ヘンリー・ラクソネン プレースタイル考察

今回はヘンリー・ラクソネンのプレースタイルについて考察をしていきたいと思います!

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選手情報

国籍 スイス
生年月日 1992/03/31
身長/体重 185cm/78kg
利き腕/バックハンド 右/両手
プロ転向年 2009年
キャリアハイ 93位(シングルス)

プレースタイル

ラクソネンは非常に強力なフォアハンドを持っていて余裕を持たせた状態でフォアハンドを撃たせるとフラットドライブ気味のボールから一気に流れをもっていきます。

特にフォアハンドの回り込みの逆クロスはすごい威力。
また余裕のある状況からのクロス方向にもかなり厳しいボールを打ってきます。

クールな性格なようで試合中に感情を表にあまり出さないプレーヤーです。

フォアハンド

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フォアハンドはかなり厚めのグリップですが、打ち込むときはかなり直線的なボールを飛ばしています。

ジョコビッチも厚めのグリップをしていますが、同様に鋭いボールを打つこともあり、共通している部分ですね。
オーソドックスに相手の逆クロスにボールを集めて試合を進めていくタイプです。

バックハンド

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バックハンドはボールとの距離感を近めで打つ選手です。
フォアの回り込みから展開を作りたいのでボールをクロス方向に飛ばすのに向いているフォームです。

クロス方向にフラット気味に威力のあるバックハンドを打ちます。
体勢が整っている状態のバックのクロスは非常にノビのあるボールが飛んでいきます。

当然プロなのでストレートにも上手に流しますが、フォアハンドがわにカウンターを食いたくない狙いのせいかあまり多用している印象はありません。

プレースメント

先ほども書きましたが、基本的にフォアハンドの回り込みで有利な展開を作りたい選手です。
なのでバックハンドはクロス方向、ポジションはセンターラインよりもやや左側にポジショニングしたい選手です。

足は速いですがフットワークが良い印象はなくコースをしっかり突かれて振り回されると良いショットやカウンターを打ってくる感じはありません。
なのでそうなる前にフラットドライブベースのショットで有利な展開を作ろうとします。

とにかく余裕があればとても強力で弾足の速いサーフェイスであればもっと活躍しても良い選手です。

ここを参考にしたい

ポイント

・厚いグリップなのにとんでもなくフラットうちができる。
・得意な展開での安定性と攻撃力の高さ
・試合中に動じないメンタル

グリップがここまで厚いのに強力なショットを打てる選手は筆者の経験上あまりいません。
体も特別に大きいわけではないのでプレステージというラケットの特性もあるでしょうが、インパクトの厚みがこのショットを生み出していると思います。

日本人のプレーヤーはグリップが厚い人が多いのでこの選手のフォアハンドは研究する価値があると思います。

また、型にハマった時の安定感と威力はすごくきっと多くの選手がフォアハンドを回り込みさせたくないと考えているでしょう。一つこういった強い展開があるとテニスは大きく進歩するでしょうね♪

あとは試合中すごくクールで感情が表情に出ません。
やる気あんのかな??とちょっと思ってしまうくらいです。ただ、テニスで冷静でいることは非常に大事なことなので参考になると思います♪

ヘンリー・ラクソネンの攻めるならここ!

はい、おこがましいのが始まります。

型にハマった時のショットの強力さはとんでもないですが、
それをさせないプレーをすることで本人とってはストレスになると思います。

バックハンドがクロス方向、フォアハンドを回り込んで優位に展開したいのであれば、
こちら側の戦略としてはクロスにきたバックハンドをストレートに打ち返してラクソネンの得意な展開を封じたいです。

フォアハンドのクロスでも良いとは思うのですが、コースが甘くなればフォアハンドでぶっ叩かれるので展開としては基本的にはフォアハンドは状態が良ければクロス方向。なければストレート方向に打てばバックハンドを高確率でクロスに返してくるのでストレートに展開したいです。

器用な選手でコートを広く使えるのであれば左右にボールを散らすことでフットワークが特別に良くないヘンリー・ラクソネンはスーパーショットを打ってこないと思います。

錦織が2021フレンチオープン3回戦で当たりますが、贔屓目なしで実力的には錦織が勝ってくれると思います。
ただし、一回戦、2回戦とフルセットの試合をしているので疲労状態が気になるところではあります。

ラクソネンも魅力的な選手ですが、筆者としてはなんとしても錦織に勝って欲しいところです笑

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