【2020】イーゾーン 100 ヨネックス インプレ レビュー 【硬さが減ったEZONEシリーズ】

今回は新作EZONE100と98【2020年発売モデル】をブラックコード48ポンドで数日に渡って使用しました。

今までのイーゾーンとは一線を画すモデルで扱いやすいモデルに進化していました!

商品詳細

テクノロジー

アイソメトリック

アイソメトリックテクノロジー

一般的な円形ラケットに比べ7%広いスウィートエリア
アイソメトリックとは、スウィートエリアを拡大させるヨネックス独自の形状理論。
縦横のストリングの長さを均等に近づけることで、一般的な円形フレームに比べ上下左右に広いスウィートエリアを実現。
30年以上もの間、世界のトッププレーヤーに愛され続け、数々のタイトルを獲得し、現在もなお進化を続けている。

ヨネックスの定番テクノロジー
四角形のフレームになっているのもこのテクノロジーのためです。

O.P.S

O.P.S

ヨネックス独自のO.P.S理論とは、シャフト部のフレーム厚を薄くし適度にしならせることによりボールのホールド性を高め、スピン性とコントロール性を向上させた独自の形状理論です。
 このしぶといしなりがスウィングエネルギーを充分に蓄え、強烈な高速スピンを実現しています。それと同時にしなりが衝撃を吸収する効果を発揮し、手に優しい打球感をもたらせます。

VDM(Vibration Dampening Mesh)

特殊なメッシュ状の新振動吸収素材「VDM」をグリップ部に内蔵。従来素材よりも広範囲にわたって使用することで、振動衝撃値が11%ダウン※し、打ち負けない衝撃吸収性を実現しました。
※従来品との比較・ヨネックス調べ

VDMはブイコアプロにも搭載されているテクノロジーで振動吸収性が半端ないです。
クリアな打球感を実現するための技術です。

新フレーム形状&エアロ断面形状

フレームには打球領域であるトップ部のストリング有効長を拡大した新形状とエッジを効かせ、フレームのたわみ量を7%※増加させたエアロ断面形状を採用。
オフセンターでも打ち負けない柔らかい打球感を実現しました。
※従来品との比較・ヨネックス調べ

M40X

シャフトに強度と弾性率の高さの両立を追求した新カーボン繊維「M40X」を使用。強度と弾性率の絶妙なバランスが面安定性を高め、ボールにスピードを与えます。
※トレカ®M40Xは、東レ㈱が開発した、相反する「高強度と高弾性率」の両立を極限追求した次世代炭素繊維です。

LINER TECH

ライナーテック

ストリングの可動量を増加させ、ボールを回転させるための食い付きとスナップバックを発揮。

メーカー説明

爆発的パワーと柔らかい打球感を高次元で両立。
スピードボールで攻める、オールラウンドモデル。

スペック

発売時期 2020年1月
品番 06EZ100
フェイス面積 100インチ
素材 高弾性カーボン+M40X+VDM
バランス 平均320(mm)
フレーム厚 23.5-26-22mm
推奨テンション 45~60(lbs)
重さ 平均300g
グリップサイズ 1.2.3
カラー ディープブルー

スペック的に見ると完全に黄金スペックモデル。
誰でも扱いやすいスペックのラケットです!

みんなのインプレ

生粋のダブルスプレーヤーさん

EZONE100とプロスタッフ97

普段使い プロスタッフ97CV 4G130 43.5ポンド
サブラケ ピュアドライブ2018

①ピュアドライブ2018との比較
まず、ピュアドライブとの比較ですがEZONE100の方がラケットのしなりやホールド感を感じて柔らかく感じました。コントロールもしやすいのですがボールの伸びや威力は下がったように思います。

②プロスタッフとの比較
⑴EZONE100の方がしなる。
⑵バウンド後の伸びが出ない。スピン過多になってしまう。
⑶スライスの乗りがよくてコントロールしやすい。ドロップショットが特に良い感覚でした。
バウンド後の伸びはプロスタッフの方がよかったと思います。

ラケットに慣れてないせいもあると思いますが、プロスタッフの方が全体的に扱いやすかったと思います。
またEZONEの方はしっかりスイングできた時とできなかった時で飛ぶボールの差がとても大きく、
毎回安定してスイングできない方には辛いのではないかと思います。

ほとんどスタテニ筆者と逆意見!!笑
生粋のダブルスプレーヤーさんは今筆者のコーチングを受けていますが、まだまだボールのインパクトとラケットワークが上手ではないので練習中です。

サーブは上手なのですごく良いボールが打てていましたが、ストロークのインパクトが薄い。ラケットワークが上手くないとラケットの旨味がやはり感じられないようです!

なりぞう☆

普段使い ピュアストライク100【2020】 ブラックコード 50ポンド
EZONE 100と98どっちも一緒に使っています。

ピュアストライクとEZONE100を比べるとどちらも反発力は十分にあるのですが比べるとピュアストライク100の方があると感じました。ボールの伸びは明らかにEZONEの方が出るのですがピュアストライク100の方がスピンアシストがあって思い切ってスイングできます。
打ち方が思いっきりフラットなのでEZONEだとものすごい勢いが出てくれるのですがちょっとだけアウトしてしまいました。

エースなどが多くとれるようになったのですが、安定感やスピンのかかりやすさや求められるスイングスピードが優しいという理由でピュアストライク100を使うと思います。

EZONE100はフラットで打ってもすごく気持ち良いのですが僕がコントロールするよりバンバン打ち込みたいタイプなのでフラットでコントロールをしっかりする人にはEZONEは威力も出てすごく良いと思います。

スピンをかける技術がしっかりしている人はEZONE98よりもものすごくスピンがかかると思うのでしっかり打ってスピンもしっかりかけたいという人はEZONE100は合いそうです。

なりぞう☆は自分でも言っているように軟式出身者なだけに超フラットでスピンをかけるラケットワークが上手ではありません。そうなってくると確かにピュアストライク100の方がスピンアシストが強いのでボールは収まりやすいようです。インパクトはしっかりできている分今後ラケットワークがしっかりできてくればEZONEで化けそうな印象もありますが、今回はピュアストライク100でSTAYするようです!

インプレ

打球感

打球感は掴む感覚が強いです。
摑み取れ、そのパワーをというのがラケットのキャッチコピーなのですがそれに相応しいラケットでヨネックスらしいパワー【ボールの伸びや威力】を出しつつラケットのしなりやホールド感を上手に組み合わせていると思います。

ラケット全体で見たときに柔らかさの観点で見ると最高レベルとは思いませんが、ボールを潰す、もしくはまっすぐとインパクトする人にとってはホールド感を感じながら気持ちよく打てる打球感のラケットだと思います。

反発性・ボールの伸び

反発性に関してはこれも他それに特化したラケットに比べると最高レベルではありませんが、ヨネックスラケットの中では強い反発性があると思います。

ボールの伸びや威力に関しては素晴らしいと思います
vcoreのように推進力に優れていて相手方向に伸びるボールも打てますが、加えてスピンアシストが強いのでうねりながら変化を出して伸びるボールが打てる印象です。もちろんフラットベースでも良いのですがそれだとvcore proやvcoreの方が質が高いボールが打ちやすいかなと考えています。

スピンアシスト性

スピンアシスト性は強いラケットだと思います。
しっかりとしたインパクトをしてスピンをかけることで伸びも変化もしっかり出てくれます。
ラケットワークをする暇がないときでもまっすぐにラケットを出せば相手ボールに負けずに返球できるところも魅力的です。

また、反発性にも関係しますが相手のボールが低い時や浅い時にボールの引っ掛かりや反発性、スピンアシスト性があり低い弾道にはなりがちですが威力のあるボールが飛びやすかったです。
この点は前作のイーゾーンではしんどい部分だったのですが新作のイーゾーンでは柔らかさやボールの引っ掛かりなどの性能が強くなっているので返球のしやすさが目立ちました。

インプレまとめ

ラケットの特徴としてはヨネックスはフラットないしフラットドライブ気味ボールをインパクトしないとラケットの性能を引き出せないラケットだと思っています。

2020年のイーゾーンもボールの引っ掛かりが強くなりスピンアシスト性は高くなっていると感じましたが、それでもスイングの軌道がワイパースイング過多のスイングだといいボールが飛びにくいと思います。【スイングスピードが早い方は大丈夫です。】

旧作のイーゾーンも含めて現行のV CORE PRO やVCOREも同じくフラットドライブ気味にボールをインパクトできる方にオススメのモデルではありますが、違いとして同じフラットドライブ気味にインパクトする場合に置いてスピンアシストが強いので早いスイングスピードではなくてもスピンアシストを享受しやすいと考えています。

・フラットドライブ気味にボールを打って伸びと変化を出したい方。
・VCORE PROやVCORE・旧作のイーゾーンよりもホールド感を出したいと思ってる方

またプレーとしてはボールの伸びを優先しつつ、スピン系統の充実させたい方にお勧めできるモデルだと思います。

他モデルと比較する

V CORE PRO 100と比較する

V CORE PROとの比較ですが
ボールの伸びとしては扱いこなすことができるのであればVCORE PRO100の方が優秀でイーゾーンよりもライナー性のボールが飛びやすいです。【スイングスピード早かったりやラケットワークが上手であれば湾曲するスピンはもちろん打てます。】

イーゾーン100の印象ですがVCORE PROの性能を持ちながらホールド性とスピンアシスト性を追加しているモデルであると考えています。

V CORE PROの方がコントロール性やボールの伸びや威力をレベルの高い使用者が扱いこなした時により出せるイメージで。
新作のイーゾーンをかなり優しくして柔らかさとスピンアシストがあるラケットのイメージです。

V CORE 100と比較する

V CORE持っていますがちゃんとインプレしておりませんでした。
近日中に記事にしたいと思います。

お前どんだけ記事書くのさぼってたんだよ笑

V CORE100との比較ですが
まずは打球感の違いについて書きたいと思います。

個人的に思っているところでは、VCOREも柔らかいのは間違いないです。
ですがラケットがしなる感覚はVCOREはあまりなく素材の柔らかさというよりはテクノロジーによって柔らかさを出しているモデルであると思っています。なのでボールにパワーを伝える効率が良くズドンと重たいボールが飛んでいく印象のラケットです。

イーゾーンの方はシャフト部分やフレーム部分のしなりを感じることができます。そのしなりを利用してスピンをかけたりしんどい時にラケットのアシストを感じることができます。

飛ぶボールの違いは
VCOREの方は使用者のスイングレベルやラケットワークの技術にもよりますが比べると相手方向に伸びる重たいボールが打ちやすい印象です。もちろんラケットワークが上手な方は重たいボールを打ちつつスピンを自分でかけて安定性もしっかりと出しています。

一方でイーゾーンはボールの伸びもしっかりと出ますがスピンアシスト性もあり、バランスに非常に優れたモデルになると思います。VCOREにはボールの伸びや重たさといった強い特徴があり、一長一短ありますが、イーゾーンにはボールスピードや変化量といった魅力がある印象です。

なおVCORE PROはイーゾーンをよりハードスペックな印象です。

ピュアストライク100と比較する

ピュアストライク100とイーゾーンの比較ですが個人的に大きな違いは扱いやすさとボールスピードの違いになると思います。

両モデル使ってボールスピードや威力が出たのはイーゾーンでした。
である一方で柔らかさと扱いやすさと遅いスイングスピードでもスピンアシストを感じることができたのがピュアストライク100です。

イーゾーンも難しいわけではないラケットなのですが、個人的にはピュアストライク100の方がラケットのアシストを感じることができるラケットでした。

ブレード 18×20 V 7.0と比較する

イーゾーンとブレードの違いはフレームの柔らかさが一番になると思います。
今作のイーゾーンも柔らかくなったといえど今作のブレードの方がはるかにフレームのしなりを感じることができます。そういう意味でブレードはどなたでも扱いやすいモデルだと言えるでしょう。

ボールの変化量もブレードは素晴らしくスピンアシスト性能も高いラケットです。
である一方でイーゾーンにはボールの伸びや鋭いボールながらボールの変化も扱いこなすことができれば高いレベルで表現することができます。
ブレードの取り回しの良さを上手に使ってプレーすることも良いでしょうし、EZONEの攻撃的な性能をうまいこと扱いこなして高いレベルでのプレーを目指すのも良いと思います。

イーゾーン【2020】の処方箋

イーゾーンは柔らかくなっていると言えどフラットドライブ気味に分厚いインパクトができないと扱いなすのが難しくなってきます。なので厚くインパクトできていなくても扱いこなしやすいような柔らか目のポリを最初には推薦したいとおもいます。

ヨネックスで言うのであれば
ポリツアープロ
ポリツアーエア
ポリツアースピンGあたりなら失敗がないとおもいます。

テンションは46〜50ポンドくらいで最初調節していただければと思います。
私もブラックコードを48ポンドで使用しましたがちょうどよく次回使うときも同じテンションで張るとおもいます。

このラケットの優秀POINT!!

ボールの威力や伸びと一緒にスピンアシストを。それでいてしんどすぎない

2020年イーゾーンを使って前作のイーゾーンよりもかなり優しくなったモデルだと感じました。
前まではテンションをよほど落とさないと競技者向けモデル過ぎる感が否めなかったのですが一気に一般ユーザーがしっかりと扱える範囲になったと感じています。

前のEZONEの魅力だったボールの伸びや威力を継承しつつスピンアシスト性やホールド性を追加していてちょっと扱いはちょっと難しいけど恩恵は大きいラケットになったと感じています。

低いボールが鋭く持ち上がる

これは実際に試合で使用していて感じたことなんですが、相手のボレーが浅くなった時の処理が非常に楽になりました。スイングスピードほどほどにラケットワークをしっかりとさせることでするどく相手に返球しやすく、ボールが甘くなりにくかったです。攻撃的なショットにおいての恩恵はヨネックス素晴らしいです。

サーブの威力はえげつない。

最近使ったラケットの中ではやはり同じヨネックスVCORE PROと同等くらいに威力のあるフラットサービスを打つことができました。
柔らかさ重視のラケットほど柔らかくもないですが十分な柔らかさ【当て方次第のところもあります】を持ちつつ
これほど伸びを感じられるラケットもなかなかないのでボールの伸びと柔らかさのバランスは素晴らしいと思います。

いかがでしたでしょうか。
優しくなったEZONE100。
まだちょっとだけ競技者思考な感じもありますが、テンションやガットの選択次第では誰でも扱いやすいラケットで、ボールの伸びとスピンアシスト性能もしっかりと感じられるラケットでした。

私自身も普段使いにしたいラケットレベルに感じたのでこれからも使用したいと思います♪

最後にここまで読んでくださった方ありがとうございます♪

EZONE100をラボする

ハイパーG【2020/08/01】

イーゾーン100とハイパーgの組み合わせ インプレ

ハイパーGの狙い【50ポンド】

・優秀なラケットとスピンアシスト性抜群のラケットでどうなるのか試したかった

まず、50ポンドで張って感じたのは良く飛ぶこと。
そして良く飛ぶのを抑える感じでスピンをかける必要があったと思います。
ちょっとアウトを気にしながらのスイングになってしまったのでイーゾーン100にハイパーGを張るなら52ポンド~くらいが妥当かなと思います。【真夏の環境での話で冬ならちょうどよいかもう少し下げる】。
スピンを意識すると良く飛ぶセッティングを抑えにいくので深くてぎゅっとボールが落ちてかなり攻撃的なストロークになりました。ヨネックスに多い低くて鋭い弾道ではなく、高い弾道でぎゅっと落ちるボールです。

ハイパーGの結果【50ポンド】

・50ポンドでは反発力が強くアウトを少し気にする必要があった【真夏の環境下】
・52ポンド~でちょうどよいのではないかと思います。【人によりますが一般的なスイングレベルなら同じ感想かと】
・反発力を抑えるスピンをかけてあげるとスピード+変化で強いセッティングに。

全く同時のタイミングでイーゾーン100とブレード【2020・18×20】ハイパーG50ポンドを使ったのですが、
イーゾーンの方がボールの伸びを感じた
一方でブレードの方はスピンアシストが高く、安定感が出しやすかったぜ。

イーゾーン100はスピンアシスト性もあって攻撃的なプレーがしやすく、
ブレードはスピンアシスト性があってフレームの柔らかさがっつりで安定性が出やすいラケットだと考えられるぜ!

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