

ガットの張り方【筆者流】も合わせて紹介します!
Contents
ガット張の見本

もう一つはフェデラーのガットを張っている貴重な動画。
私のガット張の説明よりもむしろこっちを重点的に見てください!笑
ヨネックスのストリングチームの人の張り
フェデラーのガットを張っている人の動画
ガットの張り方
ラケットのセッティング
6時と12時方向【フレームの縦方向】からセッティングする

この時に強くしぼりすぎるとフレームが縦方向に変形するのと、塗装が弱いラケットならアダプターの跡がフレームに残ってしまうので注意が必要です!
サイドのアームをラケットにセッティング

サイドのセッティングはガット張り機のアームのアダプターの形でどの位置が良いか決まってきます。【メーカーによる】
現在一般的なセッティングはウィルソンのラケットは二種類のシンプルなものになっていますが、その色の変わり目くらいにセットしている人が多いかなと思っています。
最後のチェックポイント

筆者は6-12時方向を最初にセットしてサイドをセット。
それでラケットが少し動くようであれば、サイドを緩めてメイン【6-12時】を少しだけ強くセットしてもう一度サイドを絞ります。
できるだけ小さい力でラケットがしっかりと固定されるポイントを探すのがコツだと思っています!
ガット張編
クランプの強さ

ホームストリンガーの方はあまり気にしないで良いと思いますが、お店を構えている人はけっこう気にするポイントですよね。弱ければテンションロスになりますし、強ければ適正テンションに近くなりますが、ガットに跡がつく。跡がついてもフレーム近くにつくだけなので使用感には大きな影響はないと思うので、筆者は緩むよりは良いだろうと多少強めにクランプをセットしています。【あまりに目立つのは良くないですよ】
ガット張り機を無水アルコールで吹くことで強くクランプを設定しなくても張れるようになることが多いためマシンのメンテナンスもホームストリンガーの方は検討してください♪
縦糸の最初に注意

最初のスタートは特に緩みやすいポイントなので筆者は一つずつガットを引っ張ってロスが少ないように心がけています。皆さんも注意して張ってみてください♪
横糸を張っているときのたわみに注意

ガット張り機で引っ張った時にどれだけ自然にまっすぐなるように調節する必要があります。
筆者はガットを緩ませたくないのである程度伸ばした状態で、ガット張の進行方向と逆【すでに張っているガットがある方】に引っ張る前にセットしてからガットを引っ張ります。ちょっとまだ曲がっているなと感じたら触る程度に指で目をまっすぐにします【人によってはそれも嫌います】
ガットを引っ張っている状態でガットをまっすぐにすることはテンションロスは防げますが、かなり硬めに張りあがるのであまりおすすめはしません!【なにが正解かはしらないのであくまで筆者の意見】
縦糸と横糸の終わりでテンションを上げる【ノット部分】

ノット【ガットを最終的に止める結び目のこと】をする際にテンションが下がってしまうのであるのですが、
特にフラットベースで繊細なテニスをする人はノット部分のロスでかなり使用感が変わるらしいです【プロの友人談】
またストリンガーによっては無駄な張力をかけるのはラケットに良くないとノットボタンは使わず技術でできるだけテンションロスをしないようにする人もいます。
筆者は友人のガットを張るときは必ず、ノットボタンを押します。笑
日本では端っこのガットのゆるみがガットを張るのがうまい下手の判断の一つになっているからですねw
一部海外のストリンガー【プロ】は全く気にしてないこと人もいるので、日本人は神経質だなーと彼らはきっというでしょう。
するしないが分かれている部分ですが、ホームストリンガーの方は使う人が多いと思います!
いろいろ検証してみる
ガットの横糸のたわみを取るとらないで変わる張りあがりの差

この時に意識したのはポリプラズマの方は、テンションがかかっている状態でガットをまっすぐにする。
ポリファイバーのガットは、あえて引っ張り終わった状態でガットが湾曲するようにして最後に目直しをする張り方をしました。
シグナムプロ【あえて硬くなるよう張った方】

こちらは2時間使用したバージョンのものになります。
53ポンドで張ったのに58ポンドですよ笑
ガットの張り方一つでものすごい差が生まれています
あわせて読みたい
ポリファイバー【あえて緩くなるように張ったバージョン】

意識的に低く張りましたが、やはり張り方で変わることの証明になっているかなと思います。
張る時間でテンションは変わってくる??【検証中】

53ポンドで張ってもらったのですが、
結果は低めのテンション設定です。
実際にうざがられるくらいにガット張を見学させていただいたのですが、ガットを張るのがかなり丁寧で50分ほどかけて一本を張り上げていました。
筆者は一本20分ほどで張り上げている【急いでいるときは13分くらい】のでおそらくは張るペースでもテンション推移は変わってくるのではないかと思っています。
今後検証が必要な部分ですね!
ガット張り機をピッカピカにメンテナンスしてから張ると違いがでるのか【準備中なのでお待ちください】

終わりに

もはやガットのインプレでさえ、ストリンガーによって違いも出てきそうです。
特に同じテンション【53ポンド】で張っても58ポンドと50ポンドの違いは自分でやっていても鳥肌ものです笑
自分で書いていても面白いコンテンツなので思いつくままに今後追記していきたいと思いますので
ご期待ください♪
