アレクサンダーズベレフ プレースタイル考察

今回はあれクサンダーズベレフについて記事を書いていきたいと思います♪

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選手情報

国籍 ドイツ
生年月日 1997/04/20
身長/体重 198CM/86KG
利き腕/バックハンド 右/両手
プロ転向年 2013年
キャリアハイ 3位【シングルス】

プレースタイル

ズべレフはとても強烈なサービスとストローク力があり、NEXT GENERATION【フェデラー、ジョコビッチ、ナダルの次の世代】の代表格の選手です。

サービスの速度はATPファイナルの時に237キロ【機械の故障とも言われていますが】をマークしたこともあります。

強いサービスを軸にゲームを取りなおかつストロークも長い手足を使って強烈なボールを打つ選手です♪

フォアハンド

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外国人選手はぱっと見ると手がでかいのでグリップが厚く見えますが、打っている感じではセミウェスタンくらいの握りかたに見えます。

ただ、長い腕とラケットヘッドを加速させて薄めのグリップだとは思えないくらい回転のかかったショットを打っています。

こんな体格の日本人はあまりいないと思いますが、同じように腕が長い方はズブレフの打ち方は参考にしてみても良いのかもしません♪

メドベージェフもそうだけどフィニッシュが特徴的。
これはきっと腕が長すぎるからこうなるんだろうな笑

バックハンド

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バックハンドだけでなくフォアハンドにも共通するところですが、ラケットヘッドの動きが大きいのがズべレフの特徴だと考えています。

ラケットヘッドの動きが大きいと単純に勢いがついてパワーが出やすい認識でいいと思います。
代わりにミートするのが難しくもなるのですが、ズべレフがとんでもないパワーのあるショットを打っている秘密もここにあると思います。

長い手足+ラケットヘッドの動きの大きさが合間ってあのようなとんでもないボールが飛んでいると考えています。
普通に考えればただでさえ腕が長くて安定感も出しづらいでしょうに、これだけ大きなラケットワークをさせてもトップで戦えているだけで天才というのはわかりますね。

腕の動きは小さめでラケットヘッドが大きく動いているのが動画でお分かりになると思います。【フォアハンドはどっちも大きめかも】腕の動きは少なく、ラケットヘッドは大きく動かすと安定感とパワーの両立もできるのでパワー不足で悩んでいる方は試してみても良いかもしれません♪

サーブ

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少し体を逸らしますが、基本に忠実なサービスフォームです。

前、後ろ、前とサービスの体重移動がとても参考になります。

個人的に指導者としてここがジュニアの子供にたびたびいうことなんですが、足を揃える時に、右利きなら左足に位置が変えてしまう子がします。【状態がブレてうまく当たらなくなることがある】ズべレフが足を揃える時は左足の位置は微動だにしません。

両足を揃えるタイプのサービスで安定感が出ないと感じている場合は、ズべレフのこの微動だにしないポイントを真似すると良いかもしれません♪

プレースメント

強烈なサービスを打つためサービスゲームではサーブだけで終わるポイントも多いです。
リターンが返ってきても甘いボールが多いのでサービスゲームは基本攻撃的なストローク主体にサクッとゲームを取ることが多いです。

プロになって年数を重ねてくるうちにチャンスがあればすぐにベースライン付近にポジションを上げてきて隙あれば前に入ってうちに来るようになっていると思います。
正直タチが悪いです。笑

高身長、イケメン、テニスの技術も高い選手。
高い素質があって、戦術レベルも年々上がってきています。

サービスを軸に、破壊力のあるストロークでリターンゲームでも怖い選手です。
その代わり、調子を崩し出すとミスが多くなる場面もあります。

ここを参考にしたい!

ポイント

・サーブの軸のブレなさ
・ベースライン後方から自分のボールを確認してから戻るフットワーク
・フォアハンドクロス方向への攻め
・ラケットヘッドの動きの大きさ

フォームに関してはズべレフは稀有な肉体を持っているので真似するのには不向きだと思います。

なので、ズべレフで参考にしたいのはサービスで触れた左足が動かないこと。
ボールに威力を出すために大きくラケットヘッドを動かしていること【安定しなくなるケースもあるのでミスが増えたら調節してください】。
余裕がある場面ではクロス方向にもストレート方向にも強烈なボールを叩き込むのですが、しっかりと相手にクロスを意識させることで逆クロス、ストレートが活きてきます。
また、ベースライン後方に下がった時も自分がいいボールを打てばベースライン付近に素早く戻っています。普段からフットワーク練習をみっちりやっているのでしょう。意識しないとできないことなので皆さんもみてみてください♪

ズべレフの攻めるならここ!

おこがましいのは許してやってくれ。。。

これだけテニスするのに恵まれた体格を持っているにも関わらずズべレフは練習を怠っていないと毎度思わされます。

それはフットワークが機敏だからです。
努力を怠らない天才ですね。

みすもそこそこにしてくれますが、威力のあるランニングショットもありますし、たまにメンタルが崩れてくれていたのも最近は少ないように思います。

今後何か、気付くかもしれませんが、今の所あえていうのであれば、良いボールを打った時はベースライン後方からしっかり詰めてきますが、逆に言えばベースライン後方に割と簡単に下がってくれるところです。

リターンのポジションも割と後ろに取りますし、そこからでもハードヒットはしてくるのでズべレフのポジションが後ろの状態でその威力のあるボールに角度をつけられればズべレフとしては取るのがかなり厳しくなると思います。

ポジションを後ろに取らせる展開を作り、ハードヒットだけど割と浅かったり甘いボールに対してアクションをできれば有利な展開を作りやすいかもしれません。

リスクを冒してポジションを上げてくることはあまりないので、ポジションを上げてきてボールを処理する能力が上がればとんでもない選手になりそうです♪

ポジションが下がった状態でライジングショットとか角度のついたボール打たれると次のボールはあまりなりやすいってことだな。

もうすぐ、錦織選手当たるけど頑張って欲しいな!!!

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