グラフィン 360+ エクストリームMP【TOUR LITE 比較】  インプレ レビュー

ヘッドから2020年の7月末に販売開始されたグラフェン360+エクストリームシリーズのMPとMP LITE
2020/08/01日に使用しインプレをしています。

ユーチューブ

テクノロジー

グラフェン360

航空素材として使われるグラフェンを360度に使用し、シャフト部分のちょっと上あたりにスパイラルファイバーを新たに加えることで、面の合成や安定性を向上させています。

スピングロメット

縦糸のセンター部分を除いた4つのグロメットが分離するようになっているぜ。
分離することでグロメット自体がボールの強さに応じて動けるようになっているらしい。相手のボールが強かったり自分のスイングが早かったりするとグロメットが大きく動いてスピンがよりかかる仕組みみたいだな。

ラケット全体のストリングホールを大きく

スイートエリアに関わらずにスピンや反発性、柔らかさを得るためにラケット全体のグロメットホールを大きく設定しています。

ガットの間隔

ガットの間隔がほとんど均一になっているぜ。
つまりオフセンターでもボールが飛ぶし、スピン、柔らかさも実現しているぜ。

スピンシャフト

シャフトの三角形の部分が小さく【短く】設計されているラケットみたいですね。
短くすることで垂直方向へのスイングでの面の安定性を求めて使われているテクノロジーです。

スピンがもっともかかるポイントにフレームの厚みを持ってくる

プロがスピンをかける時に使っているのは真ん中より少し先です
エクストリームは真ん中よりグロメット二つ分ほど先にもっとも厚みを持ってきていて、もっともパワーが出るようにしているぜ

メーカー説明

正確無比なスピンとパワーを生み出すEXTREME MP。デザインを一新し、しなやかでクリーンな打球感をもたらす革新的なグラフィン360°テクノロジーでアップグレードしました。究極のスピンマシーンでもあるEXTREME MPは、16/19のオープン・ストリングパターンを備え、またストリングを調整しやすく打球時にパワフルなトランポリン効果を与えるスピン・グロメットを採用。さらにダイナミックフレームとシャフト構造により高い安定性と操作性を実現しています。EXTREMEシリーズはマッテオ・ベレッティーニの推薦です。

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使用している選手はベレッティーニ。
イケメン+すげーフォアハンドのスイングスピード。
パワーだけじゃなくスピンやスライスなど多様なショットも打てる選手だぜ!

スペック

重さ 300g
ストリンパターン 16×19
フェイスサイズ 100インチ
バランス 325mm
長さ 27インチ
フレーム厚 23/26/21 mm
定価 33000円+税
stiffness【RA値】 66
推奨テンション 52-62ポンド
グリップ Hydrosorb Pro
カラー イエロー/グレー
素材 グラフェン360+/グラファイト
発売時期 2020年7月末ごろ

スペックは完全な黄金スペック。反発力十分なラケットですね。
加えて黄金スペック系統ラケットの中ではRA値が低く柔らかいラケットであることがスペックからは予想されます。

インプレ

初回の使用環境は
ポリプラズマ1.23mmを53ポンドで張り上げて使用しています。
クッソ暑い昼間【13-15時】に2時間使用してきました!
打球感

打球感ですが、柔らかく軽い打球感のラケットでした。
球弾きが早くパリッとした打球感の時とガットがしっかり動いてホールド感を感じるパターンがあり面白い打球感です。

どゆこと??笑

普通にラリーをしている時は球弾きがよく軽い打球感の印象持ったのですが、
強打しようと早いスイングスピードを出した時にボールが潰れてるというよりはガットがたわみまくって間隔なのでしょうか、音も個人的にはバゴっと強烈な音がなっていたと思います。またリターンの時にボールの真後ろからコンパクトにリターンができた時にも同じ間隔があって相手のボールが早い場合でもこの特殊な間隔を感じました。
いずれも球種的にはフラットドライブ気味のボールでした。
反発性・伸び

反発力は高いラケットだと思います。
少ない力でボールを飛ばすことができます。伸びに関してはボールスピードは出やすいラケットだと感じました。
威力や重みに関しては他それに特化したラケットに比べると抑えられている印象ですが、必要な分は十分に出る印象です。
スピンアシスト性

スピンアシスト性は高いラケットです。
個人的にはスライスの回転量をとても出せたのはすごく良かったです。
鋭いスライスも打てましたが、おっさんは時間を作りたいのでスライスの回転量はけっこう重要です笑スピンを普段そこまでかけるスイングではないのですが、シングルス中に追い込まれた時とかにスピン量を増やして大まかなコントロールで打つことがあるのですがその精度はとても良かったです。
オフセンターで打った時も飛んでくれてスピンもかかったので個人的にはとても好印象です
まとめ

スピンアシストが高いことが売りのラケットで実際にスピンはとてもよくかかったのですが、
個人的にもっとも気に入ったのはフラット気味にとらえた打球の安定感でした。
全然早くないスイングで合わせに行ったスイングでも必要な反発性があって相手のコートに返球ができ、相手のボールに威力がある時はボールの後ろから分厚くインパクトすればガットがたわんでくれてカウンターショットが打てました。それでいて、オフセンターでとらえた時もスピンアシスト性と反発性があって高確率で返球ができました。ボールの伸びや威力は私のスイングでは特別に強いとは感じませんでした。インパクトの厚みやスイングスピード次第では当然強いショットも打てると思います。

全体的にプレーの安定感が出て、苦しい時はしっかりとラケットがアシストしてくれるラケットといった印象だったんだな??

そうですね。
振り抜きもとてもよく300gあるとは思えないくらいでした。
面の安定性もよく、面ブレも少なかったので
ボールの重さや威力は比較的出しにくいとは思いますが、バランスにとても優れたラケットだと思います。

ガットのセッティングはどうだったんだ??

今が真夏というのも影響していると思いますが、53ポンドのポリプラズマ1.23mmはちょうどよいテンションだったと思います。

なんならもう少し飛びを抑えても良いのではないかというくらいでした。
真夏の環境下では52-55ポンドくらいがポリプラズマ1.23mmでは良いかなと思います。

あまり早くないスイングの方でも50で十分に柔らかさが感じられると思うのでお試しください♪

ポリプラズマは低反発気味のポリだから筆者が他のポリを張る時はもう少しテンションを高くした方がいいかもな!

季節によって打球感は違いが出てしまいます。
夏53ポンドでちょうど良いのであれば、冬なら50ポンドくらいでちょうど良いと思います。
この記事を読んでいる時が寒い時期なのであればご注意くださいね!

他の人のインプレ

60台のおじいちゃん

エクスペリエンスとエクストリームmp

同じテニススクールにエクストリームのMPをお店で借りて使ったと言っていたおじいちゃんがいたのですが、
エクストリームは硬過ぎてダメだったわと言っていました。

筆者としてはそんなわけあるかいと思って上の写真のエクスペリエンス【53ポンドで張って現在42ポンド程度のテンション】を使ってもらいました。

1時間ほど使ってもらった感想は
・お店で借りた試打ラケット【おそらくナイロンを高いテンションで張っていたのだと思います】に比べて格段に柔らかくて飛びが良かった。
・自然とスピンがかかってボールが納まった。
とおっしゃっていました。

やっぱりガットとテンションですごい差が出るんだな!

長期間使えるようにお店はナイロンガットをハイテンションで張る傾向があるのかもしれませんね。
エクストリームは柔らかくて良いラケットなのにその特徴を無くしてしまった状態でユーザーが勘違いしてしまうのは勿体無いです。

おっちゃんにはエクストリームの良さに気づいてもらえたので良かったです♪

おっちゃんからの知恵

・60代のおっちゃんはエクストリームMPにエクスペリエンス42ポンドで柔らかさを感じて快適にテニスを出来ていた。
・テンションはわかりませんがナイロンガットで高いテンションでは60代のおっちゃんはしんどい。【しんどくないおっちゃんももちろんおられると思います。】

旧エクストリームMP使用者

グラフェン360+エクストリームツアーとポリツアースピンG

旧エクストリームMPを現在普段使いにしているテニススクールの方【30代最初くらい】にツアーを使ってもらいました。
感想としては
・明らかに旧作よりもホールド感があって球持ちが良い。
・変化量【スピン】が多くなる分、スピードが収まる
・デザインが嫌い
と言われました笑
エクストリームを使っている人は黄色が好きな方が多いのでそう考えると新作のエクストリームはグレー色が強いのであまり好みではないのかもしれませんね♪
筆者は球離れの早めのポリツアースピンGを張っていたのですがそれでも旧作【ブラックコード1.24mm52ポンド】よりもホールド感を使用者さんは感じたらしくやはりだいぶん使用感が変わったのだなーと改めて感じさせられました。

旧エクストリーム使用者さん

・旧作よりも柔らかくスピンがかかる。
・ボールスピードは落ち着く代わりにミスが減る。
・色があまり好みではない。

チャートで見る!

反発力
スピン
伸び・威力
柔らかさ
コントロール
振り抜き

各ショットで見る

サーブ・スマッシュ

サービスとスマッシュ共に感じたのはスピードはしっかり出るけど、重さは出しずらいかなという点です。
破壊力を求めるよりはコースや回転数でタイミングをずらすのに適したラケットだと思います。

ストローク

ストロークについてはすでにたくさん書いていますが、
ポイントなるのは
・オフセンターでの反発力とスピンアシスト性。
・スピンを強調していますがフラットも十分に打ちやすい
・面ブレが少ないところです。

ボレー

ボレーで感じたのは回転数の多いボレーが打ちやすく、乗る感覚が強かったです【スライスも同じ】。
面を作れていれば相手のボールが強くてもブレずらく反発性も高いのでらくにボレーすることができました。
ただ、相手のボールがあまりにもパワフルだと飛びすぎてアウトになることがあったのでそういう場合はしっかりと抑えてあげましょう!

他ラケットと比べる

ピュアドライブ2021

マイルドな打球感ながらパワーをしっかりと残している新作ピュアドライブ2021.
エクストリームと比べた時に感じるのはボールの伸びです。
エクストリームはホールド感があり楽さを感じさせてくれますが、ボールを強打したときに感じる伸びはピュアドライブ2021でした。
さらに言えば、FX500の方が伸びを感じます。

エクストリームもひっかかりがあって、安定感も出しやすいラケットで大好きですが、より攻撃的にと考えるとピュアドライブ2021やFXの方が良いかもしれません。

FX500

同時期に出たFX500ですが、ボールの伸びや破壊力に優れたラケットです。
そういった観点で見るとFX500の方が優れています。

一方で、エクストリームの方が打球感が柔らかく楽に反発する。
ボレーでの面ブレの少なさも素晴らしいです。

競技者目線で考えた時はFX500の方がパワーがあるラケットなのでおすすめできます。

SX300と旧作のエクストリームとピュアアエロ2016

これらも強力なスピンアシスト性と反発力アシストのあるラケットなのですが、
今回のエクストリームとの違いは
新作のエクストリームの方が柔らかさが出て扱いやすさが出たという点だと思います。特に旧作のエクストリームピュアアエロ2016は高反発でボールスピードがとても出て、スピンもガンガンかかりますというモデルでアウトを抑え込むスピンをかけられるかがキーポイントになるラケットだと個人的に思っておりました。それに比べるとグラフィン360+エクストリームはコントロールしやすいと感じました。
加えて打球感の柔らかさもかなり追加されたと思います。
二機種の爆発的な伸びほどは新作には感じないのですが、扱いやすくプレーの安定感を出しやすくなったと思います。

SX300とはどう違ったんだ??

SX300も上の2モデルと同じ感想なのですが一番エクストリームに近い打球感のラケットでした。
全体的にアシスト性はsx300の方が強いのですが、それが原因で安定感が出せていないという方は
エクストリームを試す価値があると思います!

グラフィン 360+ エクストリームMP の処方箋

プレー全体の安定感が出しやすい一方でボールの重さや破壊力が出しずらいのが弱点になるのではないかと思います。別に必要十分なボールスピードはラケットに備わっているのですが、できればガットでその部分を補正したいところではあります。

個人的には
gスピン3【インプレサボってます】
ツアーバイト
ポリツアースピンG
4Gなどのガットでボールスピードを加えてあげると良いと思います。

また打球感が柔らかいなーという方もいらっしゃると思います。
その場合はパリッとしたガット張ってあげるかテンションをあげて対応してあげましょう!

どんな人におすすめ??

早くないスイングスピードでプレーしてもホールド性もスピンアシストも感じやすかったです。
フラットベースの打ち方でも食いつきを感じられましたし、男女問わず扱いやすいラケットです。他反発系ラケットでミスが多いという方はそれらより全体的に味付けが薄めになっていると思うので安定感が出しやすいと思います。反発系ラケットが良いけど今のラケットだとミスが多いという方に一度試してもらいたいラケットですね!

終わりに

POINT!

・オフセンターで打った時の安定感が出やすい。
・スライスやボレーのノリ感は強い。
・必要十分なボールスピードは出るが威力や重さは他特化したラケットに比べると劣る。
・早くないスイングスピードでもとても扱いやすい。

いかがでしたでしょうか。
前回のエクストリームよりはボールスピードなどはおとなしくなったと思いますが、
大きなアウトミスなどはほとんどなく安定感を出しやすくなった新作ラケット。旧作のエクストリームの爆発力が好きだった人には向かないと思うのでご注意ください!

ここまで読んでくれてありがとよ!
ガンガン他のガットで試してインプレ追加していくから楽しみにしてくれ!

グラフィン 360+ エクストリームMPの相場を見る!

追記【2020/08/02】

初日8/1日の昼間に使用してのインプレを書きましたが、本日インドア環境で使用したところ使用感に変化を感じました。初日は炎天下の中ゼーハー言いながらシングルスをしていてハードなスイングというよりはボールに対してしっかり合わせフラット中心という感じでした。

その時は気づいてなかったのですがしんどくてラケットを振ることができていなかったようです。笑

今日はインドアカーペット環境でダブルスをしたのですが、動く距離も短くなったのもあって十分な姿勢でスイングもできボールにスイングのパワーをしっかりと伝えることができました。

じゃあ初回よりも良いボール打てたんだな!?

初回よりもスピンを意識したこともあってかものすごくスピンがかかりました。
初回インプレとの違いはスピンがガンガンかかることだけですね。プレー自体はやはり暴れることなく安定感を出せたのでスイングがきちんとできたらボールスピードとスピンの量は格段に上がりました。【当然自分のスイングスピードもかなり上がっていたと思います。】

つまりはスイングスピードが速い学生とか社会人でもしっかりとラケットの恩恵を得られえるってことだな。
メーカーの人がユーチューブで言ってた振れば振るほどってのを筆者は肌で感じたみたいだぜ!

ラケットの比較で書いた他のラケットよりもアシストは薄いというのはあまり意見としては変わっていません。
初回よりもラケットを振ることでボールスピードもスピン量も増えましたが、安定感はやはり一番出せていたと思います。

MP LITE

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グラフィン360 MPLITE 面の安定性と操作性抜群でした

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重さ 285g
ストリンパターン 16×19
フェイスサイズ 100インチ
バランス 325mm
長さ 27インチ
フレーム厚 23/26/21 mm
定価 32000円+税
推奨テンション 52-62ポンド
グリップ Hydrosorb Pro
カラー イエロー/グレー
素材 グラフェン360+/グラファイト
発売時期 2020年7月末ごろ

MPとの違いは重さが15g軽くなっていることと定価が1000円安くなっています。

海外サイトで情報を調べていたのですが、扱っていなかったので、日本限定モデルなのかな??

インプレ

使用環境はMPと全く同じでポリプラズマ1.23mmを53ポンドで張り上げて使用!

基本的に打球感はMPと大きく変わらなかったです。

一番の違いは操作性のしやすさですかね。
軽いので振り抜きやすく筆者的にはMPよりもMPLITEの方が使いやすかったです。

ボールの重さや伸びはやはり重さがあるMPの方が感じますが自分のスイングが容易に完結できる方が大事かと思います。

POINT!

・MPと大きな使用感の違いはない。
・操作性の良さはMPよりよくスイングを完結しやすく取り回しがよい。
・ボールの伸びはMPよりは抑えられる印象があるが筆者は軽い方が扱いやすくプレーしやすさを感じた。
・ラケットの重さが気にならない方はMPで操作性を優先させるからMPLITEの方がよさそう

軽いからってダサいなんてもう古いと思うぜ!
十分にパワフルなボールも打てるから検討してみてくれ♪

グラフィン 360+ エクストリームMP LITEの値段を見る!

TOUR

グラフェン360+エクストリームツアーのインプレ

スペック

重さ 305g
ストリンパターン 16×19
フェイスサイズ 98インチ
バランス 315mm
長さ 27インチ
フレーム厚 22/23/21 mm
定価 34000円+税
推奨テンション 52-62ポンド
グリップ Hydrosorb Pro
カラー イエロー/グレー
素材 グラフェン360+/グラファイト
発売時期 2020年7月末ごろ

インプレ

現在MPとMPLITEにトリトンを52ポンドで張り上げていたのでツアーも同じ52ポンドで張り上げて使用しました!
打球感

パリッと弾く系ラケットなのは同じですが、MPとMPLITEよりもボールをより掴んでいる感覚があります。
フレームのしなりはあまり感じないのでボールが潰れているのかな??ラケット全体的にみた時に弾き系のラケットであることはまちがいないのですが、ほどよいボールの掴み感があってシリーズの中ではハードヒッター向きなラケットだと思います。
反発性・伸び

単純な反発力は強いモデルだと思います。
ピュアドライブ2018やエクストリームのMPのような反発性はないもののツアーモデルとしてはかなり反発力は強いと思います。ボールの伸びはラケット全体では出る方ですが、ツアーモデルとしては出ない方だと思います。
最近使っているFXツアーやピュアドライブVSに比べると伸びよりは扱いやすさを重視している感じです。
スピンアシスト性

ボールを掴む感覚が他のシリーズよりも強かったので、個人的にはスピンの感覚をかけやすく感じました。
MPやMPLITEもかかるのですが弾き感が強いので重さを出しながらスピンをかけれるのはツアーですね。
まとめ

ツアーという名前が付いていますが、他競合するツアーモデルよりも圧倒的に優しいツアーラケットだと思います。同じメーカーだろうが他のメーカーだろうが、こういう競技者向けモデルの中で最近では一番扱いやすいモデルです。

伸びや威力では他のツアーモデルよりは出ない代わりに、弾き感ありつつボールを掴む感覚もあり、振り抜きも良い。使用感はとても楽で他メーカーで黄金スペックを使ってる方でも容易に乗り換えができそうなラケットです。
若い世代の子なら今後の伸びしろを考えてエクストリームならツアーモデルで良いと思います。

ツアーモデルっぽくないツアーモデルなんだな。笑

TOUR MP MPLITEの比較

3モデルの使用を終えましたが、どれをとっても振り抜きの良さと操作性の良さが目立ちました。
他の同じ重さのラケットと比べると軽く感じるので面白かったです。
使用感は弾き感が強いモデルです。強打した時のガットのたわみ感からくる柔らかさは感じますが、ラケット全体をみた時に弾き感はかなり強く反発力も強いでしょう。現在はMPにツアーバイトを高いテンションで張った時にはボールスピードや伸びをとても感じましたが、トリトンを使っている現在では他のラケットたち【FXシリーズやPピュアドライブ、ビースト98】などに比べるとボールの伸びは抑えられているモデルだと感じています。このことからガットを硬い材質にしてしっかりと振り切れば他モデルと同じくらいの伸びを期待できるけど頑張ってふらないといけないなということが見えてきています。MPとMPLITEに関しては反発系ラケットの色が強く、ツアーも反発系だけど比べると持ち感があって打ち心地もある印象です。

軽い打球感と操作性の良さ、スピンアシスト性に優れているラケットというのがシリーズを通しての感想です。

グラフィン 360+ エクストリームMPをラボする

ツアーバイト1.20mm【55ポンド】【2020/08/02】

グラフィン360+エクストリームmpとツアーバイトの組み合わせ

ツアーバイト【55ポンド】の狙い

・色の組み合わせが多分完璧だから実証してみたかった。
・ボールスピードや伸び・威力を出したかったからツアーバイトの細ゲージ【1.20mm】

とりあえず色の組み合わせは完璧ですよ。笑
フレームとガットの色は同化できるレベルで一緒です!
ポリツアーストライク
アルパワーシリーズ
ファイバーコアなども同色系統なので色の組み合わせとしては良さそうですね♪

使用感はどうだった??

まずは打球感は硬すぎることはなかったのですがもう柔らかいとはならなかったです。
硬めだけど激硬ではないくらいですね。
そしてそれなりのスイングレベルを常に求められますね。しっかりタイミングがあって振り切れた時はものすごく良いボールが飛びます。
飛んでいるボール的にはパワーに特化したラケットと変わりないくらいのボールです。ラケットの使用難易度が高くなっているのでパワーアップするのは当然ですが、私はこのセッティングではちょっとしんどいので無理そうです。学生やパワーのある社会人の方にとっては恩恵の多いセッティングだと思うので使用されている方は試す価値があると思います。初回は55ポンドとは言わず53か54で試していただいて行けるならもう少しテンションを上げるのをお勧めします!

ツアーバイト【55ポンド】の結果

・硬すぎることはないが決して柔らかくない打球感になっている。
・毎回一定以上のスイングスピードを求められる。
・ボールの威力、伸び、スピード感はかなり上がった【速いスイングができている間は】。
・学生かパワーのある社会人向けのセッティング。

筆者が普段使いするのにはしんどい設定だったみたいだが、扱いこなせたら恩恵のあるセッティングだったみたいだな。
組み合わせの相性は悪くないみたいだから、次回は筆者にツアーバイト1.20mmを52ポンドで張って使用させるから待っててくれ!

ツアーバイト1.20mm【52ポンド】【2020/08/04】

ツアーバイト1.20mm【52ポンド】の狙い

・55ポンドだとちょっと硬かった。
・硬かったけどすごく早くて伸びのあるボールが打てたので低いテンションで再挑戦したかった

前回の55ポンドは速いスイング要求されるけど飛ぶボールは一級品だったので、テンションを低くして再挑戦してみました!

まずはまだ少し硬いけど前回ほどの硬さはなく、スイングしきることは求められますが速くなくても扱いやすくなってました。

十分にボール速度も出て、スピンもかかってくれたのでこれならかなり広い範囲の学生と社会人を対象にできるのではないかと思います。

前回よりは柔らかさが増して頑張ってスイングしなくてもある程度良いボールが飛んでくれたんだな。

じゃあツアーバイトは52ポンドが適正テンションか??

55ポンドはスイングお化けレベル。
52ポンドは現実的に扱える範囲で硬いテンション設定くらいになると思います。
ツアーバイト1.20mmなら49-50くらいが一般的な社会人の妥当なテンション設定かなーと考えています。

ハイパーG1.20mm【52ポンド】の結果

・打球感はちょっと硬めだが、ボールスピード・伸びがしっかり出る印象だった。
・もう2・3ポンド低い【49-50ポンド】くらいが趣味のテニスではよさそう【走りながら打つ時ちょっとしんどめ】
・ガットとラケットとの組み合わせ個人的にはやっぱり〇

ハイパーG1.25mm【52ポンド】【2020/08/05】

グラフィン360+エクストリームmpとハイパーg

ハイパーG1.25mmの狙い【52ポンド】

・スピンラケットにスピンガットの組み合わせがどうなるか。
・硬さは軽減されるのか検証。

ツアーバイト52ポンドでもまだ硬さがあったのでハイパーGで試すとどうなるか検証してみましたが
かなり違った感想を持ちました。シンプルにゲージが太いのもあると思いますがボールがよく持ち上がりました。
その上でスピンアシスト性の強いハイパーGの組み合わせだったのでストンと落ちます。今までと違って反発性をすごく感じたので逆にスピンをかける必要性が出てきたのが面白かったです。
スピンをかけて振り切ればベースライン付近でキュッとおさまってくれる印象で早くて鋭いツアーバイトの打球とはまた違った嫌らしさがあったと思います。ですがきちんとスイングできていかなった場合アウトにもなるのでハイパーGの場合はもう少しテンションをあげてもよかったかもしれません笑

ゲージを太くしたのとツアーバイトより柔らかいハイパーGに変えた関係でボールが持ち上がるようになったんだな!

ガットのテンション設定は難しい。

次回は柔らかいポリを試してみようと思っています!

ハイパーG1.25mm【52ポンド】の結果

・ツアーバイト1.20mmに比べて弾道が高くなる感じがした。
・それに応じてスピンをかける意識が必要で速度はおさまったが、変化量が増えていい味が出ていた。【アウトに注意】
・52ポンドでは私の場合は飛びすぎたのでもう少し高いテンションでもよかったかな。

トリトン1.24mm【52ポンド】【2020/08/12】

グラフェン360+エクストリームmpとトリトンの組み合わせ

トリトン1.24mm【52ポンド】の狙い

・MPに柔らかい打球感のポリで検証してみたかった。
・色の組み合わせの完成系をみたかった。

まずは色の組み合わせはかなりバッチリです。
今回のエクストリームは差し色で黄色が入っていますがトリトンと全く同じ色なので合っています。
ツアーバイトのかなりあっていましたが、柔らかいポリだとトリトンも合っていますね。

使用感はどうだったんだ??

非常に快適な打球感でした。
柔らかくもっちりとした打球感。それでいてラケットの軽快な弾き感もあって柔らかさと弾き感が共存している組み合わせでした。またスピンアシストもかなり感じボールの変化も感じました。
ツアーバイトやハイパーGよりもおそらくはボールスピードや伸びがないぶん回転の多さが目立っている感じなのだと思います。よく飛ぶ組み合わせなのでもう少しテンションを高くしても良かったですが、52ポンド環境では非常に楽に楽しくプレーができました。

競技目線ならもう少しテンション高い方が良いっぽいな

そうですね。
相手のボールが強打だった時にワイパースイングで相殺しに行く時は何も思わなかったですが、強打で打ち返しに行くと飛びすぎかなーっていう感じがありました。私よりもスピンガンガンかけて振っていく人なら問題ないのでしょうが、私程度のスピンのかけ方だともう少しテンションを高くして抑えに行った方が無難だと感じました!

トリトン1.24mm【52ポンド】の結果

・今までのセッティングより柔らかくて快適にプレーできた。
・相手の強打に強打で打ち返すとちょっと飛びすぎな感があった。
・ゆっくりなスイングでも飛びとスピンアシストを感じられた。

次はどんなガットを試すんだ??

悩ましいところなんですよね。
弾き感が強いラケットにあえて弾き感の強いポリ【多分エクスペリエンス】を53ポンドくらいで試そうと思っています!

TOURにあったガットを探す

ポリツアースピンG【2020/08/15】【53ポンド】

グラフェン360+エクストリームツアーとポリツアースピンG

ポリツアースピンG【53ポンド】の狙い

初回にトリトンを52ポンドで張って使用しています。
その時は柔らかくとても快適なテニスができたのですが、もう少しスピード感が欲しかったので
球弾きが良くてボールスピードが出るガットにしてみたかったので、ポリツアースピンGを53ポンドで張っています。

まず、トリトンと比べて反発力があって、ボールスピードが出るようになりました。
今日はシングルス練習とシングルスの試合を2時間ほどしたのですが、トリトン使用時よりも明らかに攻撃的にプレーができてストロークでせめて行けました。MPに使ったツアーバイトよりはスピード感がなかったと感じたので
・軽い力でボールが飛んでくれること。
・柔らかい系ポリに比べるとボールスピードが出せる
くらいのイメージになるかな。ツアーはMPほど弾き感がなくホールド感があるラケットなのでポリツアースピンGのような弾きタイプのポリを張ることでホールド感を減らす効果があったと思います。
ツアー使っているけどちょっと持ちすぎるなーと感じている方は試してると良いかもしれません!

ちなみに反発力が強くなった影響か、筆者は相手のファーストサービスが良いのが入った時に合わせるリターンをした時にアウトになることが多かったぜ!

攻めてる時はボールの収まりが効いていたのに、逆に合わせにいった時にアウトが多い。
ラケット自体が持つ反発力は高いってことを再認識してたみたいだ。

次回は、同じ反発系ポリのエクスペリエンスを53ポンドで張ってインプレさせるから楽しみにしててくれ!

ポリツアースピンG【53ポンド】の結果

・トリトンの時よりもボールスピード反発力を感じた。
・柔らかさが減り弾き感が出た【柔らかさは減りましたが硬くはないです】
・合わせるだけになったショットでアウトしがちになったので調節が必要かも。
・ツアーがしっかりホールド感のあるラケットなので弾き感が欲しいと思っている方には良いセッティング。

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