フェデラーVSノリーの試合展開を予想と実際の試合の考察【ウィンブルドン2021 3R】

フェデラーとノリーの試合の展開を予想してみたいと思います♪

Contents

試合展開を予想

フェデラーの攻めとノリーの守りどっちが勝つか

注目したいのはフェデラーのサービスゲームです。
おそらくノリー選手は手堅く高確率に無理のないリターンを徹底してくるはずです。
チャンスがあれば強打も考えられますが、ベースはブロックリターンでボールを返球。

そこからフェデラー選手がどういった精度で3球目のボールを攻め込むかが試合のカギを握るように思います。

ノリー選手はおそらくリターンゲームはひたすら守りから入りバックハンドからのカウンターを狙ってくるでしょう。

フェデラーとしてはバックハンドのスライスをノリー選手のフォアハンドに集めるのではないかと勝手に予想してはいるのですが、甘くなった時に前に詰めてくるとは思うので、フェデラー選手がスライスを相手のフォアハンドに集めるのであれば深さが重要なポイントになりそうです。

サービスゲームはお互いにオープンコート狙い??

二人のサービスゲームの共通点はサービスをワイドに打つことが多いことだと思います。

きっとこの試合もワイドサービスでオープンコートを作りに行くと思います。
ノリー選手のバックハンドはライジングで角度をつけに行くのが上手なためフェデラー選手はアドバンテージサイドのバックハンドのリターンはクロスに返球することが多いと思います。

また、フェデラー選手は欲しい時にはセンターにサーブを集める傾向もあるのでこの試合でもそうなるか楽しみでもあります。

長引かせたくないフェデラーと長期戦を望むノリー

この試合ノリー選手は長期戦を望み、フェデラー選手はできるだけ短期の勝負を望みます。
そうなると筆者としてはフェデラー選手はノリー選手のバックハンドとの勝負を避けたいと考えているはずです。【バックハンドの安定感半端ないため】
なので回り込めるタイミングがあれば積極的に逆クロスを使ってくると予想しています。

バックハンドもクロス主体で回り込みを使える展開を狙ってくると思います。
逆にノリー選手としてはとにかくフェデラー選手を動かしに来るはずなのでクロス方向のボールに対してフォアハンドどれだけ精度を高くストレートに打てるかが大事になってくるのではないかと思います。

あとはおそらくはフェデラー選手のサービスゲームですがフリーのポイントを取る強いサービスがこの試合は増えてくると予想しておきます♪

外れたら恥ずかしいやつだなー。
試合このまま見ようと思ってるから試合の考察もこのページでそのままできればと思うぜ!

実際の試合を考察

1st,2ndセットはノリーがいつものプレーをできていなかった

1st,2ndセットに関してはノリーがいつものプレーができていなかったです。
フェデラー自身もピリッとせずスコア的には差はあまりなくお互いにミスの多いゲームです。

●や☆がついているポイント以外はあまり見応えもなかったです。

ただ、フェデラーも調子がよくない中セットを取るためにギアをあげるところはいつ見ても参考になります。
また、筆者の予想ではノリーのフォアハンドをフェデラーは攻めるとしていましたが、実際の試合の蓋を開けてみるとノリーのバックハンドを中心に攻めてチャンスでノリーのフォアハンドにウィナーボールを打つ展開が多かったと思います。【特にファーストセット】
セカンドセット以降はどちらにも振ってはいましたがバックハンド中心のプレーは変わらず。
後付けですが、はやい展開で返球してくるバックハンドに集めテンポの良いラリーをするのが狙いだったのかなと思います。

3rdセット以降はノリーが復活

ようやく調子を取り戻したノリーがいつも通りのプレーをし始めました。
それを振り払うためにフェデラーも善戦しますが、振り払えずに3rdセットは落とします。

3セット目以降は見どころのあるラリーも増えてみていて見応えもあります。
フェデラーは明らかに終始前に入りながら難しいプレーを続けミスも多いですが、相手をコートの外に出しながらパワーではなく制球力を使いながらネットに詰めたりオープンコートに決めたりとミスを出しながらも自分が今できるプレーで最終的にはノリーの猛追を振り払えたのは大きな自信になったと思います。

見ていた筆者としてはここからの逆転も十分にありえた試合展開です。
チャンスはお互いにあった終盤。経験の差を活かせたフェデラーの価値のあるプレーを見れたと思います。

フェデラーとしては今の前に入り続けるプレーを崩すことはないと思います。
後ろに下がってのプレーでは若い選手には体力的にもフットワークの俊敏さでもおそらくはもう厳しいでしょう。
仮に今のプレーを変えて勝利しても次の試合にダメージを残してしまいますので、大会終盤のことを考えてのマネジメントは変えないと思います。

この後、ソネゴとの試合も厳しいものにはなるでしょうが、フェデラーはその先のウィンブルドンタイトルを取るために今は我慢のプレーをし続け、難しいプレーにも後半は慣れてくるでしょう。

40歳を手前に大会全体を通してのフェデラーのプレーマネジメントに注目したいですね♪

第一セット

ノリーのダブルフォルトや、フォアハンドのあたりの怪しいフォアハンドなど硬さが見えるファーストセットでした。

フェデラーがノリーのバックハンドにボールを集めたのは筆者の予想が大外れ笑

セカンドセット以降フォアハンドに集めるための種まきであると期待します。

第一ゲーム

15-0【ワイドサービスポイント】
15-15【ダブルフォルト】
15-30【ダブルフォルト】
30-30【大きな回り込みのフォアハンドストレートアウト】
30-40【ダブルフォルト】
40-40【センターサービスポイント】
AD コリー【フェデラー攻めたがフォアハンドストレートアウト】
GAME コリー【フェデラー回り込みのストレートアウト】

第二ゲーム【フェデラー】【0-1】

15-0【ワイドサービスポイント】
30-0【ワイドサービスリターンアウト】
30-15【フェデラーアプローチをカウンターされボレーミス】
40-15【セカンドセンターサービスポイント】
GAME フェデラー【ワイドサービスポイント】

第三ゲーム【ノリー】【1-1】

0-15【フェデラーの攻撃が素晴らしいポイント】〇
15-15【センターサービスポイント】
30-15【センターリターンミス】
40-15【バックハンドを攻めたがカウンターを食らう】〇
GAME ノリー【フェデラーリターンミス】

第四ゲーム【フェデラー】【1-2】

15-0【サービス優位から最後はスマッシュ】
15-15【ノリーバックハンドのパッシングショット】
30-15【センターサービスポイント】
40-15【サービス優位からの最後はスマッシュ】
GAME フェデラー【ノリーフォアハンドフレームショット】

第五ゲーム【ノリー】【2-2】

15-0【フェデラーバックハンドストレートミス】
30-0【バックハンドクロスサイドアウト】
30-15【ノリー攻めてたがフォアハンド逆クロスサイドアウト】
40-15【フォアハンドストレートミス】
GAME ノリー【バックハンドストレートミス】

第六ゲーム【フェデラー】【2-3】

15-0【ノリーバックハンドクロスネット】〇
30-0【センターサービスポイント】
40-0【サービス&ボレー】
GAME フェデラー【ワイドサービスポイント】

第七ゲーム【ノリー】【3-3】

0-15【ノリー簡単なフォアハンドアウト】
0-30【ダブルフォルト】
0-40【フォアハンド逆クロスミス】
GAME フェデラー【フェデラーの素晴らしいフォアハンドストレート】〇

第八ゲーム【フェデラー】【4-3】

15-0【フェデラーのクロス展開からのダウンザライン】〇
30-0【センターサービスポイント】
40-0【アプローチショット】
GAME フェデラー【ワイドサービスポイント】

第九ゲーム【ノリー】【3-5】

15-0【フォアハンドのチャンスボールクロスウィナー】
15-15【フェデラー強引にネットとりノリーネットミス】
30-15【フォアハンドリターンミス】
30-30【バックハンドクロスネットミス】
40-30【フェデラーバックハンドリターンアウト】
GAME ノリー【ドロップショット】

第十ゲーム【フェデラー】【5-4】

15-0【フォアハンドフレームショット】
30-0【センターサービスポイント】
30-15【フェデラーバックハンドネット】
40-15【ワイドサービスポイント】
SET フェデラー【サービスポイント】

セカンドセット

第一ゲーム【ノリー】

15-0【バックハンドリターンミス】
30-0【サービス優位からの逆クロス】
30-15【フェデラーの逆クロスからのドロップ】〇
40-15【フェデラーフォアハンドストレートネット】
GAME ノリー【バックハンドリターンアウト】

第二ゲーム【フェデラー】【0-1】

15-0【ノリーのフォアハンドに攻めながら最後はスマッシュ】〇
15-15【フェデラー足元のショートバウンド処理アウト】
15-30【コードボールにてフェデラー失点】
15-40【長いラリーですがノリーが攻め切る】〇
30-40【ワイドサービスポイント】
40-40【サービス&ドライブボレー】
AD フェデラー【素晴らしいフォアハンドのストレートウィナー】→今までとコースが違う
GAME フェデラー【ノリーリターンアウト】

第三ゲーム【ノリー】【1-1】

30-30【フェデラーダウンザライン】〇
30-40【フェデラーボディアタック】
GAME フェデラー【ノリーフォアハンドストレートアウト】

第四ゲーム【フェデラー】【2-1】

0-15【フェデラーフォアハンドネット】
0-30【バックハンドネット】
15-30【センターサービスポイント】
30-30【ワイドサービスポイント】
40-30【バックハンドリターンクロスサイドアウト】
40-40【フェデラーフォアハンドネットミス】
AD 【センターサービスポイント】
GAME フェデラー【ドロップ処理ミス】

第五ゲーム【ノリー】【1-3】

15-0【フォアハンドストレートパッシング】
30-0【センターサービスポイント】
30-15【フェデラーフォアハンドアプローチショット】
30-30【とんでもないバックハンドストレートリターン】〇
40-30【フォアハンドアプローチショット】
40-40【ダブルフォルト】
AD ノリー【ワイドサービスポイント】
GAME ノリー【フェデラーストレートミス】

第九ゲーム【ノリー】【3-5】

0-30【リターンミス】
15-30【リターンミス】
30-30【】
30-40【ノリーバックハンドストレートミス】
40-40【フォアハンドクロスウィナー】
GAME ノリー【ワイドサービスポイント】

第十ゲーム【フェデラー】【5-4】

15-0【バックハンドストレート】
30-0【ノリーバックハンドストレートアウト】
40-0【ワイドサービスポイント】
SET フェデラー【サービスポイント】

第三セット

第一ゲーム【ノリー】

15-0【バックハンドアウト】
15-15【バックハンドネット】
30-15【バックハンドミス】
40-15【バックハンドミス】
GAME ノリー

第二ゲーム【フェデラー】【0-1】

0-15【ノリーネットに詰めてポイント】
15-15【リターンミス】
30-15【センターサービスポイント】
30-30【バックハンドからのアプローチでノリーポイント】〇
40-30【フェデラーが攻め切るがノリーもよくひろう】〇
GAME フェデラー【リターンミス】

第三ゲーム【ノリー】【1-1】

0-15【ノリー不運なイレギュラーで失点】
0-30【フェデラーしりもちつく】☆
15-30【ノリー良いフォアハンドクロスでウィナー】
30-30【サービス優位からのバックハンドストレートウィナー】
40-30【ノリーフォアハンド逆クロスウィナー】
GAME ノリー【フェデラーバックハンドクロスサイドアウト】

第四ゲーム【フェデラー】【1-2】

0-15【フェデラーバックハンドスライスクロスネット】
15-15【バックハンドアングルウィナー】〇
30-15【バックハンドウィナー】
40-15【バックハンドウィナー】
GAME フェデラー

第五ゲーム【ノリー】【2-2】

15-0【フェデラーストレートネット】
15-15【バックハンドストレートアウト】
15-30【フォアハンドミス】〇
30-30【フォアハンドクロスウィナー】
40-30【センターサービスポイント】

第六ゲーム【フェデラー】【2-3】

15-0【センターサービスポイント】
30-0【ワイドサービスポイント】
40-0【サービス&ボレー】
GAME フェデラー【サービス&ドロップボレー】

第七ゲーム【ノリー】【3-3】

0-15【フォアハンドクロスウィナー】
15-15【ワイドサービスポイント】
30-15【フォアハンドランニングストレート】
40-15【サービス優位からのフォアハンドクロス】
GAME ノリー【フェデラーバックハンドリターンミス】

第八ゲーム【フェデラー】【3-4】

15-0【サービスポイント】
30-0
40-0【ワイドサービスポイント】
40-15【フェデラーフォアハンドフレームショット】
40-30【ノリーフォアハンドの逆クロスウィナー】
GAME 【フェデラーリターンミス】

第九ゲーム【ノリー】【4-4】
0-15【フェデラー素晴らしいフォアハンドクロス】〇
15-15【センターサービスポイント】
30-15【ワイドサービスポイント】
40-15【ワイドサービスポイント】
GAME ノリー【ワイドサービスポイント】

第十ゲーム【フェデラー】【4-5】

15-0【センターサービスポイント】
30-0【長いラリー戦】☆
30-15【フェデラーボレーミス】
40-15【フォアハンドストレートウィナー】
GAME フェデラー

第十一【ノリー】【5-5】

0-15【ノリーチャレンジもアウト】
15-15【フェデラーフォアハンドフレームショット】
15-30【フォアハンドクロスアウト】
15-40【バックハンドストレートの精度〇】
30-40【バックハンドクロスサイドアウト】
40-40【フェデラーロブアウト】
AD ノリー【バックハンドリターンミス】
GAME ノリー【ワイドサービスポイント】

第十二ゲーム【フェデラー】【5-6】

0-15【フェデラーフレームショットアウト】
0-30【フェデラーバックハンドクロスアウト】
0-40【チャレンジ惜しくもサイドアウト】
SET ノリー【フェデラーフォアハンドストレートミス】

第三セット振り返り

ノリーが調子を取り戻し、ラリー戦が多くなったセットです。
第一セット、第二セットは正直全くお話にならなかったのですが、このセットは筆者が今まで見ていたノリーの姿がありました。

このままの調子が続けばフェデラーも厳しい戦いになりそうです。

第四セット

第一ゲーム【ノリー】

15-0【フェデラーミス】
15-15【ボレーがネットイン】
30-15【バックハンドリターンアウト】
40-15【フェデラーフォアハンドクロスサイドアウト】
GAME ノリー【ワイドサービスポイント】

第二ゲーム【フェデラー】【0-1】

0-15【ノリーフォアハンドウィナー】
15-15【ノリーミス】
30-15【フェデラー】

40-30【ドライブボレー】
GAME フェデラー【ワイドサービスポイント】

第三ゲーム【ノリー】【1-1】

15-0【センターサービスポイント】
30-0【バックハンドストレートネット】
30-15【フォアハンド回り込んで逆クロス】〇
30-30【ボレーミス】
40-30【フェデラーバックハンドネット】
40-40【フェデラーバックハンドのスーパーリターン】〇
AD ノリー【バックハンドクロスネット】☆
40-40【ノリーバックハンドクロスネット】
AD ノリー 【ランニングフォアハンドクロスフェデラーネット】
GAME ノリー【チャレンジ最高ワイドサービスポイント】

第四ゲーム【フェデラー】【1-2】

15-0【ワイドからのオープンコートウィナー】
15-15【回り込みのフォアハンドストレートミス】
30-15【サービスポイント】
40-15【スマッシュ】
GAME フェデラー【サービスポイント】

第五ゲーム【ノリー】【2-2】

0-15【ノリーバックハンドクロスアウト】
0-30【ダブルフォルト】
0-40【浅いフォアハンドミス】
GAME フェデラー【浅いボールノリー処理ミス】

第六ゲーム【フェデラー】【3-2】

15-0【スマッシュポイント】
15-15【フォアハンド逆クロスウィナー】
30-15【センターサービスポイント】
30-30【フォアハンドストレートネット】
40-30【センターサービスポイント】
40-40【長いストローク】☆
AD ノリー【パッシングショット】
GAME ノリー【バックハンド逆クロスウィナー】

第七ゲーム【ノリー】【3-3】

15-0【フォアハンドのチャンスボールウィナー】
15-15【ノリーバックハンドクロスアウト】
15-30【ノリーバックハンドアウト】
30-30【フェデラーロブアウト】
30-40【ネットミス】
40-40【フェデラーもノリーもチャレンジしたポイント】
AD ノリー【センターサービスポイント】
40-40【ダブルフォルト】
AD ノリー【フェデラーフォアハンドクロスネット】
GAME ノリー【フェデラーバックハンドスライスネット】

第八ゲーム【フェデラー】【3-4】

0-15【フォアハンドストレートアウト】
15-15【センターサービスポイント】
15-30【フェデラー回り込みのストレートサイドアウト】
30-30【フェデラーフォアのランニングクロス】〇
40-30【サービスポイント】
GAME フェデラー【バックハンドリターンクロスサイドアウト】

第九ゲーム【ノリー】【4-4】

0-15【バックハンドリターンアウト】
15-15【回り込みの逆クロスリターン】〇
15-30【フォアハンドストレートウィナー】
15-40【スマッシュポイント】
30-40【ワイドサービスポイント】
40-40【フォアハンドクロスランニングミス】
AD フェデラー【ノリーネットに当たってサイドアウト】
GAME フェデラー【回り込みの逆クロスからの展開】☆

第十ゲーム【フェデラー】【5-4】

15-0【ワイドサービスポイント】
15-15【バックハンドストレートネット】
15-30【フェデラー痛恨のフォアハンドアウト】
30-30【フェデラードロップボレー】
40-30【サービス優位からの回り込み逆クロス】

GAME AND SET MACTH フェデラー

第四セットの振り返り

お互いに1ブレークずつした最終セットでしたが、
4-4で二度目のブレークをしたフェデラーがそのまま最後のサービスゲームをとって試合終了となりました。

フェデラーにもミスは多く、ノリーは乗りに乗っている感じで調子を上げていたのですが、フェデラーが抑えるところを抑えて勝利を手に入れました。

正直第三セットの内容を見ているとこのまま逆転もあり得そうな試合展開でした。

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