【プリンス:ラケットのしなりが超絶気持ちいい】ファントム 100 XR-J PHANTOM レビュー インプレ

今回はプリンスのファントム100XR-J というラケットを3日ほど使ってみました。

このラケットはプリンスが独自の進化を続けている中でも異色なラケットですね。
なぜこの無駄な路線に入ったのだろうと思っていたのですが、とても良いラケットでした。

TeXtreme搭載の最薄16.5mmの強靭なシャフトとNew O-Portにより、高速スウィングを可能にした上級競技モデル。

こちらがメーカー説明文です。

本当最大の特徴といってもよいシャフト部分の薄さには脱帽しました。
こんなすげーなこのラケットと思いましたね。

画像を張り付けると
img_20161127_182027

こんな感じです。
一緒に使ったラジカルもフレームは普通~薄いくらいのラケットなのですが、比較にならないくらいファントムのほうが薄いですね。

さてでは、いつも通りスペックから判断に移りたいと思います。

スペックで判断

フェイスサイズ 100インチ
重さ 310g
バランス 310mm
ストリングパターン 16×18
フレーム厚 20-16.5mm

こちらがこのラケットの主なスペックです。
標準からみてやや重めでバランスはトップライト
ストリングパターンがやや粗く
フレームが薄いので
男性向けののラケットぐらいのスペックのラケットです。

黄金スペックのピュアドライブやピュアアエロ、ピュアストライク
スピードmp ラジカルmp
ウルトラ100などよりややハードなスペックですが、一般的な男性、パワーに自信のある女性なら扱える範囲にラケットです。

また、フレーム圧がかなり薄いので反発力がかなり低いのではないかと思うスペックですが、ストリングパターンがやや特殊な16×18です【一般的なラケットは16×19】
スペックから予想されるこのラケットは反発力抑えめのパワーラケットといった感じです。

では実際に使ってみたレビューに入りたいと思います。

実際に使ってみたレビュー 感想 評価 インプレ

このラケット実際に使ってみて最初に感じたことはなんといっても振り抜きやすさです。
シャフト部分のフレーム圧が16.5なのが大きく影響しています。
プロ野球選手のスイングの風切り音。かなり豪快ですよね。

このラケットでスイングすれば同じことが鳴ります。
ビュンビュンですね。

バボラのピュアアエロの売りはシャフト部分がアエロ形状と呼ばれる空気抵抗を極限まで減らした構造での振り抜きやすさなのですが、
このファントムは単純にフレームの薄さで実現しています。

プリンスはo3というぐグロメット部分がやたらでかいラケットを出したり、ほかのメーカーとはかなり違う大胆なことをするメーカーです。
そのせいで一回経営破綻も経験しています笑

しかし、攻めの姿勢を変えないですね。
このラケットの振り抜きやすさは間違いなく私が今まで使ってきたラケットの中で最高です。

あとは、スライスののりも素晴らしいですね。
プロスタッフシリーズもスライスはとてもボールをつかんでいる感じがあっていいのですが、
さらにそれを凌駕するスライスの掴み具合でした。
回転量もすごく多かったですし、素晴らしいですね。

ボレーもぐっとボールをつかむ感覚がありましたし、相手のボールに負けないです。

ストロークも打球感が柔らかくヒットする位置が遅れなければ相手のボールに負けることはなかったです。
振り遅れるとボールが飛びませんでした。

ピュアドライブやピュアアエロは多少振り遅れてもラケットの反発力でボールが飛んでくれるのですが、このラケットはそういうわけにはいかなかったですね笑
まぁこれが普通なんです。

振り抜きがとてもいいのでめったに振り遅れることはないとおもいますが、振り遅れたときはいいボールが飛ばないということです。
逆にちゃんとしたところでインパクトできたときは勝手にボールが飛んで行ってくれてラケットのパワーアシストを感じ、威力のあるボールも打てました。

かなり高評価のラケットです。
打球感は柔らかめでラケットがしなりホールド感があります。

ボールの飛びは高い弾道を通って急激に落ちる弾道ではなく、最後にぐっとおちる感じかフラットドライブベースの選手に向いていると感じました。

ボールの威力を出したいならそれなりのスイングスピードが必要なラケットですが、要は使い方ですから、
このラケットのスイングのしやすさとボレーとスライスのレベルはかなり高いです。

私のようなおっさんプレーヤーは体力ではわかいものに勝てませんから、ショットの多彩差やネットプレーをする人にはこのラケットとてもおすすめできます。

では次にこのラケットでおすすめのプレースタイルについて

このラケットがでプレーしやすい・向いているプレースタイル

①スライスの打ちやすさは神レベル
神レベルとは大げさとお思いの方もいらっしゃいますがとても打ちやすいです。
個人的にはプロスタッフが今までスライスのノリはベストかなと思っていましたが、今回のでこちらのファントムが一番になりました。
シングルスではもちろん、ダブルスでも十分に戦力になりそうな鋭いスライスが打てますし、回転量が多いいやらしいスライスもとても打ちやすかったです。

②ネットプレーヤーにおすすめ
ラケットのしなりが効いているため特に打ちやすく感じたのはバックハンドボレーです。
感覚的な話になりますが、バックボレーを打つときに硬いラケットだと自分の腕をしならすイメージで打つのですが、このラケットだとラケットが自動でしなってくれるので安定性が抜群でとても深くとりずらいボレーが打てました。もちろんフィーリングもとてもよかったので、ドロップボレーもお手の物。
コントロール性能も売りのひとつのラケットですね。

③振り抜きの良さは間違いなく現存ラケットで一番
これはシャフトの薄さでわかりますよね。
とても振り抜きやすいラケットでした。
今まではピュアアエロとグラフィンタッチスピードが振り抜きはいいなと思っていましたが、このラケットは圧倒的です。
スイングスピードに自信がない人に使ってもらいたいラケットです。

このラケットに適したガットとテンションを考えてみる。

このファントムは反発力の一点を見たときにピュアドライブやピュアアエロなどの反発系ラケットに劣ります。
今、そういった反発系ラケットを使っている方だとガットは反発系ガットがいいかもしれません。

ラケット自体は硬いポリエステルから柔らかいポリエステルなんでも大丈夫だと思います。

私の思いつく反発系ポリエステルだと
ポリツアーファイア
ハイぺリオン
ファイアストーム
アウトブレイク
ポリツアーエア
4gソフト
アルパワーソフト
hdアスタポリ
ぱっと思いつくのはここらへんですかね

個人的にはホールド感のあるガットを使ってさらにボールをつかんでいる感じを演出したらすごくいいだろうなと思っています。笑

ボールスピードを出すためには反発系ポリエステル。
さらに威力を出していきたいなら硬めにはなりますが4gやブラストなども選択肢になると思います。

いずれにせよ合わないガットはないと思います。

テンションは私なら48ポンドくらいにしますかね。
あまり硬いとこのラケットの特性が薄れてしまう気がします。

42~53ポンドくらいがこのラケットにはいいのではないかと思います。
もちろん感じ方は人それぞれですのでみなさんにあったテンションを探していただいたらいいと思います。

いかがでしたでしょうか。
コントロール重視、打球感重視、スライス重視、ボレー重視、スイングスピードを上げたい方。
これらをお求めの方にはとても良いラケットになります。

かなり高評価ですが、それだけのラケットだと今回感じました

プリンスは今は販売数が落ちてきて苦しいようですがとても良いラケットを作っているなと感じました。
これからは人気ラケットだけではなくにっちなラケットにも手を出していきたいとおもいますのでご期待ください。

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