[K] BLADE 98 インプレ レビュー 【ハードヒッターが満足するコントロールとボールの伸び】

確か2008年くらいの発売のラケットだったと思います。

昔は良く使っていた [K] BLADE 98を再インプレ!
初回インプレ日は【2020/11/19】になります♪

商品詳細

スペック

名前 [K] BLADE 98
品番 WRT7980202
素材 カロファイト・ブラック+ハイモジュラス・グラファイト+ケブラー
重さ 304g
長さ 27インチ
フェイスサイズ 98インチ
フレーム厚 21mm
ストリングパターン 18×20
適正テンション 50-60ポンド
製造国 中国

メーカー説明

[K]BLADEシリーズの中で最も操作性に優れたツアー・スペック。コントロール性能を向上する「Xループ&コーナーゾーン」を配備し、プレイヤーの意のままのボールコントロールを実現。

インプレ

ポリプラズマ1.23mmを48ポンドで張り上げた環境でインプレしています♪
【季節は秋でちょっとさむくなったあたり】

打球感【かなりしっかりしているが特別に硬い感じはしない】

2020年現在のラケット達と比べるとやはりかなりしっかりしている印象はありますが、
特別に硬い感じもありませんでした。

フレームのしなり感は少なく、ホールド感もラケット全体では少ないと言えるでしょうが、
筆者としては打ち心地がしっかりとあって、雑味なくすっきりと使える印象の打球感でした。

反発性・伸び【打ち方で違いが出てきそう】

フラットドライブ気味に打った時には特別な反発力は感じないですが、思ったよりもボールが飛んでくれました【久しぶりに使う前は飛ばないって予想でした。】

ですが、薄い当たりになるとフレームがボールをもってくれないので伸び不足であったり十分な反発をしない場面もあります。

こすりあげる打ち方ではラケットの良さを引き出せない印象です。

伸びに関してはとても気持ち良いの一言。
特にサービスはスピード感・威力ともに非常に満足のいくボールが飛んでくれました。

サービスが武器な人には一度使ってほしいくらいです♪

スピンアシスト性【ボールを潰しながらなら威力と変化を同時につけられる】

こすりあげる打ち方では先ほど言ったように伸び不足・飛び不足に陥りますが、
フラットドライブで打つとすごく伸びのあるボールが飛び、そのままスピンをかけるとベースライン付近でキュッと落ちてくれます。

18×20というストリングパターンで特別に持ち上がる印象がない分、弾道のコントロールもしやすくスピンはかけたいけど持ち上がりすぎては欲しくないという方には良さそうです。

まとめ【厚めのインパクトでコントロールと威力主体のプレーに向いている】

コントロールと威力って成立するの??

ボールもストリングパターンの性質上特別に持ち上がらないし反発性も強いわけでなく、ラケット自体のアシスト感は少ないラケットです。ですが、その分自分のスイングのパワーをしっかりと伝えることができます。
なので自分のスイング分ボールが飛んで伝えれば伝えるだけ伸びのあるボールが打てるので筆者としてはコントロール主体にどんどんと打ち込んで威力を安心して出せるラケットだと感じています。

現代ラケットは反発力に優れていますが、こういったクラシックラケットも懐かしさを覚える一方で、使い方によっては良いラケットだと改めて感じました♪

他ラケットと比較する

ブレードv7.0 18×20

ツアーバイトとブレードの組み合わせのインプレ

後継モデルは一応このモデルだとおもうのですが、使用感は全く違いますね。
柔らくラケットのしなりを大きく感じるv7.0のブレードとラケットのしっかり感の強いKブレード
なので同じ名前のラケットですが、別物のラケットです。

今のブレードのしなり感がちょっとなれないということでしたら、Kブレードでもいいと思いますが、
V6.0のブレードもけっこうしっかりめのラケットなので、Kブレードの感覚が好きなのであれば一世代前のブレードの方が類似していると思います。

プロスタッフ97V13.0

プロスタッフrf97インプレレビュー

新作のプロスタッフと比べると筆者としてはKブレードの方が反発力はあるように感じます。
どちらもしっかりとしたフレームですが、スイングのパワーをそのまま伝えてくれるのがKブレードで、
プロスタッフはスイングパワーをさらに抑えてくるようなイメージを持っています。

もちろんガットのセッティング次第ではプロスタッフも良さを出すこともできますが、ラケットの特徴として筆者はKブレードの方がプレーヤーのスイングを直に伝えてくれるラケットだと考えています♪

K BLADE 98の処方箋

フレームがしっかりめのラケットなので基本的にはナイロンガットの方があっているラケットだと思っています。

筆者はポリプラズマで今回は使用していますが、もうちょっと楽な方が試合の中では取り回しがきいて良いだろうなと考えています。

準備不足のショットでのアシスト感をガットを柔らかくしたり反発性を上げたり、テンションを下げることで調節してあげるということです。

もし現在Kブレードをお使いの方がいらっしゃってしんどさを感じている方はテンションを下げたり、柔らかいポリやナイロンガットで試すと楽になると思いますので是非お試しください♪

終わりに

いかがでしたでしょうか。

2020年現在で12年前のラケットとかなり古いラケットですが、
しっかりとボールを潰して打つ方には恩恵が多いラケットでもあると思います。

さすがに中古でしか現在は手に入らないラケットだとは思いますが、価格はかなり安い【さっき見たところ5000円くらいでヤフーショッピングでありました】と思いますので
気になる方は是非試してみてください♪

Twitterでフォローしよう