
往年の名作ラケットです♪
筆者が購入したのはジャパンリミテッドカラー。
ノーマルカラーはブラック&グリーンです!
Contents
ユーチューブ
テクノロジー
テキストリーム×トワロンテクノロジー
第二世代テキストリームカーボン。
テキストリームに新たにアラミド系繊維の一つである「トワロン」を組み合わせたハイブリッド素材。
通常のテキストリーム以上の剛性を持つことで、「球持ち感」を持たせつつ「スピードアップ」させることに成功した。1:シャフトのフレックスを硬くすることなく、フェイスのねじれをさらに減少。
パワーとコントロール性のアップ2:フレームの戻り(復元力)が向上。
ボールスピード、玉持ち感のアップ
3:不快な振動を低減
打球時の快適性アップ4:衝撃吸収性に優れる
ヒジや手首への優しさアップ
ATS【Anti-Torque System】
シャフトに加え、フェイスの10時と2時にTeXtreme×Twaronを配置することで、ラケット上部の剛性が増し、ボールの推進性とコントロール性がアップ。
さらには、振動吸収性が増し、クリアな打球感で「掴んで弾く」性能が向上。
CTS
グリップ上部からフレームトップ部にかけて均等に厚みを増していくフレーム形状により、スウィートエリアがトップ方向へ拡大します。さらに、フレックスポイントから打球点までの距離が長くなるため、フレームのしなりによるパワーがアップします。
BOX FRAME
フレーム全体をボックスフレーム(四角形状)構造にすることで、フレームの捩れを大幅に軽減し、優れた面安定性と高いコントロール性能を生みだします。
スペック
商品番号【品番】 | 7TJ107 |
商品名 | ファントムグラファイト107【PHAMTOM GRAPHITE】 |
発売時期 | 2020年5月 |
素材 | カーボン+テキストリーム×トワロン |
フェイスサイズ | 107インチ |
バランス | 310mm |
重さ | 305mm |
長さ | 27インチ |
フレーム厚 | 21.5-20-17.5mm |
グリップ | RESI TEX TOUR |
グリップサイズ | 1・2・3 |
ストリングパターン | 16×19 |
推奨テンション | 45-53-61lbs |
推奨ストリング | EMBLEM CONTROL |
スマートセンサー | 対応 |
スイングウェイト | 290 |
価格 | 40700円税込【10%時】 |
メーカー説明
伝説のラケット「GRAPHITE」が素材、構造を変え、現代テニスに対応する攻撃型ラケットとして登場。21.5-17.5㎜のCTS構造、TeXtreme × Twaron + ATSが生み出すパワーとスピン。独特のクロスバーが最高のコントロールを可能にする勝つためのラケット。よりスピン性能を求めるプレーヤーに!
インプレ
フォアハンド、バックハンド、ボレー、サーブどれをとっても心地よい打球感です。特にバックハンドのスライスは無重力【言い過ぎ】のような軽さで乗ります。
ボレーも合わせるだけで飛ぶし、一度面にボールが当たってからコースを変えれるのではないかと錯覚するくらいの打感です。
反発性は十分にあります。少ない力でボールを飛ばせるので使い手を選ばないラケットと言えるでしょう。
伸びは強くはないと思います。特に感じたのはサービスでフラットサーブの伸びを出すのに個人的にかなりスイングしないといけないと感じています。
回転系サービスも良くも悪くも回転がかかりすぎる印象。
ストロークも同様に柔らかさと回転量の多さで伸びが出しずらいイメージです【もちろん当て方で調節できますよ!】
スイングスピードが早くなくてもスピンのアシストを感じられること。
打球感が柔らかいこと。
107インチで反発性もしっかりあること。
スピンのアシストの恩恵を受けつつ柔らかさと反発力も欲しいならいいラケットですね。
私のような草トーナメント上級レベル程度【自称】までokだけどガットとテンションのセッティングで状況も変わりそうなラケット。ハードヒッターが使うなら威力を多少落として安定感を出す目的で使うタイプのラケット。
コントロールプレイヤーならラケットの反発力とコントロール性能を活かすラケット。
趣味のテニスならとにかくテニスを楽しくしてくれるラケット。
こんなイメージのラケットです
各ショットで見る!
サービス・スマッシュ
インパクト時に弾き出すようなイメージで打てば速度も回転数も増えたので打ち方のイメージが必要になってきそうですねラケットの特徴的にフラットサービスは不向き【もっと弾きの良いガットにするかテンションを高くすることで調節可能】な印象でした。スライスサービス、スピンサービスは変化が大きすぎてスピード不足に。
一番よかったのはできるだけフラット気味に分厚く回転系サービスを打つと、速度を保ちつつ変化も生まれました。
回転を多くかけようとしすぎると回転過多で伸び不足に陥る可能性もあるので調節が必要かもしれません。
ストローク
ストロークはものすごくコントロールがしやすかったです。特に弾道のコントロールがイメージに近いものが行きました。サーブと同様に伸びや威力よりは回転数や安定感を出すのに向いている印象ですが、リターンなど相手の速いボールに対して振っていけば十分なボールが打てました。
ストロークとしては一発を狙うハードヒッターよりは安定感を出してコートを広く使いたいプレーヤー、ネットをとるまでの安定感や粘りを出したいプレーヤーにあってそうです
あとはスライスの無重力【しつこい】を感じたい人は是非ですね笑
ボレー
しっかりと乗るので回転数を増やしやすくて個人的にボレーは完璧。もう少し高いテンションで調節するとなおよかったと思います。
チャートで見る!
反発力 |
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スピン |
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伸び・威力 |
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柔らかさ |
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コントロール |
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振り抜き |
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他ラケットと比較する
ファントムグラファイト100
印象としてはファントムグラファイト107はスイングスピードが早くなくても手軽に扱え、
ファントムグラファイト100は一定のスイングスピードor当て方orテンションとガットの調整が必要なイメージ。
スイングスピードが速いかあたりが厚ければ気持ちよく扱えるが、スイングスピードが遅くてインパクトが薄い人が使うと飛びが悪くなるのではないかと思います。
飛ぶボールは107に比べて威力も伸びも重さも出てより競技者向けのモデルになっていると思います。
ファントム100
現行のファントムは少しフレームを硬くしてボールの伸びや威力を出せる仕様にしているラケットで、
ファントムグラファイト107は柔らかくて反発力のあるモデルなのでラケットの性格が根本的に異なります。ファントムPRO「ファントムの旧作」の方が107に似ていています。
ファントムPROの方が柔らかさの要素を少し減らしてパワータイプのラケットの印象です。
ウルトラツアーチーム
両モデルを使い比べて感じた違いは
弾き感→ウルトラ
反発力→ウルトラ
回転数→ファントム
ボール伸び→ファントムどちらも近いのですが弾き感はウルトラ、ホールド感はファントムの方が良いかなと思います。
ファントムグラファイト107の処方箋
試合をした時にもう少しだけ威力を出したいと感じてしまいました。テンションはあと3ポンドほどあげてパリッとした反発系ポリにするか低反発系ポリにしてスイングを頑張るかして調節するともう少し伸びが出ると思います。気になるので近日中に追記の形で記事に付け加えたいと思います。ラリーするだけならおそらくなんの不満もなくプレーできるのですが、試合になるともう少し出したい時に威力を出したいという方もこのラケットを使っていると出てくると思います。そうした時はすこしテンションを上げて反発系ポリで調節するか、反発力の低めのポリでスイングでパワーを伝えてあげるかしてあげると良いでしょう。
反発系ポリ→トルネード、ポリツアースピンG、ラピッドなど
低反発系ポリ→ツアーバイト、ホークなどまた、ちょっと持ちすぎる、乗りすぎるという方はパリッとしていて球離れの速いガットを選んであげましょう
球離れ速いガット→モノタイプナイロン全般、ポリツアーファイアなど
どんな人にオススメ??
楽だし、柔らかいし、スピンかかるし。
ドロップショットやスライスなどの小技もしやすく遊びの面でも役立ちそうです。競技者向けとしては使い方次第ではもちろんいけると思いますが、工夫が必要かなと考えています。同じ反発系モデルを使っていて、アウトが多いっていう方にはオススメしやすいかもしれませんね。ラケットの柔らかさが抜群なのでアシストしてくれると思います。
終わりに
個人的にはすごく良く考えれたラケットを出しているメーカーだと思っています!
我々のようなエンドユーザーがグッとくるようなラケットが多い気がしますね!
ファントムグラファイト107をラボする
グラファイト107×プロレッドコード 追記7/12
なのでプロレッドコード1.25mmを54ポンドで張り替えて再度インプレを試みました!使用した日は雨パラパラコートは濡れている雨の日です!
下に初回のブラックの画像も張っておきます
それでもファントムグラファイト107は柔らかいですね。ちょっとびっくりです。
反発性も前回よりも落ちましたがまだまだ健在。ボールの伸びはよくなりましたがまだ物足りなさを感じました。【ボールが濡れていたからかもしれません。】ただ、50ポンドで張り替えた前回よりは伸びを感じられたのでセッティング自体は成功と言えるでしょう。もう少しテンションをあげてさらに硬いガットで試して見ようかと思います。
【次はおそらくツアーバイト1.25mmになると思います。】
次回はツアーバイト1.25mmを57ポンドで張り上げて使用します!ご期待ください♪
ファントムグラファイト107×NXT16
ファントムグラファイト100に張ったついでに107にもNXT16を張ってしまったので次回ツアーバイトのインプレをするから待っててくれ!NXT16を46ポンドで張り上げているぜ!
使用環境は晴れ。コートは乾いているオムニコート!
前回は高いテンションで張っていましたがあえて今回はテンションをガクッと下げて46ポンド。
一言で言うと全てが包み込まれる打球感です。
ストロークでもボレーでもサービスでもさらに面の上に乗っている時間が長く感じボールの回転数も増しました。
緩くテニスするならもう個人的には完璧なラケットです。笑
シングルスをしている時に使ったのですが、相手が速いボールを打ちまくって来ていたのですが、スライスをうまく使って自分のペースに相手を引き込むのが楽でした。それなりにスピードのあるスライスも回転数で滞空時間を多くするスライスも打ちやすく良い意味で自分勝手なプレーができました。
一発で決まることは私の場合はほとんどなくて相手がスライスを取れないレベルで強打してきたら次の手はなく負けていましたね。
相手のレベルが高すぎると後手後手に回りそうな気もしますが趣味でやる程度なら良いセッティングで楽しかったです♪
次こそはツアーバイトを張ってインプレさせるから皆んな待っててくれ!
ファントム グラファイト 107×RPMパワー【2020/07/20】
テンションは57ポンド。
天候は晴れで5時間試合オムニコートで使わせたぜ!
まだスライスや、ボレーのホールド感やノリ感は感じることができましたがそれでも低反発。
ストロークはけっこう振らないとボールが飛ばなくなっていました。打球感も大分硬くなっていて、競技者レベルのスイングスピードがしっかり求められていると思います。
私は周りのガチな感じに流されながらボロボロになりながら試合を続けていました。
これが一つの目安【快適な打球感の】になりそうだな。次はどんなガットで試してみるんだ??
実はすでに張り上げていて、今日テニスできそうなら使うつもりです!
- RPMパワー57ポンドではファントムグラファイト107の柔らかさはほとんどなくなる
- ボールの伸びは期待するほど出ない
- かなりスイングスピードを要求される
ファントムグラファイト×トリトン【2020/07/21】

天候晴れで3時間ほど筆者に使用させているぜ!

スイングレベルを上げるよりは相手に合わせたボールを打ったり、たまにチャンスボールを出してあげたりなどのみんなで楽しむテニスだったのでファントムグラファイト107はバッチリなラケットでした。
ボールの伸びや威力を出しずらい反面コントロール性がよく早いくないスイングでも扱いやすいからです。
ちなみに同じタイミングでピュアドライブVSにハイパーGを張った物を使ったのですがやはりスイングスピードをあげないと逆にコントロールしずらく相手に合わす形でのプレーはしずらかったですね。


そうですね。全てのショットでRPMパワーで打った時よりもアシストを感じました。
こうなるとちょっとRPMパワーを50ポンドで張った結果が気になってきました笑
個人的には次はRPMブラスト【反発力とボールスピードに特化したポリ】を使うとボールの威力もアップできるかもしれないので挑戦してみようと思います!
- トリトン50ポンドだと柔らかくて回転アシストはかなり強い
- やっぱりボールの伸びは他の特化しているラケットには及ばない
- スライスは回転がかかりすぎて異次元
