ポリツアープロ レビュー インプレ 【ヨネックス:全体的に秀逸。ホールド感○】

2016年10月にインプレしたポリツアープロを【2020/09/06】にリライトしています!

商品情報

定価【単張/ロール】 2300円+税/30500円+税
長さ 12m
構造 モノフィラメント
素材 芯糸/ハイポリマーポリエステル
ゲージ【太さ】 1.15mm 1.20mm【ブルー・フラッシュイエロー】

1.25mm 1.30mm【ブルー・フラッシュイエロー・グラファイト【ブラック】】

品番 PTGP115/PTGP120/PTGP125/PTGP130
メーカー説明

柔らかめの打球感で肘や肩に優しい。

インプレ

2014年にストリングフォーラムで
POLY OF THE YEARに選ばれた人気ガットであるポリツアープロ。
受賞ガットに選ばれるにふわしい、とてもバランスのよいガットだと思います。

打球感【柔らかくホールド感がある】

ポリツアープロは柔らかさとホールド感がしっかりあるガットですが、ポリ全体で見た時に最高レベルに柔らかいというわけではないと思います。しっかりとした柔らかさがありつつも打ち心地もあり、ボールの威力も出すことができるガットです。

反発性【ポリ全体で少し強め】

ポリ全体で見た時に特別に強いわけではないですが、十分に反発力のあるガットだと考えています。
ボールの伸びも同様に十分に出るガットで、柔らかさがしっかりありながら反発性と伸びの性能は高いガットだと思います♪

スピンアシスト性【必要十分】

スピンアシスト性も他それに特化したガットに比べると特別に強い印象はないですが、かかりずらいガットに比べひっかかりを感じボールが持ち上がってくれるのでスピンアシスト性もそれなりにあるガットと考えています。

打ち方によるところも当然あるのですが、ガット本来持っているスピンアシストは普通~やや強いくらいの印象です!

まとめ【柔らかさがあってボールも伸びるバランスポリ】

特徴としては柔らかいのにボールの伸びや威力が出せるガットになると考えています。
このガットもう15年くらい【筆者の記憶では少なくとも】は発売されてから時がたっているのですがいまだに人気のガットなのは競技者にとって必須なボールの伸び感がありつつ柔らかいからでしょう。ヨネックスが送るクオリティーの高いポリです。
筆者個人的にはですがテンション維持が悪いので使うときはストレッチをかけて張っています!

他ガットと比べる

RPMブラスト

人気ブランドBABOLAの代表ガット。RPMブラストはやわらかさがありながらもボールスピードと伸びが出しやすく反発力も強いポリエステルガットです。

ポリツアープロと比べると、ホールド性能はポリツアープロの方が強いと考えています。
【それでいてボールが伸びる】

RPMブラストはポリツアープロに比べてホールド性は少ないものの、柔らかさもありつつ球弾きが強いのでボールスピードが出やすい印象です。

RPMブラストも柔らかさがしっかりありますが、ポリツアープロの方がホールド感があるので球持ちの良さを感じたいのであればポリツアープロ。

もう少し弾き感が欲しくボールスピードもということでしたらRPMブラストも検討すべきだと思います♪

ハイパーG

ハイパーGはスピンアシスト性が売りのポリエステルガットで、ポリツアープロに比べるとホールド性は少ないです。またRPMブラストのような強い反発性もないので、反発性もやや落ちるガットといえると思います。【別に飛びが悪いわけではない。】

今、ハイパーGを使っていて、もう少し球もちが良いのが良いと感じているならRPMブラストもそうですが、さらに特徴の強いポリツアープロも選択肢になると思います!

トリトン

トリトンは非常にホールド性に優れているポリでもっちりとした打球感のポリです。
さらにガットの表面につぶつぶを塗布しているのでガットのひっかかりがよくスピンアシスト性もありますが、
一方でボールの伸びがいまいちでずらい印象です。ポリツアープロはトリトンよりも少ししっかりめの打球感でスピンアシスト性はトリトンに比べるとややおちる印象ではありますが、その分ボールの伸びが出ます。

現状トリトンを使っていてボールの伸びに悩んでいる場合、ガットを変えるという選択肢においてはポリツアープロは候補に入れてよいと考えています!

ラケット別

ピュアドライブ2021

ポリツアープロとピュアドライブ2021インプレレビュー

マイルドな打球感ながら反発力もある新作ピュアドライブ【2021現在】ですが、ポリツアープロ【52ポンド】で使用すると柔らかさがやはり追加されてボールが持ち上がりやすくなりました。

ピュアドライブ2021では人によってはボールが浅くなるという意見も私の周りでは出ているので現在2021を使っていてもう少しボールが持ち上がって欲しいと感じている方にはとても良いセッティングだと思います。

ボールの伸びはこの下で出てくるエクストリーム同様にやや落ちるイメージを持ちましたが、ラケット自体にパワーがしっかりあるので良い意味でラケットのパワーと、ガットの柔らかさで調和が取れている印象です。

グラフィン360+エクストリームMP

グラフィン360+エクスリームMPとポリツアープロインプレ

柔らかさがしっかりあって弾き感もあるエクストリームにポリツアープロを52ポンドで張ってみました。
ホールド感のあるポリツアープロを張ることでさらにもっちり感が出て普通にラリーしている時には快適感をおぼえる一方でボールが持ち上がる感覚が強くするどく伸びるボールが打ちにくくなったイメージです。

元からフレームにホールド感があるラケットに張るともっちりしすぎて伸びがでずらくなる傾向がありそうです。
もし次回張るなら54ポンドくらいで調節すると思いますが、エクストリームにはもう少し引っ掛かりが少なくて伸びが出るガットが良いと感じました!

逆にエクストリームでもう少しボール持ち上げたいな。
柔らかくしたいなと感じた方はポリの中ではかなりイメージに近いものが提供されるセッティングだと思います♪

ピュアドライブ2012

ピュアドライブ2021よりも軽い打球感で弾き感がある2012年モデルでもポリツアープロ【52ポンド】で使用しました。ちなみにエクストリームと比べると球持ち感がなく弾き感が優先されながらも硬くない打球感です。

そういったラケットにポリツアープロを試したところ、弾き感に柔らかさを追加してくれ打球感としては軽く柔らかさも出てくれるので楽にしてくれるなーという印象を持ちました。

伸びを追求するというよりはボールスピードもしっかり出るので軽い打球感で展開を早くするのに向いている印象で、走らされた時に威力はそこそこにパパーンとライジングでコースをつけやすかったので、威力はそこそこにコースをついていくのに向いていました。

2012は柔らかさもありますが、打球感の軽く弾き感もあるので、そういうラケットには威力はそこそこに軽快な弾きに柔らかさを追加してくれる印象がありよかったです。

ラケット別のまとめ

ちょっとハード気味なラケットには柔らかさとボールの持ち上がりを提供してくれ、
ホールド感重視のラケットだと伸びの不足をやや感じます。【ハードヒットした時】
弾き感の強いラケットだともっちり感を追加しつつ、軽い打球感でらくにボールを返す時にもっちり感でコントロールアシストをしてくれるイメージを持っています。

ポリとしては柔らかくホールド感を持っているラケットなので、しんどめの程弾道気味にボールが飛ぶラケットにボールの持ち上がりが欲しいと感じている方にベストマッチする印象を現在持っています【ピュアドライブ2021環境で感じました。】

次回はプレステージMPで柔らかさとホールド感を検証してみたいと思います♪

ポリツアープロの処方箋

柔らかい打球感でホールド性もしっかりあるポリツアープロですが、個人的にはテンション維持が弱い【使い始めからテンションが落ちるのが早いので打感が変わる】ので、低めのテンション設定では一回目のテンションの落ちで飛びすぎるということになりがちです。
個人的には少し高めのテンション設定か、ストリンガーさんにお願いしてストレッチをかけてもらうことで柔らかさは張りたて悪くなりますが長持ちするようになります。【数時間で切ってしまう人は無視してOKです】今後ポリツアープロのテンション維持に関しては1ロール購入してラケットチューンで検証してみようと思っています。

ラケットのセッティングとしては反発系ラケットに張ってももちろん良いですが、薄いフレームで飛びが悪いラケットでしんどいと感じている方により向いているガットだと思います。

柔らかさ特化したガットでもラケットにパワーがあればしっかり伸びますが、柔らかいガットでは少し伸びが収まって気になるという方に柔らかさがありながらボールの伸びも確保できるガットであるポリツアープロは良い選択肢の一つになると思います。

例えばどんなラケットだ??

VCOREPROシリーズやファントム100。
プレステージシリーズやグラビティ。CX200なども入ります。ちょっと低反発気味のラケットに張るとガットのアシストを感じられると思います♪

ラケットはそういうのにおすすめなんだな。
人物ではどんなひとにおすすめなんだ??

人によってスイングやラケット、テンションも違うので一概には言えませんが、他ポリガットと比べた時に柔らかくボールが持ち上がりやすいポリガットだと考えているので、
例えば、
RPMブラストを今使っていて、柔らかさを確保しつつもう少しボールが持ち上がってほしいと考えているならポリツアープロは良いでしょうし、それはバランスの良いブラックコードでも同じことが言えそうです。

フレームが硬いラケットを使っていてなおかつガットも硬いタイプのガットを使っている人でネットが多い。
コントロールが難しいと感じている方もポリの中ではポリツアープロは柔らかくボールを持つので使ってみるとだいぶんホールドする感覚を持つことができると思います。

特別に硬いわけではありませんが、ハイパーGでパリッとしていてもう少し球持ちが欲しい【ガットを滑らせる打ち方の方は食いつきから柔らかさを感じられますが、フラット打ちだとハイパーGは一部の方は硬いという傾向あり】と思うのであればポリツアープロは良い選択肢ですし、
材質ベースで筆者が硬いと感じているのはツアーバイトや、4G、ポリツアースピンなど一例ですがこういったガットで硬いと感じている方ならばよい選択肢の一つにもなると思います♪

終わりに

まとめ

・柔らかいけどしっかりボールが伸びる珍しいガット。
・テンション維持は筆者の経験上あまり良くない。
・柔らかさははじめ減りますが、少し高めのテンション設定か、ストレッチをかけることで一度目の大きなロス後も楽しめる。

いかがでしたでしょうか。
ポリツアープロは昔から現在【2020/09/06】まで多くの人に愛されているガットの一つです。
ガット選びに悩まれている方は一度試す価値もあると思いますので気になる方は是非お試しください♪

ここまで読んでくれてありがとよ!

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