【けっこう重要です】テニス ストローク上達【膝の運動連鎖】

運動連鎖ができていないことがある

運動連鎖ができていない子供【大人】じゃ基本的には手打ちになってしまうケースが多いです。

本来であれば足、腰、上半身の捻りから腕のスイングとなっていくのですが、
運動連鎖がうまくいっていない子は手だけのスイングになりがち。

またキャッチボールで上手くボールが投げられない子も少なからずいます。

小さいころからテニスに限らず、運動をせずに生活していると基本的な運動連鎖が行えません。
コーチをしている人は基本的に運動神経が良い方が多いと思います。

なので運動連鎖【体の各部位の自然な動き】を意識せずにできてしまうことが多いです。
筆者もそこそこに運動神経はあるのでジュニア育成の時になんでこの子はできないんだろう??
と初期のころは悩んでいました。

この記事では運動連鎖【膝】に着目して記事を書いていきます。

駆け出しのテニスコーチさんなどおられましたら、筆者も当時悩んだことなので参考になると思いますよ♪

ストロークの順番【体の使い方】

  1. スプリットステップ【全ての起点】
  2. ステップ【ボールに近づくステップ】【単に走る、サイドステップ、クロスステップなど】
  3. ヒッティング【ボールを打つと一緒にリカバリー】
  4. 状況によってセンターかセンター付近まで戻る

これがストロークまでの流れですね。
毎回この動きをしてプレーをしています!
今回はヒッティングの部分の軸足ではない前足の話ですね【フォアハンド・バックハンドどちらにも共通しています。】

膝はどう使うのか??

インサイドアウトとフェデラー3

フェデラーのランニングショット

上の画像と動画の
プロの選手の前膝の動きに注目してみてください!

見たぞ!
これがなんやねん

筆者が大事だと思っていることは
膝【つま先も】の方向です。
上半身は大きくひねられていますが、膝の方向とつま先の方向は比較的相手コートに向かっていることをご確認ください。

また運動連鎖で見た時に打ち終わりには元向いていた方向よりもさらにコート側に膝とつま先の方向が変わっています。
運動連鎖が上手に行えていないジュニアに多いのは上半身は回転出来ていても、下半身は回っていないという状態です。
さらに状態が悪いのが腰の回転を使えていない手打ちなのですが、上半身の回転は指導すればわりとすぐに身に付きます。【運動習慣のない子供でも】

確かに上半身はひっかりひねられているけど、下半身は相手コート側を向いている気がするな!
そこから打ちに行っているときにさらにコートに向いているのもわかるぜ!

筆者が個人ユーチューバーで一推しのぬいさんぽさん。
下半身の使い方が抜群にきれいです。

筆者がこの記事で言いたい膝【下半身の連動】を完璧にしてくれている動画です。

膝の運動連鎖の練習方法【実はめっちゃ簡単です。】

順番的にボールを打つ時の体の動きとしては
・膝の曲がり【からの伸び】→あんまり伸びるっていう表現は打点がずれて好きではない。
・膝の回転【相手コート方向から気持ちだけ動く】→膝の動きは大きいと負担にもなるので気持ち程度。
・上半身の回転【ユニットターンからの逆方向への回転】
・スイング
の順番です。膝の回転と上半身の回転はほぼ同時です。【気持ち膝の方がはやい】考えることが多くなるので区別せずにまずは同時に回転させて試してください。

で?

まずはラケットを持たずにユニットターンの素振りをしてもらいます。
コツとしては上半身の回転とともに膝も連動させて回転させるイメージを持たせることです。
で膝と上半身の回転【ユニットターン】をしながらラケットヘッドを走らせる。

この練習中はスイングは意識せずに膝と上半身の回転に集中してください。
実際にボールを打つ練習だとボールとスイングに集中力を持っていかれるのでコート外【内でも大丈夫ですが】でボールを打たない環境で試してくださいね。

コート外でやらせることでできていない子供も、その時はすぐにできるようになります。
ボールを打ち出すとまたもとに戻ってしまいますが、長い目で見てちょっとずつ修正してあげましょう!

次はラケットを持った状態。
それがクリアできたらどんなボールが飛んでもいいから素振りのフォームそのままをボールを打つ時にしてもらう。

上手くいかなくてもできるまで付き合ってあげましょう。
その時はうまくいかなくて子供は不満でしょうが、運動連鎖なくして上達もないので頑張ってください。

ユニットターンと膝の連動を意識した素振りってことだな!

終わりに

まとめ

・上半身はしっかりと回転させるけど、膝は相手コート方面を向ける気持ちで行う【ご自身で打ちやすいように調整してください】
・膝の動きを大きくすると私【おっさんは】はびきびきします。なので膝の動き自体は小さくて良いと思います。上半身がスムーズに回転できるように膝を開放してあげるイメージです。
・つま先と膝の角度がベースラインに平行になるくらいまですると上半身の回転がうまくいきません【試すと面白いくらいわかります。】
・膝が伸び切っていると股関節の運動連鎖がうまくいかなくなるので、膝を少し曲げた状態で行う。【膝の連動連鎖ではなく股関節の運動連鎖の問題】
・スタンス【歩幅】は肩幅くらいには広げる【膝が曲がっていてもスタンスが狭すぎると股関節の運動連鎖がうまく機能しません。】

いかがでしたでしょうか。
膝のちょっとした使い方について書きましたが、自然とできている人も多いと思います。
なんも考えずにすでにできている人はそれで良いのですが、僕【私】はできていない。
と思った方は簡単な練習で習得できる技術ですので是非トライしてください。

まとめの部分で股関節、股関節うるさいわ!

運動連鎖には股関節もすごく大事なんです。
膝が伸びていたり、膝が曲がっていてもスタンスが狭いとうまく動かないので、今回の膝の使い方の記事でもかかないと練習が先に進まないと思って書きました。

ボールを打つ一つにもたくさんの体の連動が起こって一つのショットになっています。
股関節の動きも大事な要素などで近日中に股関節の運動連鎖についても書きたいと思います♪

皆さんここまで読んでくださってありがとうございます。
テニスの指導方法や考え方はとてもたくさんあります。
筆者の10年ほどのコーチ経験で上半身と下半身の運動連鎖がうまくいっていない人へのアプローチの一例として
書かせていただいております。
いろいろな意見あると思いますので、参考としてお読みください。

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