここを参考にしたい
ポイント
・フォアのクロス量産
・体全身を使ってボールのパワーを伝えているところ
・省エネテニス

もちろんテニスが相手のボールのパワーを利用するカウンタータイプということもあり強いボールが帰ってくるフォアハンドに集めカウンターを狙うという意図もあるのでしょうが、フォアの撃ち合いなら負けないという気概を感じます。
私なんか相手の苦手なところにボールを集めようとして自分のプレーはその都度変わってしまうので比較するのも失礼ですが、素直にすごいなーと思います。
また、安定感秘密は正確で効率の良い打点と腕の振りはほどほどに下半身や体の回転をうまく使ったフォームにあると思います。バックは小さく、フォアは大きくというのが現在の主流のような気がしますが、杉田選手はどちらも小さく正確なショットをより意識しているような印象を持っています。普段コートで見ていてもそんな力んで振らなくてもいいのにという方も多いですから、そういう方にこそ杉田選手を参考にして欲しいですね!
杉田選手を攻めるならここ!


相手のボールの力を利用しながらボールを打つのでよほどコースをつかないと良いボールを打つだけ良いボールが返ってくると思います。
コンパクトで小さなフォームだからか、自己発信のボールの時はプロレベルでは【一般レベルだと即死】ちょっと威力不足になっているようにも見えます。
なのでふわふわしたチャンスボールを打ち込んでカウンターを喰らうシーンが個人的には多いようにも見えます。
またスライスが得意な選手にはペースを落とすためにスライスを使われることでスピード感のあるテニスを一度リセットされているところも見受けられます。
世界のトップレベルで戦っておられますので、重々承知でしょうが、こういった展開の時の打開策を見つけることでより勝利できるようになるのではないかと個人的に考えています!