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商品情報
メーカー説明
TeXtreme×Twaronに加えATSを搭載することで、面剛性をアップし、高いコントロール性を実現。上部にスウィートエリアを拡大しスピードとパワー性能がアップした、フラットドライブで攻めるプレーヤー向け上級競技モデル。
テクノロジー
第二世代テキストリームカーボン。
テキストリームに新たにアラミド系繊維の一つである「トワロン」を組み合わせたハイブリッド素材。
通常のテキストリーム以上の剛性を持つことで、「球持ち感」を持たせつつ「スピードアップ」させることに成功した。
1:シャフトのフレックスを硬くすることなく、フェイスのねじれをさらに減少。
パワーとコントロール性のアップ
2:フレームの戻り(復元力)が向上。
ボールスピード、玉持ち感のアップ
3:不快な振動を低減
打球時の快適性アップ
4:衝撃吸収性に優れる
ヒジや手首への優しさアップ
テキストリームカーボンは千~数万本の炭素繊維が横に広げられた開繊糸を使用。薄い構造なので出来上がりの織物は薄く、また、表面の凸凹が少ないため組み合わせた時の強度も強くなる。
一般的に、炭素繊維が千~数万本の束になっているカーボン原糸の断面図は丸に近いもの。そのため、カーボン原糸同士を編み込むと丸と丸の間に隙間ができ、それが厚みとなり強度も下がることに。
インパクト時の衝撃を軽減し、ストリングスの振動を抑える2ピース構造のスロートを採用。
全体の86%のストリングがフレームの外側まで1直線になるようにグロメットホールを設定。スウィートエリアが(特にトップ方向へ)拡大。スウィートエリアとヒッティングポイントがリンクし、パワーとスピン性能をアップします。
パラレルホールの特徴
パラレルホール設計は、バンパーとグロメットのセパレート構造を必要とします。
フレーム上部やストリング面を手で叩くなどした場合、ストリングの種類やストリングが張られた状況によっては、ごくまれに、バンパーとグロメットのセパレート部分で共鳴音がする場合がありますが、プレイするうえでボールヒッティングとその結果には影響ありませんので、安心してパラレルホールテクノロジーの効能を実感ください。
グロメットホールの径を大きくし、ストリングスの接点をフレームの外側にすることで、ストリングの動きをスムーズにしてスウィートエリアをフェイスの全方向に拡大します。
シャフトに加え、フェイスの10時と2時にTeXtreme×Twaronを配置することで、ラケット上部の剛性が増し、ボールの推進性とコントロール性がアップ。
さらには、振動吸収性が増し、クリアな打球感で「掴んで弾く」性能が向上。
スペック
商品番号 | 7TJ102 |
発売時期 | 2019/11月 |
カラー | ブラック |
素材 | カーボン×テキストリーム×トワロン |
フェイスサイズ | 100インチ |
重さ | 305g |
バランス | 315mm |
長さ | 27インチ |
ストリングパターン | 16×18 |
フレーム厚 | 20-22-20mm |
スイングウェイト | 290g |
グリップサイズ | 1.2.3 |
生産国 | 中国 |
ファントム100 レビュー
O3ではない普通のファントム100ですが、かなりのパワーアシストがあるラケットでした。
使用感としてはまず相手の打球が強い時に面ブレが少なく思ったところにコントロールすることができましたので、フェイスの面の安定性は抜群でコントロール性能をしっかりと感じました。
使用していて気になった点は他モデルとはサーブの感覚が違い、素晴らしい伸びはあるもののただ頑張ってスイングしてもオーバー気味になる感覚を持ちました。
コツとしては押し出すサーブのイメージではなく、前の方で弾くように叩くとプレステージやグラビティのような重量級のサービスが飛んでくれます。
打球感はちょっと重めですが、ホールドする感覚があり、ハード気味だが柔らかさもあるラケットという印象を持ちました。
私が試した環境がブラックコード52ポンドだったのがちょっと硬かったかもしれません。48-50ポンドくらいのテンションで普通ぐらいのポリなら柔らかさももう少し感じられると思います。
振り遅れたときもスイングスピードが乗っていればしっかりとボールが飛んでくれますが、どちらかというと打点をしっかり前で毎回取れる方の方がラケットの特性を活かすことができると思います。
他のモデルと比較する
旧ファントムと比較
これ気になっている方かなり多いと思います。
旧ファントムと実際に比べてみましたが、打球感の柔らかさやラケットのしなりに関しては旧ファントムの方が圧倒的に優秀です。
新ファントムにも一瞬のホールド性を感じられましたが、旧ファントムは最初から最後まで柔らかいラケットなので比較にならないですね。
旧ファントムから新ファントムに乗り換えを検討されている方は注意が必要かと思います。
ボールの伸びや威力に関しては新ファントムは素晴らしいものがありますが、現在ファントムを使われている方はきっとラケットのしなりからくる打球感の柔らかさや取り回しの良さを好んで使われていると思います。
そういう方は型落ちで値段が落ちた旧ファントムを今のうちに買い足しておくことをお勧めします。
一方で競技者志向の方はテンションやガットを変えて調節して新ファントムを使用することも可能かと思いますので、挑戦してみてもいいかもしれません。
新ファントム100と新ファントムO3と比較
O3と普通のファントムの比較です。
レビューがここまで遅れてしまったのも実はO3のファントムを繰り返し使用していたからです。【ほんとO3は不思議な打球感ですので笑】
実は私のテニス仲間にもこのO3ファントムはたくさん使ってもらいました。
打球感が特殊だからです笑
その中で分かったのは普通のファントムに比べ、O3ファントムは厚く当てないとしっかりボールが飛ばないようです。
私はごりごりにフラットドライブでボールをとらえるタイプなのでむしろO3の方が飛ぶし、面にのっている感覚を覚えたのですが、ワイパースイングでスピンに重点を置いている方にはO3はちょっときついのかなと思います。
しっかりボールにインパクトすると個人的にはO3の方がよく飛びます。
ただ、なぜかO3の方が打点を前で取らないとコントロールの難しさを感じました。
また、回転系のアシストはO3モデルの方があるようで、普通のファントムに比べてボールの変化の量は多く感じました。それでいてしっかりインパクトしないといけないはちょっと不思議ですが、しっかりボールをインパクト出来るスイングを持っていて、
ボールに変化を出したい方はO3の方が向いていると思います。
O3モデルの方が反発性がありボールの変化が生まれやすく、しっかりとらえないといけないですがトリッキーなプレーをするのには向いていると思います。
スライスのノリはO3ファントムは素晴らしく、旧O3ファントムよりもするどく伸びとスピードのあるボールが行きました。
新旧O3ファントムの詳しい比較は次回のO3ファントムのインプレで上げます。
ボールの伸びは威力は普通のファントムの方が優秀で、反発力とボールの変化量はO3ファントムの方が優秀と個人的に思いました。
ピュアストライク100 2020と比較
フレームの厚みが似通ったラケットではありますが、使用感はかなり違うラケットと思います。
まずは、ラケットの柔らかさの観点ではピュアストライクの方が優秀と思います。
ファントムにも多少のホールド感はありますが、競技者志向のラケットのためホールドする時間は短くボールの伸びを出すのに性能を傾けている傾向があると思います。
一方でピュアストライクの方は反発力とホールド性に力を入れているラケットでありながらそれなりにボールも伸びるよという感じです。
扱いやすさはピュアストライク100の方がありスピンアシストも強いがことボールの伸びと打球感の気持ちよさはファントムには及ばない印象です。
エレベート98と比較
エレベート98とファントムはモデルとしては近いラケットと思います。
ボールの伸びを出すことが両モデルしっかりできます。打球感の特徴としてはおそらくエレベートの方がラケットの全体のしなりを感じると思います。
ファントムの方がしなりを感じる時間は短くボールの伸びを出しやすく、威力も出るのではないかと思います。
ピュアドライブVSと比較する
ピュアドライブVSもしっかりとボールを伸びつつ、反発力もあるラケットですが、ファントムと比較したときに思うのは、スピンアシストと反発力はピュアドライブVSの方があると感じます。スピンのアシストもピュアドライブVSが少し上の印象です。
打球感の柔らかさとしてはどちらもあまりホールド性がないラケットと思いますが、一瞬のラケットのホールド性はファントムの方が強く、打球感の心地よさとボールの勢いはファントムに分があるのかなと思います。
ウィルソン:BLADE 98 18X20 V7.0と比較
新作のブレードの18×20ですが、圧倒的に柔らかさではファントムにブレードの方が柔らかいです。フレームのしなりから振り遅れなどをカバーしてくれるのもブレード。
柔らかさの観点だと最近のラケットではブレードが最強。次にピュアストライク。
取りまわやプレーの安定性はブレードは非常に優秀です。
その代わりにファントムには相手の打球に負けにくい性質であったり、コントロールのしやすさ、ボールの伸びという特徴があります。
ファントム100の適正テンションを考える
ちょっと低反発気味のラケットなので使用者のレベルでセッティングが大きく異なりそうがラケットです。
ナイロンガットは柔らかいポリ+1~2ポンドくらいを目安にお考えください。
速いスイングスピード
【高校生でぶんぶんラケットを振る方や競技者レベルでプレーされている方を指します。】
硬いポリ
私は普通くらいの硬さのポリで52ポンドで使用しましたが、ちょっとしんどかったなと思います。
速いスイングスピードでは気持ちよさが半端なかったですが、そうでないときにちょっと飛びが悪かったので硬いポリエステルガットならば48ポンド前後で調整します。
柔らかいポリ
柔らかいポリならば50-53ポンドあたりで調節します。
遅い~一般的なスイングスピード
【草トーナメントレベルの方から初心者の方までを想定しています。】
硬いポリ
ガンガンスイングしない方は45-48ポンドくらいで調節するのをおすすめします!
柔らかいポリ
柔らかいポリなら48-50ポンドくらいで最初は試していただきたいところです。
ファントム100にマッチするガットを考える
ちょっと低反発でボールの伸びに特化したラケットなのでバランスを取りたいのであれば多少反発アシストに優れたガットか中間くらいの硬さのポリを使うとバランスがとりやすいと思います。
柔らかい系のポリならば
トリトン、ポリツアーエア、エクスペリエンス、ホークタッチ、
スピンアシストが欲しいのであればハイパーGもありですね。
ラケットの特徴としてはボールの伸びがでることなので、
かたくない系ならラピッドや、パンテーラ、ポリツアースピンG、ポリツアーストライクなんかを組み合わせるとラケットの特色と相まってより強烈なボールが飛ぶと思います。
また、打球感がかたくなるのでテンションの調節は必須になると思いますが、ツアーバイトや4G、ボルトなどのボールの伸びが強烈なタイプを使うと恐ろしいことになりそうです。
ガット選びはこちらのページで詳しく書いてますので参照ください。このラケットの優秀POINT!
ハードヒッター系競技者には最適なのでは??
最近使ってきたモデルの中では低反発系モデルの部類には入ると思いますが、
薄いフレーム【V CORE PROやプレステージ】に比べると反発力やホールド性をしっかりと感じられると思います。
それでいてこれらのラケットとひけをとらないボールの伸びを感じました。むしろ反発性がこれら薄いフレームに比べあるので反発性とボールの伸びがあいまってより良いボールが飛んでくれる印象でした。
最近使ったエレベートもこの部類のラケットですが、エレベートよりも低反発だと考えていて、より思い切って振ることもできるのでそういう意味でもハードヒッターにはおすすめしたいラケットです。
面ブレしないので相手のボールに負けない
これは特にボレーの時に感じたのですが、相手が強烈なストロークを叩き込んできたときに、しっかり面だけ作って当てれば相手のボールに負けないんですよ。これはストロークでも同じで相手のボールの威力に負けてちょっとアウトしたネットしたが個人的には激減してプレーの安定性は増したのかなと思います。
振動止めいらん
これは最近のラケットではほとんど必要ないとも思っているのですが、もともとわたしは振動止めを使用してテニスをしていたのですが、振動吸収性には非常に優れているラケットと思います。
クリアな打球感で必要な情報はしっかり手に伝えてくれる印象を持ちました。
また、振り抜きやすさですが、めちゃくちゃ薄いフレームですが、プレーをしている限りそんなにスイングスピードが上がったとは感じませんでした。
個体差もしくはスイングウェイトの関係かもしれません。
まとめ
・スピンはナチュラルにかかる。【かけようと思ったらしっかりかかりますがあくまで自身のスイングでスピンをかける印象です。】
・面ブレしない、振動吸収性に優れる。
・競技者向け【前作モデルよりは大分柔らかさと反発力を削っています。】
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ファントム100 最安値一覧
旧ファントム 最安値一覧
最後になりますが、ここまで読んでくださった方ありがとうございます♪