フォアハンドの握り方から打ち方【筆者おすすめのスイングまで】

この記事は2020/08/11日に初回書かれています!

この記事でわかること

・テニスのグリップの握り方
・握り方による打ち方の違いや打点の違い
・筆者のコーチング歴を元におすすめのグリップ
・インサイドアウトのスイングとアウトサイドインのスイング

このページではテニスのグリップの握り方からグリップの違いによる打ち方や打点の違いについて触れてから筆者の考えを書いていきたいと思います。
より簡単にわかっていただくために、途中に出てくる動画は必ず見ながら記事を読み進んでください♪

筆者のコーチ経験を元にできるだけ分かりやすく書くからよろしくな!

グリップの握り方【厚い・薄い】

まずはフォアハンドのグリップの握りについて説明しますね!

英語なのでわかりずらいですが、動画中の
数字の3がイースタングリップ。
3.5〜4がセミウェスタングリップですね。
4.5〜5がウェスタングリップとされています。
それよりも分厚いのがエクストリームグリップと呼ばれる握り方になります。

日本のレッスンではこちらの動画のような説明がよくされています。
より噛み砕いた表現でわかりやすいのでこちらもあわせてどうぞ!

グリップの握り方【特殊編】

握りの厚さ・薄さの次に知って欲しいのが次の
・ピストングリップ
・ハンマーグリップ
です。

ピストルはガングリップともいわれてるみたいだぞ!

二つの違いはなんなんだ??

ハンマーグリップの握り方の方がラケットヘッドの可動域が広がります。
【ラケットヘッドを下げやすいため】
なので分厚いグリップで握っている方にハンマーグリップが多い傾向があります。
一方でピストルグリップは掌がグリップにより多く接する形になるので安定感を出すのに向いているグリップ薄いグリップの方に多いですね。

どっちがおすすめなんだ??

人それぞれですが、一般的にはレッスンで習うのはピストルグリップです。
私自身もピストルグリップでこちらの方が良いと思っていますが、
ハンマーグリップが気に入っている方はそのままでも良いと思います。

軟式テニスのユーチューバーの方なんですが、動画で非常にわかりやすく握り方【ハンマーとピストルの違い】について教えてくださっているので是非見てください!

グリップの握り方による違い

YOUTUBER

グリップの握り方についてはここまででわかりましたね!

ここからはグリップの握り方による違いについて解説していきます♪

ぬいさんぽさんの動画のポイント
厚い【ウェスタン】グリップのメリット
・スピンがかかりやすい
・相手の強いボールにも負けない
・高い打点が打ちやすい薄い【ぬいさんぽさんの場合イースタンよりのセミウェスタン】グリップのメリット
・リーチが長くなる
・軽く振っても威力が出る

薄いグリップデメリット
・高い打点がうちずらい
・手首が動くので安定しずらい
・威力のあるボールに負ける
・スピンがかからない

厚グリップの注意するポイント
・スピンがかかりすぎてボールの伸びが出ない。
・打点を前にする必要がある【薄グリップに比べて】
・スイングスピードがないとしんどい
・体全身を使う必要がある

薄グリップの注意のポイント
・手首を固定することで安定する

私のオススメのユーチューバーさんのぬいさんぽさんです。
薄グリップと厚グリップの違いについて言ってくれています。

ともやんさんの動画のポイント
イースタン
・打点後ろ気味
・スピンはかけずらいがボールにパワーが伝わりやすい
セミウェスタン
・ボールスピードもスピンもかかるともやんさんおすすめのグリップ
ウェスタングリップ
・スピンがかかりやすい
・打点は前

テニスユーチューバーのともやんさんです!
スタイル抜群ですね笑動画の中では各グリップでの体の使い方や、打ち方のコツを言ってくださっていてるので是非ごらんください。

筆者

ユーチューバーのお二人の動画をお借りしましたが
ここからは筆者の考えを書いていきたいと思います。
とは言ってもほとんどお二人が言ってくださっています笑

あんま言うことないやろ笑

頑張ってひねり出しますね。
筆者の考える薄いグリップのメリットはぬいさんぽさんが言っていたように
遠いボールに対して強いということです。
これは単純に薄いグリップの方がボールにパワーを伝えられることが厚いグリップよりもできること。
あとはこれもぬいさんぽさんが言っていましが手首が動くことで遠いボールに対してオープンスキルを向上させることで対応しやすくなることです。
【インサイドアウトのスイングは厚いグリップだと遠いボールに対してパワーが伝わりずらいです。】

厚いグリップは遠いボール打てへんのか??

そういう訳ではないんですが、薄いグリップよりもボールに近づいて打つ必要はあります。
ともやんさんの動画でワキがあくとボールにパワーが伝わらないと言っていたのは真理で、近いボールに対しては厚グリップはとても強いですが、遠いボールに対してはフットワークを頑張って薄いグリップよりも近づく必要があります。若い世代でもより高いレベルになってくるとこのボールを打つ距離感でジリジリと詰められていくかもしれませんね
【もちろんオープンスキルを磨いて体のをうまく使うことで修正することはできます。
現に錦織選手は分厚いグリップで世界と渡り合っています。】

ほーん。
で厚いグリップのメリットは??

これもお二人がほとんどすでに言ってくれています。
高い打点でも力が入りやすい。
スピンがかかりやすい。
体の回転を使えるのでスイングスピードが出やすい。などなど。
あとはスイングスピードが出やすい分、振り切っている間はスピンがかかって安定感を出しやすいとも思います。

ちなみに
ぬいさんぽさん【薄めのセミウェスタン】もともやんさん【厚めのセミウェスタン】ともにセミウェスタングリップを採用されていますが、筆者も皆さんにおすすめしたいのはセミウェスタングリップ【薄めのセミウェスタンか一般的なセミウェスタン】です。

理由は先ほども書きましたが、遠いボールに対して有効なんです【ウェスタンやそれ以上に厚いグリップよりも】効率的にボールにパワーを伝えることができるのでフォームに無理がなく怪我もしにくいです。

なるほどな。
筆者はセミウェスタンがおすすめだと。
でも薄いグリップだと遠いボールがなんで打ちやすいんだ??

それはスイングの仕方が関係してきます。
ここからの記事は素材など入念に準備しないと書けないので明日から追記と言う形でどんどん書いていこうと思います!かなり力を入れたコンテンツにしていくのでお楽しみに♪

早く続きかけよな。

ストレートアームとダブルベンド

ストレートアーム

フェデラーフォアハンド
ナダルフォアハンド
デルボトロフォアハンド

ストレートアームのPOINT

・打点は前で取るので、相手のボールに負けない
・遠いボールに強い傾向がある【インサイドアウトの場合】
・ボールに効率よくパワーを伝えられるので伸びのあるボールが打ちやすい。

ストレートアームと薄いグリップは基本的にセットになっています。
【セミウェスタンぐらい】もちろん薄いグリップでもダブルベンドの形もありで、使い分けもできます!

スピンは自然にはかからないので自分で回転量をコントロールする必要があります。

ダブルベンド

ジョコビッチフォアハンド
錦織フォアハンド

ダブルベンドのPOINT!

・高い打点が打ちやすい
・スピンが自然とかかる
・打点が手前でも打ち負けない。

厚いグリップとダブルベンドは基本的にセットです。
ジョコビッチも錦織も厚めのグリップをしています。
厚いグリップでストレートアームはあまりいませんが、薄いグリップでのダブルベンドだと有名なユーチューバーのぬいさんぽさんなんかは薄いグリップのダブルベンドタイプですね。

筆者の意見

ストレートアームとダブルベンドどっちが良いの??と皆さんお思いになると思いますが、筆者的にはどっちでもよいと思います。むしろ今から下で取り扱うインサイドアウトの方が個人的には大切だと思います。

私の周りの上手な方たちはダブルベンドですがストレートアームよりでインサイドアウトがしっかりとできている人たちが多いですね♪

厚すぎるグリップではストレートアームよりのダブルベンドは難しいんだよな??

厚めのウェスタングリップくらいになるとちょっと難しいかもしれませんね汗

アウトインサイドとインサイドアウトのスイング

筆者がコーチングをしているときに教えるのはインサイドアウトのスイングです。
・インサイドアウト
・アウトサイドイン
基本的にこの二つのスイングが主です。

アウトサイドインをオススメする理由は上の部分で書きましたが、
・遠いボールに対して距離がアウトサイドインに対して近くまで行かなくても良い。
・クロス方向に引っ張りやすい。
というのが理由です。

そうは言われても
インサイドアウトのスイングとアウトサイドインのスイングの違いがわからねぇよ

そうですよね。
では、インサイドアウトとアウトサイドインのスイングの実例を出していきたいと思います!

インサイドアウト

インサイドアウトとフェデラー
フェデラーとアウトサイドイン2
インサイドアウトとフェデラー3
フェデラーとインサイドアウト4

アウトサイドイン

フェレールとアウトサイドイン
錦織とアウトサイドイン

何が違うん??笑

錦織やフェレールのスイングは体にスイングが巻き付いた形のスイング【結果として外側から内側に巻き込んだ形のスイング】で、
フェデラー【ナダルやデルボトロ選手】のスイングは体の右方向にスイングされています。

まずは、上の動いている画像でそこをチェックしてください。

そう言われるとフェデラーのスイングは外側にスイングされている気がする。
フェレールや錦織は体のひねりに合わせたスイングだな!

では次に試合での違いを動画で!

POINT!

・アウトサイドインもインサイドアウトの打ち方も体の回転が必要だが、アウトサイドインではより体の回転を利用してボールをクロスに運ぶ必要がある【錦織選手やジョコビッチ選手】
・アウトサイドインのフォームのプロでクロスにしっかり運べる選手はオープンスキルがとても優れている。

オンプレー

インサイドアウト

フェデラーのランニングショット

アウトサイドイン

まだ素材をしっかりと集めきれてないので参考が少ないので今後動画をたくさん見て追加していきます。
錦織選手の動画は始まってすぐの1ポイントをご覧ください。
相手選手のボールに対してセンター方向への返球が多いです。

厚いグリップでのアウトサイドイン気味のスイングではクロス方向への引っ張りが難しいことがわかる動画かなと思っています。

ボールとの距離はフェデラーと同じくらいに見えるな。

錦織選手のスイングタイプだと本当はもう少しボールに近づいて打った方がいいボールが飛びそうですよね。
でもプレー中はそんなことも言ってられないのでああいう立ち位置でプレーして守りをメインにしています。

ボールの内側をたたくスイングなのもクロス方向に打つのを難しくしている要因だと思います。

でも錦織選手もランニングショットクロスに決めてることあるじゃん。
あれなんでなん。

本当のランニングショットの時はインサイドアウト気味のスイングをしている時があるからじゃないですか。
ベーシックは巻き込むタイプの打ち方ですが、必要に応じて変えていると思います。
オープンスキルが天才の選手ならではですね。改めてオープンスキルの大事さを感じます。

参考の動画を下に張り付けておきますね!最初のポイントをご覧ください♪

筆者がインサイトアウトのスイングをすすめるわけ

アウトサイドインのスイングでもオープンスキルが高かったら打てるんだったら別にどっちでもよいんじゃね??

どちらでもよいと思います。
あくまでここまでの意見は筆者がジュニアの指導をするときにインサイドアウトのスイングをするように指導しているだけで違う意見の方も多くおられると思います。

ただ、グリップの厚いアウトサイドインの打ち方は手首や肘に負担がかかる打ち方なので長期的に見て怪我の原因になります。【たしか錦織は最近肘を怪我していたかと】
美しいスイングとは理にかなっていて【この場合遠いボールに対して強く、怪我をしにくい】それは私の場合ではセミウェスタングリップぐらいで握って、インサイドアウトのスイングだったということです。

次回からはインサイドアウトやアウトサイドインのスイングのポイントやフットワークについて書いていきたいと思います!

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