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このページについて
この記事ではガットの選び方のポイントやテンションの設定のコツ。
各性能を個人的な評価でランキング化しています。
二週間ほどかけて書いた力作で完全オリジナルコンテンツの内容となっているので是非最後までお読みください♪
ガットの選び方
そもそもガットの選び方ですが、今あなたが使っているラケット、ガットでどう変えたいか??
ということが重要です。
なのでこのページの私のランキングを見る前に今使っているラケットがどういうラケットで、どういうガットを使っていてこれからどうしたいのかを把握してからガットを選ぶと求めるものがわかると思います。
また、個々のスイングスピードによって合っているガットも大きく異なります。
スピンランキングではスイングスピードごとにあっているガットを紹介していますが、スピンがかかる原理はワイパースイングの動きができているか。インパクト時のスイングスピードによって決まります。
速いスイングスピードでワイパースイングができている方は競技者向けのスピンガットを使ってもいいですし、いや苦しい体制の時は全然振り切れないから柔らかいスピンガットを使おう。
でもいいわけです。
詳しくは後述します。
ラケットによる違い
ラケットはとてもたくさんのモデルが販売されています。
各メーカー実に様々なテクノロジーや素材でラケットを出していますが、あなたのご使用のモデルなんでしょうか??
高反発ラケット【フレーム厚が厚いことが多い】
高反発なラケットはフレーム厚が厚いことが多いです。
目安としては23〜26mmくらいのラケットは高反発なラケットと見ていいです。
またガットとガットの間が広いモデルも高反発で、高反発ラケットはガットとガットの間広いことも多いです。
フレーム厚が中間〜薄いラケットでも素材やテクノロジーの関係で十分な反発力があるモデルもあるので詳しくは私のレビューなどを見て参考にしてください。
反発系ラケットはしならないラケットがほとんどでボールスピードが出やすかったり、楽に飛ばすことができるのでガットを高反発や、シャープな打球感ものを使うことでさらにラケットの特徴を出すことができます。
飛びすぎる方は低反発なガットやホールド感のあるガットを使うことでバランスを整えることもできるので私のランキングを参考にガット選びをしてみてください。
低反発ラケット【フレーム厚が薄いことが多い】
プレステージや、ヨネックス、その他各メーカーのツアーモデルとされているラケットがフレーム厚が薄いラケットが多いです。
またフェイスサイズが小さいこと、ガットの間が狭いことも多いです。
17~21mmくらいの厚みのラケットが薄いモデルと判断してください。
一般的にこういったモデルは反発力が低く設定されているラケットが多いこと。
反発力が低いラケットを使っている方でスイングスピードが速い方は硬いポリや普通のポリを使っても一切問題ないと思いますが、
そうでない方は、反発力のあるポリ、柔らかいスピンポリ、もしくはナイロンガットを使うとうまくいくと思います。
今現在使っているガットとテンションによるところもありますが、もう少しとんでくれたらなーと思っている方にはちょうど良いガットになると思います。
フレームがしならない硬いラケットを使っている方
これはフレーム厚が厚いラケットに多いです。
例えば現行のピュアドライブ2018は前の2015年モデルよりは柔らかくなりましたが、フレームがガンガンしなるか。といわれると他ラケットの方が優秀です。なのでピュアドライブ2018年が硬いと思われたらガットがたわむ柔らかいガットを使うと柔らかさを得ることができます。
フレームがしならない代表格として現在思いつくのは
このあたりのモデルは全然しなりがありません。
ピュアアエロ2019は前作の2016のピュアアエロよりはしなりがあります。
こういったしならずすぐに反発するタイプのガットを使っている方で、もう少しホールド感が欲しいなと思われる方は、
柔らかいポリエステルやホールド感のあるポリを使ったり、ナイロンガットを使うことで、ホールド感を得ることができます。
また、現在のお使いのガットでもテンションを落とすことで調節できます。
フレームがしなるラケットまたは柔らかいラケット
フレームがしなるラケットは薄いフレーム厚のラケットに多い傾向があります。【柔らかいラケットも薄めのフレームが多いです】
しなるラケットに柔らかいポリやホールド感のあるガットを使用するとフレームの特徴と相まってより柔らかな打球感になります。
ですが、あまりにもラケットとガットの接地時間が長くうちずらく感じる方もいらっしゃいます。
そういう場合は、バランスの良いポリや、シャープな打球感のポリを張ることでフレームとガットでバランスを取ってあげることができます。
ここら辺がしなりのあるラケットです。
また、すでに使っているのですがレビューしていないクラッシュのシリーズはめちゃくちゃしなります。
ガットとガットの間が狭いラケット
こういうタイプのラケットの特徴としてスピンがかかりずらいです。
反発力は抑え気味。
扱うのにスイングスピードが必要なことが多く、競技者向けのラケットとなることが多いですが、
フェイスサイズが大きいタイプのラケットでもスイートスポット部分が細かいタイプのラケットがあるので注意が必要です。
こういうタイプのラケットを使っている方の多くはもう少し反発力と柔らかさが欲しいと思われることが多いと思います。
そういう方はそういうタイプのガットを下で紹介していますのでご覧ください。
ガットとガットの間が広いラケット
こういうタイプのラケットは総じてスピンがかかりやすいモデルが多いです。
そして反発力も強いです。
スピンもかかって反発力があっていいことづくめのような気がしますが、こういうタイプのラケットはガットも切れやすくなるのでそれなりのスイングをする方が使うとすぐにガットが切れてしまうこともあるのでそういう場合は耐久力のあるガットを使用する必要が出てくるかもしれません。
打球感がぼやけてコントロールしずらいと感じる人もいるのでそういう場合は柔らかくて球持ちの良いガットを使うことでバランスが整えられます。
加えて、フレームがしなるかしならないかで打球感や、反発力も変わります。
原則としては、先ほど書いたもので特徴としてはほとんどのラケットが当てはまりますが、たまにメーカーのテクノロジーや素材の影響でそうでないものもありますので、詳しくは、私が実際に使ってレビューしていますのでそちらでご確認ください。
ラケットの推奨テンションについて
ラケット毎に推奨テンションというものが設定されています。
多くのラケットは50-60ポンドの設定が多いですね。
この推奨テンションですが、基本的に無視してかまいません。
無視してはいけないのは高すぎるテンションにすることぐらいです。
ラケットの推奨テンションですが、出しているメーカーのガットが対象になっていますので、他メーカーの硬いポリには対応していない場合が多いです。
例えば私がヘッドのプレステージの93インチモデルを使うときに張るポリのテンションは41ポンドくらいです。
硬いポリを張るときは思い切って30ポンド後半にすることもあります。
30ポンド台を推奨にしているメーカーはまずないですが、私の周りにも競技者レベルでプレーしている方でそのくらいの設定の方もいますし、
40ポンド後半の方はもっとたくさんいらっしゃいます。
テニスにあまり詳しくない方で推奨テンション通り張られている方も多いでしょうが、テンションを下げる分には推奨テンションは無視して大丈夫です。
テンションの常識
ガットのテンションですが、スイングレベルによってかなり変動します。
高校生や社会人でバンバンラケットを振り回す人の相場は52-57ポンドくらいが多いです。
私の周りの趣味テニスプレーヤーに多いのは47-53ポンドの間くらいでしょうか。
40ポンド後半の人も多いです。
もちろん反発力の落としたタイプのラケットを使っている人は40ポンド前半の方もいらっしゃいますし、
ラケットの反発力が高くて飛びを抑えたい方はテンションを上げることで調整することもあります。
硬いポリは速いスイングでしか使えないのか??
硬いポリはスイングスピードがかなり必要になるので性能を引き出すのは普通の人には難しいと記事中に書いていますが、
硬いポリをスイングスピードが速くない方でも使える方法があります。
それは思い切ってテンションを落とすことですね。
例えば、ポリツアープロを使っている人がポリツアースピンを張るなら私なら3~5ポンドはテンションを落とすと思います。
アルパワーから4Gにガットを変えるのであれば同じくらいテンションを下げると思います。
ランキング中に硬いと言っているガットもテンションを調整することでだれでも使えるガットになりえますので、
是非テンションで調整してみてください。
プレーヤーによるガットの選び方
スイングスピードによるガットの選び方【スピン編】
スピンアシストのあるガットを選ぼうとしている方にとても重要なのがスピンを本来かけるのは強いインパクトによって生まれるボールの飛びを抑えるためということです。
なのでスピンは必ずしもかけなくてはならないものではなくて、普通にフラットでボールを打って丁度よいのならそれでも大丈夫なんです。
もちろん高いレベルでフラットベースのテニスで正確にコントロールするのは難しいことなのでプレーに安定性を求めるためにスピンをかけるのはありです。
そこでスピンアシストのあるガットを選ぶ時のポイントですが、あなたのインパクト時のスイングスピードとスピンがかかるワイパースイングができているかどうかということが大事です。
スピンがかかるスイングができることを前提として、そこからインパクト時のスイングスピードでスピンのかかる量が決まります。
なのでそもそもスピンがかかるスイングがきっちりできるかどうかで決まります。
どのくらいかかるかはインパクト時のスイングスピード。
細かくいうとボールの当たり方とかもあります。こすり上げるだけのスピンなのかボールをつぶしてスピンをかけるのか。
私が選んでいるスピンアシストガットの中で、柔らかいスピンガット~中間くらいポリまではこすりあげてうつスピンの打ち方でも十分にアシストを感じれるガットを選んでいますが、硬いポリエステルのスピンガットに関してはそれなりのスイングスピードとボールへのインパクトが必要になります。
スイングスピードに自信がない方は柔らかいガット~中間くらいのものを選びましょう。
スイングスピード自信がある人は、硬めのスピンポリエステルガットを選んでもいいでしょうし、スイングスピードがゆっくりになった時のために中間くらいスピンポリを選んでもいいと思います。
プロ選手から見るガットの選び方の実例
マリンチリッチ
マリンチリッチ選手といえば、2014年全米オープン決勝で錦織選手と戦った選手です。
その時は錦織選手に勝って、全米オープンで優勝しました。
そんなチリッチ選手が使っているラケットはプレスレージです。
低反発ラケットの代名詞といえるほど反発力がないラケットで、そもそも使うのに相当なスイングスピードが必要なラケットです。
こういうタイプのラケットで硬めのボールに伸びのあるガットを使うとさらにボールの伸びが出て、ボールの威力があがります。
ですが、扱うのがさらに難しくなります。【テンションを下げることで調整できます。】
チリッチ選手がこのラケットに選んだガットはアルパワーです。アルパワーは柔らかくて、ホールド感のあるガットで、プロの使用率NO1のガットです。本ランキングではテンション維持があまりよくなく、普段使いではおすすめできなかったのでランキング外となっています。
チリッチ選手は硬いフレームに対して、柔らかなガットを選ぶことでバランスを整えていることがわかります。
ラファエルナダル
ナダル選手はピュアアエロを使っているといわれていますが、2006か2009年のアエロプロドライブを実際には使っています。
アエロプロドライブはフレームがそれなりに柔らかさを持ちつつ、強い反発力を持つラケットです。
ナダル選手が使っているガットはRPMブラストです。
RPMブラストはすごく反発力の強いガットで反発力の強いラケットと組み合わせてナダル選手は恐ろしいパワーを出しています。
高い反発力の組み合わせでもオーバーしないのはとても速いスイングスピードでものすごいスピンをかけているからですね。
ラケットとガットの特徴を最大限に組み合わせていてそれを扱いこなしているのでプレーヤーの技量も相まっているので
素晴らしいショットを打ってますよね。
錦織圭
錦織選手は最近テニスラケットをウルトラ95CVに変えましたよね。
ウルトラの特徴としては前作のBURNよりも反発力を抑えてボールの角度をつけるのが狙いと考えていて、
錦織選手の狙いとしては速い展開でミスをせずにコントロールをつけるというものだと思います。
そこで選んでいるガットは諸説ありますが、エレメントと言われています。
エレメントは特殊なガットで速いスイングではしっかりとしたホールド感を感じられるガットで、反発力は高くなくコントロールがしやすいガットでもあります。錦織選手のセッティングは前作のBURNよりも反発力を抑えたラケットを使い、ボールスピードがでる4Gではなく、ホールド感と低反発でコントロール性のあるエレメントに変えたことで、
これもナダル選手とはまた別のラケットの特色とガットの特色を色濃くだした組み合わせと考えられます。
ジョコビッチ&マレー&フェデラー
マレーとジョコビッチですが、
マレーは昔のプレステージ
ジョコビッチは昔のラジカルを実際は使っている説の濃厚で、さらにカスタマイズで自分仕様のラケットにしているので、現行販売されているラケットで近いものはないですね笑。
わかっているのは重たいラケットで、スイングスピードが相当に影響されているラケットということです。
フェデラーもプロスタッフRF97ですが、中身は素材の比率を変えたり、市販されているものとは程遠いとメーカーの友人から聞きました。
彼らが使っているのはアルパワーシリーズのガットです。
もう何十年もセッティングを変えてない選手たちなので、感覚を変えたくないからいまのガットを使っているというのが一番の理由だと思いますが、セッティングとしてはフレームで重くパワーが出るものを使っているからガットでホールド感を出す。というのが狙いで、マリンチリッチ選手と同じ感覚で良いと思います。
ベーススイングスピードに合わせる
ポリエステルガット選びで重要なのがスイングスピードにあったガットを選ぶということですが、
どのスイングスピードに合わせるのかがとても重要になります。当サイトではベーススイングスピードと呼んでいますが、そういう名前はおそらくありません。
ここでいうベーススイングスピードとは安定して出せるスイングスピードのことを言います。
例えば、相手のボールが角度がついて走りながら打つショットではスイングスピードは踏み込んで打つショットに打つショットよりも遅くなりがちです。また、リターンでは相手のサービスが速いこともありストロークのようなスイングはできないこともあります。
自分のフルのスイングスピードにガットを合わせるのではなく、ベースにできるスイングスピードからガットを選ぶと自分にあったガットを選べると思います。
フェデラーはとても器用にショットごとにスイングスピードを変えて多彩なショットを打ちます。
ジョコビッチは速いスイングスピードで安定してプレーする選手です。
スイングスピードを安定して速くすることで高いレベルでプレーができるようにもなるので、ベースのスイングスピードを上げることは上達の近く道でもあります。
苦手なショット・得意なショットに合わせる
ガットの選び方の最後は苦手なショット、得意なショットに合わせるという考え方です。
フォアハンドはパリッとした打球感でシャープなものが好き。
バックハンドは柔らかい打球感のガットが好き。
おそらくこういう方は多いと思います。
テニスはミスをすればポイントを失うスポーツなのでポイントを得るショットよりも、簡単なミスをしないことの方が大事です。
高いレベルになるとまた違った話になりますが、ミスをしないことは競技者レベルでも趣味のテニスでも同じです。
なのであなたの苦手なショットでどういう性能のガットが向いているのか考えてる見るのも良いと思います。
柔らかくてホールド感のあるガットが良いのか。パリッとしたシャープな打球感のモノが良いのか。
おそらく、どちらかに合わせればどちらかに不満が出てくると思います。
その差を埋める練習をすることでよりプレーの質が上がるので得意なショットに合わせて苦手なショットを得意なショットで好む打球感に合わせるという考え方もあります。
それではお待たせしました。
ガットの性能別のランキングに行きたいと思います。
まだまだ長いですが、お付き合いください笑
ポリエステル
【ポリエステル:柔らかい】スピン性能ランキング

トリトンの第1の魅力はスイングスピードが速くなくてもスピンがかかるところです。

このガットもトリトン同様にとても柔らかいポリエステルガットで、スイングスピードを要求されることが無く
誰でも扱いやすいガットです。
スピン性能も良く、テンション維持以外の性能はとても高いです。

柔らかいポリに共通して言えることが反発力も強いことです。
ホークタッチは柔らかさがしっかりありながらちょっとボールの飛びを抑えてくれるのが特徴です。
上の二種類ではボールが飛びすぎると思われた方は使ってみる価値があるかもしれません。
【ポリエステル:中間】スピンランキング

堂々の1位に選んだガットはソリンコが作り出した5角形ポリエステルガット・HYPER Gです。
打球感はややシャープ。硬くは無いが柔らかいこともない中間的な硬さのガットでスイングレベルをほとんど選ぶことなくスピンアシストを感じることができるので万人がスピンアシストを感じることができるはずです。
ガットにスピン性能を求めている方は一度は絶対使うべきと言ってもいいほどおすすめできます。

第2位に選んだのは全体的なバランスに優れつつ、ホールド感に優れていてその球持ちの良さからスピン性能も良いポリツアープロを選びました。
もっと柔らかいスピンポリがあったので中間でのランク採用ですが、柔らかいランキングに入れても問題ないくらいに柔らかいポリで、ボールの伸びや威力も出しやすいのでALL IN ONEのガットです。

もっと柔らかいポリがあったので中間にランクインしていますが、このガットは中間のポリでランクインさせた中では最も柔らかく反発性があるガットです。
ボールの伸びも柔らかいスピンポリよりもしっかりでるので柔らかいポリで物足りない方はこちらで調性してみても良いかもしれません。
【ポリエステル】【競技者向け】スピンランキング

ラケットによっては相当なスイングスピードか低いテンション設定が必要になってくるガットです。
強打したときのボールの伸びとスピン性能は圧倒的パフォーマンスでスイングスピードに自信がある方は一度試してみてもいいかもしれません。

ツアーバイト同様に硬いポリエステルですが、速いスイングスピードでインパクトしたときのうなるようなボールは強力で魅力的です。
錦織選手がもともと使っていたガットで日本でも知名度、人気共に高いガットで有名です。

扱いこなせればこちらのガットもボールスピードと威力、スピンをかね添えたガットになりえます。
【ホールド感&柔らかさ】ランキング

打球感の柔らかさと強い反発性があるポリエステルガットで、今回はこのガットを第1位とさせていただきました。
柔らかいポリに欲しい楽に飛ばすという性能においてはこのガットが一番優秀と考えています。

ボールを柔らかく包み込んだ後しっかりと反発力も出してくれるので、ポリ入門者やポリで柔らかい打球感を求めている方にはとても良い選択肢の一つになると思います。

ナイロンでいう、エックスワンバイフェイズのほうな軽い打球感をポリバージョンで再現したイメージを持ちました。

エラストマー【ゴム】を素材に使いとても柔らかさを出してくれています。弾きの力がTCSとリンクスのほうが強かったため3位となっていますが、柔らかさだけで言えばポリツアーエアが1位といっても良いかもしれません。とにかく柔らかいポリが良い!と言う方は一度使う価値があるかもしれません。

しなるラケットが好きな方が好むガットと思います。ボレープレーヤーや合わせて打つ人は一度使ってみると気に入るかもしれません。
その他柔らかい&ホールド性のあるガット
【シャープな打球感】ランキング

ホールド感のあるガットとはまた違った柔らかさがあり、ラフ系統の方が楽に飛ぶと言う人もいます。シャープですが、硬くないポリですのでスイングスピードが速くなくても扱いやすいポリです。
その他”ラフ”と名前がつくガットは総じてあっさりとしていて柔らかい打球感のガットが多いです。この楽な弾きの感覚が好きな方もたくさんいらっしゃいますので、そういうタイプが好きかもしれない人は一度試してみてもいいかもしれません。
ラフと言う名のつくガット

ホールド性がなくすぐに反発する打球感が好きな人はブラックコード4sはすぐにインパクトしてからすぐにガットがボールを弾いてくれるのでお勧めできます。
ボールスピードも出やすいガットなのであっさりと速い打球が飛ばしやすいです。

パンテーラはシャープながらも打球感は硬くはなく、最大の特徴はボールスピードの出やすさになると思います。
スピンアシスト性はあまりないのでフラット、フラットドライブでプレーされた向きのガットです。

ブラックコード4sは反発力のあるシャープな打球感のガットですが、
ツアーバイトは真逆で低反発でシャープな打球感のガットです。ちょっと硬いですが、シャープで低反発なガットを探してる方は試す価値があるかもしれません。
【高反発】 ポリエステルランキング

パリッとした打球感でボールスピード・反発力に優れたポリエスエルガットです。現在お使いのポリがちょっと反発力不足で、パリッとした打球感のガットを使いたい方にお勧めできるガットです。

1位の選んだトルネードより柔らかく包み込むような打球感があるのが特徴です。パリッとした打球感が好きではない方はこちらのガットが良いかもしれません。

とにかく柔らかく、高反発。ただし、2位に選んだブラストと比べると速いスイングをしたときのボールの伸びでは劣ります。
その他高反発なガット
ランキングには乗せませんでしたが高反発なガットまだまだたくさんありますので参考に乗せておきますね。
【低反発&硬い】ポリエステルランキング

扱いこなせればすごいガットですが、一般プレーヤーはなかなか安定して扱えないガットだと思います。

扱いこなせればこちらのガットもボールスピードと威力、スピンをかね添えたガットになりえます。

打球感がパリッと硬く、低反発ですが、速いスイングでインパクトするか、テンションを下げて調節することでスピンアシストよりもボールの伸びを体感できるガットです。
他反発系ガットを使っていて、アウトが多い方は一度使う価値があるかもしれません。
ナイロンガット
ここからはナイロンガットのランキングのランキングを書かせていただきます。
ナイロンガットですが、モノフィラメントとマルチフィラメントをまとめてナイロンガットとさせていただきます。
【ナイロン:ホールド感&柔らかさ】ランキング

柔らかさとホールド性抜群ながらしっかりと弾く感覚もあり、マルチフィラメントに欲しい機能が全部盛りのガットです。

このガットはとにかく柔らかさとホールド性に特化したガットで、間違いなく柔らかさを感じることができます。
しかし、個人的にはあまりハードヒッターには向きません。
女性、やトーナメントに出ない男性にはおすすめですが、思いっきりうつとボールの伸びがいまいちに感じました。
1位に選んだNXTは、耐久性以外に関してはハードヒッターも満足のいく打球感が得られると思います。

ホールド性よりも打球感の柔らかさに特化したガットです。趣味でテニスされている方にはおすすめしやすいガットですが、競技者志向のプレーヤーにはボールの伸びがいまいちかもしれません。
【ナイロン:シャープな打球感】ランキング

柔らかく軽い打球感でボールを飛ばせるのが特徴のガットです。もちっとしたホールド感はNXTの方が優秀だと思いますが、あっさりとした打球感を好む方はこのガットをおすすめします。

シャープな打球感で反発性も抑えられているガットです。マルチフィラメントガットとしては耐久性にも優れているガットですので、
シャープな打球感で耐久性を求めている方におすすめしやすいガットです。

ポリとナイロンのちょうど中間に位置するガットで、最初に多くの方が張ったガット思います。打球感はシャープでパリッとしています。
ポリよりは柔らかいですが、マルチよりは硬い。
バランスは優れていて、さらに安価であるので普段使いにはお勧めできるガットです。
筆者個人的にお勧めなガット
ポリエステル

堂々の1位に選んだガットはソリンコが作り出した5角形ポリエステルガット・HYPER Gです。
打球感はややシャープ。硬くは無いが柔らかいこともない中間的な硬さのガットでスイングレベルをほとんど選ぶことなくスピンアシストを感じることができるので万人がスピンアシストを感じることができるはずです。
ガットにスピン性能を求めている方は一度は絶対使うべきと言ってもいいほどおすすめできます。

ブラックコードの良いところはテンション維持、硬さ、反発性のバランスが良いところです
特徴が際立っているガットではないですが、バランスが良いポリなので使いやすいガットです。

非常にバランスが良いガットなので個人的なランキングに加えておきました。
全体的なバランスが整っていながら柔らかさとパワーがあるので比較的誰でも使いやすいガットです。
ナイロンガット

マルチではちょっとパワー不足、モノフィラメントガットではちょっと高い。。。
と思われている方に使ってほしいガットです。

3位に選んだエックスワンバイフェイズも素晴らしいガットですが、個人的にはNXTの方が秀逸なガットです。

柔らかく軽い打球感でボールを飛ばせるのが特徴のガットです。もちっとしたホールド感はNXTの方が優秀だと思いますが、あっさりとした打球感を好む方はこのガットをおすすめします。
いかがでしたでしょうか。
200種類以上ポリガット使用してきた経験を活かして本気でガット選びのポイントや
それぞれの性能をランキング化してみました。
今度はラケット編も作ろうと思っています。
二週間かけてかなり一生懸命書いたので、参考になったと思っていただいた方はツイッターのフォロー、拡散していただけると泣いて喜びます笑
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