
ヘッドの超ロングセラーモデル プレステージの最新 グラフィンタッチシリーズを一気にこの間使ってきました。
借り物のラケットでしたのでガットはモノフィラメントナイロンガット50pです
それぞれのスペック判断
グラフィンタッチプレステージMID
重さ320g
バランス310mm
厚み20mm
長さ27インチ
ストリングパターン16×19
フェイスサイズ93インチ
メーカー説明
マリン・チリッチ推奨のPrestige MIDは、最小のヘッドサイズながらPRESTIGEシリーズで一番重量があり、精度とコントロールを重要視するストレート・タイプのベテラン・プレイヤーに最適です。シリーズの他のラケットと同じく、革新的なグラフィン・タッチ・テクノロジーを備え、振動を抑えつつもしっかりしたフィールを実現。高級感あふれる洗練されたマット/つや出しデザイン、クロムのデカール、シースルーのカーボンファイバーによるデザインです。
グラフィンタッチプレステージシリーズで最もハードなスペックですね。
まだストリングパターンが18×20じゃない分だけ救いかなと思います。
ラケットの厚みもフェイスサイズも重さもすべてがハードヒッター向けのスペックとなっています。
グラフィンタッチプレステージMP
重さ320g
バランス310mm
厚み21mm
長さ27インチ
ストリングパターン18×20
フェイスサイズ95インチ
メーカー説明
RESTIGEシリーズの誇る精度に伝説のMPバージョンが加わり、一段とパワーアップ。独自の設計手法により、スピーディなゲーム展開を得意とするベテラン・プレイヤーにさらなる高レベルなコントロールと精度を提供します。シリーズの他のラケット同様、革新的なグラフィン・タッチ・テクノロジーを備え、振動を抑えつつもしっかりしたフィールを実現。また、究極のコントロールを与える18/20ストリング・パターンを採用しています。高級感あふれる洗練されたマット/つや出しデザイン、クロムのデカール、シースルーのカーボンファイバーによるデザインの、高級感ある高パフォーマンス・ラケットです。
※日本展開グリップサイズはG2-4となります。ご了承ください
MPも同じくなかなかに厳しいスペックのラケットです。
フェイズサイズと厚みはMIDよりも優しいスペックではありますが、一般的なラケットに比べると上級者向けのガットとなるでしょう。ストリングパターンだけを見れば18×20とMIDよりもさらにスイング速度が必要。
グラフィンタッチプレステージPRO
重さ315g
バランス315mm
厚み22mm
長さ27インチ
ストリングパターン16×19
フェイスサイズ95インチ
メーカー説明
究極の精度を誇るPRESTIGEシリーズを、抜群の攻撃力で代表するPRESTIGE PRO。ツアーバージョンは、オープンでダイナミックな16/19ストリング・パターンと革新的なグラフィン・タッチ・テクノロジーを特徴とし、優れたタッチと、振動を抑えつつもしっかりしたフィールを実現します。テクニカルなプレイヤーのために設計されたこのラケットは、クロムのデカールとシースルーのカーボンファイバーによる高級感あふれた洗練されたデザイン。攻撃的なプレイと安定した精度のバランスに優れたラケットで、ライン内ではなくラインを狙うプレイ・スタイルを可能にします。
上の二つのスペックよりもだいぶ優しいモデルですね。
他メーカーがツアーモデル【一般的に競技者志向の選手に出すラケット】として出すモデルくらいでしょうか。
なのでいかにMID MPが厳しいスペックかはわかる人にはわかるはず笑
このモデルも反発力は落としていてハードヒッターモデルと判断できます。
グラフィンタッチプレステージ TOUR
重さ305g
バランス320mm
厚み21.5mm
長さ27インチ
ストリングパターン18×19
フェイスサイズ99インチ
メーカー説明
Prestige TOURは、その名に恥じず大きな大会のコートでもスピーディなラリーで果敢なプレイを実現します。究極の精度に定評のあるPRESTIGEシリーズに大きめのヘッドとより広くなったスイートスポット、そしてパワーを加えました。さらに革新的なグラフィン・タッチ・テクノロジーを備え、振動を抑えつつもしっかりしたフィールを実現。プロ・プレイヤーとの共同開発により生み出した、洗練されたマット/つや出しデザイン、クロムのデカール、シースルーのカーボンファイバー。ビックポイントを恐れない若い攻撃的なプレイヤーに最適なラケットです。
やっと一般的なスペックレベルのラケットが登場しました。
ですが、このラケットストリングパターンが18×19なのです。。。
つまりは16×19のラケットよりもやっぱりハードになる。
他スペックは一般的ですが、ヘッドのラケット全体に言える反発力は落としつつ、さらにストリングパターンでツアーモデルに仕上げているモデルと判断できます。
グラフィンタッチプレステージS
重さ295g
バランス325mm
厚み22mm
長さ27インチ
ストリングパターン16×19
フェイスサイズ95インチ
メーカー説明
残念ながら公式ページに説明がありませんでした。
ようやく出てきた普通のスペックのモデル。笑
重さ、バランス、ストリングパターンともに黄金スペックにかなり近いモデルです。
やや厳しいスペックなのは厚みが22mmなのとフェイスサイズが95インチなところですね。
やはり、プレステージはSの名前がついているラケットでも一般的な黄金スペックよりも厳しいスペックになっています。
では次に実際に使ってレビューに入りたいと思います。
グラフィンタッチプレステージシリーズを実際に使ったレビュー 評価 インプレ 感想
まずはMIDから行きます。
93インチ320gとかなり厳しいスペックでしたが、ラケットの反発力もちゃんとあるなと感じました。
テンションが50ポンドと硬かったのですが、反発力を感じたのはボレーで低いところで取らされたときに面の真ん中で当たればスコーンとボールが飛んでくれました。ストロークもゆっくりなスイングでも真ん中に当たれば気持ちよいボールの伸びを感じることができます。サーブはチリッチが使っているのを見ていただくとわかる通り素晴らしいボールのスピード、コントロールを実感することができました。
しかしですね、重い。さらにスイートを外した時のボールの飛ばなさもさすがといったところ。プレステージシリーズはどこでボールをとらえるかによって飛び方も全く変わってきます。だから上級者向きといわれているところもあるんだと思います。さらにスイングをゆっくりでも最後まできちんと終えなければいいボールは飛びません。苦しい展開で振りきれる上級レベルのショットかスライスで逃げるの選択肢になると思います
ラケットの振り抜きはとてもよく重いを乗り切ればすっとラケットが出て問題ないのかなとも思います。
では次にMP。
MPですが、ボールの反発力はMIDよりも低いと感じました。
やはりストリングパターンが大きく影響していると思います。MIDもですがMPも普通のテンションで日本人ちゃんと扱えるの?
っていうレベルの難しいラケットと思います。語弊が起こらないようにいいなおすとこのプレステージの性能を生かし切れる日本人がなんいんいるのかってレベルです。やはり、振り切った時のボールの伸び速さ、コントロールどれをとってもほかのラケットで体感できるものではなかったです。素晴らしいが、それだけに使用者をめちゃくちゃ選ぶ。そういうラケットに感じました。MIDに比べこのラケットはジャストミートしたときにボール威力とコントロールは上になると感じました。
打ち心地は個人的にはMIDの方が上ですね。敷居的にはMP>MIDと思います。まだMIDの方が扱いやすかったです。
次にPRO。
PROは上の二つに比べて大分優しくなりました。
ちょっと重い黄金スペックの飛ばないラケットという具合ですね。
これなら一般競技者でも扱える!!と思います。
やはり一般的にハードヒッター向きレベル選手に限定されるラケットですが、
コントロールやボールの威力をキープしつつ扱いさすさも残るスペックでした。
ツアーはこれまたしんどい。
プロよりも扱いの難しさを感じました。
今のところ難しい順番に並べていくと
MP
MID
TOUR
PRO
の順番です。
原因はストリングパターンだと思います。
フェイスサイズが大きくなっても目が細かいとそれだけスイング速度が必要と思います。
ただ、MPに比べるとまだまだマシ。
ボールがアウトばかりのハードヒッターさんなんかにはちょうどいいラケットに感じました。
最後にS。
これが一番軽くて振りやすくてちょっと飛びが抑えられている。
残念ながら他モデルのような抜群のパワーは抑えられてしまってはいますがコントロールは同じようにしやすく反発力を抑えてくれているモデルと思います。
一般競技者が一番扱いやすいモデルですね。
私もこれなら試合で使えると感じました。
コントロールはラケットの特性上しやすくボールの威力も反発系ラケットに比べると出やすい。
スピン性能はモデル全体に言えることですが、アシストする性能は少ないと思います。
このラケットの優秀POINT!
①低反発。パワーヒッターやボールに威力を出したいプレーヤーに向いているラケット
チリッチが使っていることからわかるように扱いこなした時のボールの威力は本当に素晴らしいです。
また、ラケットから得られる情報量がとてつもなく多い。【ちゃんとスイートにあたっているかなど】だからこのラケットで練習すればちゃんと当たっているかはっきりとわかる。修行用ラケット【練習用ラケット】としては最適なラケットととも思います。低反発なのでしっかりとインパクトする必要もあるし、練習用としてこれ以上ない効果は発揮してくれそうなモデルです。
②スピンプレーヤーよりも圧倒的フラットドライブプレーヤーに向いている
このラケットスピンアシストはあんまり感じませんでした。スピンは自分でかけるもんだ!という上級者向けなんですが、女性でもフラットで打ちますよってかたもテンションを間違えなければ案外扱えそうなラケットです。フラットドライブでのボールの伸びは正直現存ラケットで最強です。高校生も大学生も反発モデルが主流な昨今ですが、こういった玄人向きのラケットでバチバチ勝ち上がっていく選手がいれば盛り上がるでしょうね笑
あとこのラケットで素晴らしい点は振り切ってもアウトしにくい。
というか私の場合はアウトミスはなかったと思います。
チャンスボールでひっぱたいてミスで流れが悪くなるというのは私良くあります。
打ち込んでもオーバーでアウトしないというのは個人的にはめちゃくちゃうれしいです。
③サーブに威力とコントロールを出したいプレーヤーに向いている。
ここは本当優秀です。サーブに限らず一定のスイング速度を越えてくるとものすごく威力も出るし、コントロールもしやすい。プレステージならでは唯一といってもいいかもしれません。
扱いこなせればテニスが楽しくなること間違いないです。
プレステージモデルの選び方
プレステージモデルをすべて使って選び方もかなり大事になると思いました。
まず、このラケットですが、ストリングパターンが細かいMPやTOURは一般プレーヤー辞めた方が無難と感じます。
ハードスイングする方でもMPよりも93インチのMIDの方がボールは飛ばしやすいし、伸びも感じやすい。
上級者向けのランク付けするなら
MID
PRO
S
この三つから選ぶのが個人的にはお勧め。
特に一般レベルのユーザーでプレステージを使いたい方はSが一番無難です。
Sがついているとはこれが黄金スペックに最も近いといえるでしょう。
細かいストリングパターンがあるラケットが好きな方やすでにプレステージのすばらしさをご存知の方は挑戦していただければいいと思いますが、初めて使う方は要注意です。
テンションに注意が必要
私今回はすべてのラケット50ポンドで使用しましたが、このラケットではナンセンスなテンションと感じました。
チリッチが何ポンドで張っているかはしりませんし、50以上もあの体なら当然かもしれません。
でも、私たちがこのラケットを使う上で少なくともテンションは45ポンド以下をはじめはお勧めします。
私の友人【インターハイ出場経験あり】はプレステージを38ポンドで使っていましたし、ポリでもナイロンでも42ポンドくらいで試すのが妥当と思います。
ラケットが飛ばない分ガットで調整するというのはよくあることで、40ポンド前後で使えば厳しいスペックのラケットですが、楽になり、コントロール、パワーに加え反発性も+されると思います。
王道ラケットで昔から人気のあるモデルのラケットです。
私の若いころなんては対戦相手がプレステージなだけでうっとなったものです笑
ラケット的には上級者向きの厳しいラケットですが、ガットの調整次第では扱いやすくもなりますので気になる方は一度手にとってみてはいかがでしょうか♪
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グラフィンタッチプレステージ MID 最安値一覧
グラフィンタッチプレステージ MP最安値一覧
グラフィンタッチプレステージ ツアー最安値一覧
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グラフィンタッチプレステージ エス 最安値一覧
最後にここまで読んでくださった方ありがとうございました♪