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スペック
品番 | T4476 |
素材 | カロファイト・ブラック+ケブラー |
重さ | 310g |
バランス | 315mm |
グリップ | 2・3・4 |
長さ | 27インチ |
フェイス面積 | 95インチ |
フレーム厚 | 22mmフラット |
ストリングパターン | 16×18 |
適正テンション | 50〜60ポンド |
生産国 | 中国 |
定価 | 33000円+税 |
発売時期 | 2007年 |
メーカー説明
ベスト・セラー SIX.ONE シリーズの最新プロ・モデル。「[K]ファクター」により、さらにコントロール性を向上。また、スイート・スポット周辺にダブル・ホールを配し、広範囲でホールド感を実現。
Kファクターシリーズのテクノロジー
【K】AROPHITE BLACK
nCodeテクノロジーの進化バージョン。次世代のナノテクノロジーの採用により面剛性がさらに高まりインパクト時の面ブレ、ねじれによるパワーロスを極限まで軽減させることが可能になりました。
【K】ONNECTOR
フェースの3時と9時の部分に設けたウィングが、インパクト時のボールのホールド性を高め、優れたコントロール性能を実現させます。ストリングの可動範囲も広がり、スイートスポットの拡大やミスショットを軽減し、快適な打球感を得ることができます。
【K】ONTOUR YOKE
フレーム断面を曲線状にすることで、インパクト時の衝撃を和らげ、ねじれを軽減させます、それにより、面の安定性が向上し、自分の意思通りにショットをコントロールしやすくなります。
【K】OMPACT CENTER
フェデラーのアドバイスをもとに、センターヨーク部内側の径を従来よりもコンパクトにし、グリップ上端からセンターヨークまでの距離を長めに設計。そのことによりラケットの操作性と面安定性が高められ、コントロール性能のさらなる向上につながります。
これはKFACTORシリーズのテクノロジーです。
今回使用したK SIX ONE 95に採用されているテクノロジーは
【K】AROPHITE
【K】OMPACT CENTER
DOUBLE HOLE
です。
インプレ
打球感は決して硬いモデルではないと思います。硬くはないけどフレームの柔らかさもないと思います。22mmのフレーム厚であることを考えると現在【2020】はもっと柔らかいフレームのラケットが存在していると思います。
スイートでしっかりと詰まった気持ち良い打球感で打ち心地は古い人間である私からすると心地よいの一言です
飛ばしたい分と威力を出したい分のバランスで言えば最高だと思います。
個人的にはボールの伸びにはラケットのテクノロジーのアシストも若干追加されているのではないかと思います。
ものすごく伸びのあるボールが打てるラケットでした。一方でオフセンターで打った時は飛びは極端に悪くなります。
ただシングルスの試合で使用していてオフセンターで打ってしまった時は飛びの悪さが合間ってコートに収まるのである意味で便利なラケットに化けてくれました。
低反発+ラケット先端部分の目の荒さでスピンがかかっている印象です。
もちろんしっかりとしたインパクトとスイングができている時は思いヘビースピンが飛んでくれていますが、
あくまで伸びが重視という考えです。オフセンターでしっかりと振り切った時に反発性に低さとスピン性能でコートで収まる印象です。
なお、スイングスピードが足りないとただただ、飛ばないだけでした。
スイートで取れれば非常に重厚な威力のあるボールを自分のスイング次第で打てコントロールも良いです。一方でオフセンターでとった時にしっかりとスイングの力をボールに伝えることができていたのならば低反発とスピンアシストの影響でコートに収まる印象がありますが、パワーが伝えられなかったら飛びません。
それなりのレベルで振り切ることが前提のラケットだと感じました。
各ショットで見る!
サーブ・スマッシュ
自分から始める優位性をフルに活かせるラケットです。回転系のショットも十分に変化を感じられますが、やはりメインはフラット系ショットですね。
回転を少しかけたフラットベースのサービスを打てば有利にゲームを進められると思います。
ストローク
私にフットワークがしっかりあって動ければ全て最高になると思いますが、動けない人はシングルだと結構しんどいと思います。
テンションを落としたり反発性のあるポリやナイロンに変えることで調整すれば扱いやすくはなると思いますが、動ける人向けのラケットであるのは間違い無いと思います。
またプレー中に感じたのは合わせるだけの細かいコントロールの場面で苦しんだイメージがあります。私のテクニック不足も大いにあるのですが、細かいプレーはしにくいのかもしれません。【自分の技術棚上げですみません笑】
ボレー
しっかりと下半身の力や押し込むイメージを持てば上手くいくと思います。アウトよりもネットを心配する方が多いラケットだと思います。
チャートで見る!
反発力 |
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スピン |
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伸び・威力 |
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柔らかさ |
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コントロール |
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振り抜き |
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K FACTOR SIX ONE 95の処方箋
自分自身でボールを飛ばす必要があるラケットなので力のくわえ方が上手くいかないと飛びません。
ギアからのアクセスだと、ポリで言えばホールド感のあるガットにしてボールを持ちやすくするガットにしたり、そもそもナイロンで反発力がしっかりあるガットにすれば良いと思います。あとは今回テンションを50ポンドで張りましたが、走り回ること前提であるならば私の場合43ポンドくらいがちょうど良いかもしれません。テンションをガクッと下げるのも必要と思います。
技術面でいくならば苦しくてもしっかり早く準備して振り抜くことですね笑
どんな人にオススメ??
それでいてそういった伸びと威力に優れているラケットほどしんどくないとも思います。確実ではないのですが、デルボトロはこのモデル【Nシリーズだったかも】を未だに使っているはずです。
デルボトロが気にいるってことはそれだけボールの威力を出すのに長けているラケットというのは証明の必要もないですね笑競技者志向でバンバンラケット振る人は一度使ってみる価値があるかもしれません!
最後に

競技者向きラケットシックスワン95でした。
どこまで一般の人が使いやすくなるかガットを変えたり、テンションを変えたりと何回かにわけて挑戦したいと思いますので、”シックスワン95をラボする!”をお楽しみにお待ちください!