
2002年生まれのプロ•ロレンツォ・ムゼッティのプレースタイルを考察していきます♪
主な戦績
ジュニアグランドスラム
2018・全米 準優勝
2019・全豪 優勝
プロ転向後は2020年ローマ【1000】本戦で、ワウリンカ・錦織を倒したのが一番有名だと思います。
その翌週のフォルリというチャレンジャー大会を優勝しています。
2021にはシュワルツマンを倒し、初のトップ10選手に勝利を手にしています。
2018・全米 準優勝
2019・全豪 優勝
プロ転向後は2020年ローマ【1000】本戦で、ワウリンカ・錦織を倒したのが一番有名だと思います。
その翌週のフォルリというチャレンジャー大会を優勝しています。
2021にはシュワルツマンを倒し、初のトップ10選手に勝利を手にしています。
2021・全仏オープンでは世界ランキングNO1のノバクジョコビッチ相手に2セットアップまで行き、集中力切れから逆転負けを喫してはいますが、退場時にはジョコビッチが立って拍手をして送り出すほどのプレーをしました。
ほんとここから活躍する選手なんだな!
選手情報
国籍 | イタリア |
出身地 | イタリア•カラーラ |
生年月日 | 2002/3/3 |
身長/体重 | 185cm/75kg |
利き腕/バックハンド | 右/片手 |
プロ転向年 | 2019年 |
プレースタイル
プレースタイルは完全なオールラウンダー。
なんでもこなせる選手です。筆者テニスを離れている期間がしばらくありましたが、明らかに次世代を担う天才だと思います。
リストの強さやフェイスの感覚の良さ、タッチのセンス、相手のボールに対しての返球の選択どれをとっても若い世代でトップクラス。現在のランキング【この記事を書いた2021/6.2時点】は78位ですがこのまま順調にいけばフェデラー、ジョコビッチ、ナダルが引退したのちはその役割を担う選手になるでしょう♪
なんでもこなせる選手です。筆者テニスを離れている期間がしばらくありましたが、明らかに次世代を担う天才だと思います。
リストの強さやフェイスの感覚の良さ、タッチのセンス、相手のボールに対しての返球の選択どれをとっても若い世代でトップクラス。現在のランキング【この記事を書いた2021/6.2時点】は78位ですがこのまま順調にいけばフェデラー、ジョコビッチ、ナダルが引退したのちはその役割を担う選手になるでしょう♪
フォアハンド
フォアハンドは厚め。
みたところフルウェスタン寄りのウェスタンくらい。
厳密にはわからないので厚めのグリップであると認識しておきましょう。厚いグリップ特有でランニングショットでクロス方向に強打は今の所あまり得意ではなさそうですが、リストの強さから回転を多くかけて非常に器用にクロス方向にもきっちりとボールを飛ばすことができる選手です。ジョコビッチの場合は厚いグリップでもとんでもないセンスとリストの強さでクロス方向にボールを叩くのでこれは今後改善してくると思います。高い打点のボールは特にクロス方向への強い返球は今の所あまりない印象。
ただ、回転数を多くして返球することはあります。ランキングショットや相手のクロスの返球に対してのストレートの精度は素晴らしく、きっちりと決められるとかなり厳しくなると思います。
みたところフルウェスタン寄りのウェスタンくらい。
厳密にはわからないので厚めのグリップであると認識しておきましょう。厚いグリップ特有でランニングショットでクロス方向に強打は今の所あまり得意ではなさそうですが、リストの強さから回転を多くかけて非常に器用にクロス方向にもきっちりとボールを飛ばすことができる選手です。ジョコビッチの場合は厚いグリップでもとんでもないセンスとリストの強さでクロス方向にボールを叩くのでこれは今後改善してくると思います。高い打点のボールは特にクロス方向への強い返球は今の所あまりない印象。
ただ、回転数を多くして返球することはあります。ランキングショットや相手のクロスの返球に対してのストレートの精度は素晴らしく、きっちりと決められるとかなり厳しくなると思います。
バックハンド
全体的にレベルの高いプレーをしますが、特にバックハンドは優れているショットを持っています。
まずはストレートの精度の高さ、クロス方向にも回転数を増やして器用にボールを返すことができ、広くコートを使うことができるショットを持っています。回転数のコントロールが素晴らしく叩くときはフラットベース、守るときはスライスはトップスピンなど幅広いショットが選択でき、特にランニングショットや決め球でのストレートボールはプロの中でも特筆すべき能力だと思います♪
まずはストレートの精度の高さ、クロス方向にも回転数を増やして器用にボールを返すことができ、広くコートを使うことができるショットを持っています。回転数のコントロールが素晴らしく叩くときはフラットベース、守るときはスライスはトップスピンなど幅広いショットが選択でき、特にランニングショットや決め球でのストレートボールはプロの中でも特筆すべき能力だと思います♪
プレースメント
学生時代の試合も見ていますが、個人的にプロになってから一番変わった点はバックハンドです。
スライスを多く使っていたのですが、プロではそれが通用しなかったのでしょう。プロ転向してから明らかにバックハンドでのポイント取得が増えています。学生の時はバックハンドも打てますが、典型的なフォアハンドでポイントを奪い取るスタイル。
現在はチャンスの時はフォアでもバックでも積極的に攻めますし、守り時はフォアならスピンを多くかけますし、バックでもスピンやスライスで時間をうまく作ります。クロスラリーをベースにフォア・バックともにストレート方向でのウィナーが多い印象です。
ランニング時はフォア・バックともに器用にクロス方向にもボールを打てますし、攻略しずらいオールラウンダーです。
スライスを多く使っていたのですが、プロではそれが通用しなかったのでしょう。プロ転向してから明らかにバックハンドでのポイント取得が増えています。学生の時はバックハンドも打てますが、典型的なフォアハンドでポイントを奪い取るスタイル。
現在はチャンスの時はフォアでもバックでも積極的に攻めますし、守り時はフォアならスピンを多くかけますし、バックでもスピンやスライスで時間をうまく作ります。クロスラリーをベースにフォア・バックともにストレート方向でのウィナーが多い印象です。
ランニング時はフォア・バックともに器用にクロス方向にもボールを打てますし、攻略しずらいオールラウンダーです。
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ジュニアの時の試合
ここを参考にしたい
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ポイント
・クロスショットをベースにストレートのウィナー
・ランニングショット時のクロスの返球のうまさ【ポジションを下げながらのショット】
・繊細なショット時のフェイス感覚
・ランニングショット時のクロスの返球のうまさ【ポジションを下げながらのショット】
・繊細なショット時のフェイス感覚
特にバックハンドではクロスラリーを中心のストロークからストレート方向へのウィナーを量産します。
オーソドックスですがこの展開が強いのは王道でできるのとできないのとでは大きく違います。
また、私レベルではフォアハンドのランニング時同じようにポジショんを下げながらではないと間に合わずクロス方向に飛ばせません。プロでもない限りこういった状況ではムゼッティの走りながらのフォアハンドのクロスは真似できるようになるに越したことがないと思います。
特にバックハンドの時が素晴らしいですが、ストレート方向に打つときに本当にシンプルでフェイスがほとんど動いていません。難しいことをしているように見えますがしていることは非常にシンプル。皆さんも試合の動画で見てみてください
オーソドックスですがこの展開が強いのは王道でできるのとできないのとでは大きく違います。
また、私レベルではフォアハンドのランニング時同じようにポジショんを下げながらではないと間に合わずクロス方向に飛ばせません。プロでもない限りこういった状況ではムゼッティの走りながらのフォアハンドのクロスは真似できるようになるに越したことがないと思います。
特にバックハンドの時が素晴らしいですが、ストレート方向に打つときに本当にシンプルでフェイスがほとんど動いていません。難しいことをしているように見えますがしていることは非常にシンプル。皆さんも試合の動画で見てみてください
特に注目してほしいところはコート外1mからのストレートアタック。
このコート外のショットはかなり難易度が高いんだが、これをガンガン決めてくる。
このコート外のショットはかなり難易度が高いんだが、これをガンガン決めてくる。
これはナダル、ジョコビッチ、フェデラーなどのレジェンドからしてもなかなか攻略できないレベルだぜ!
ムゼッティを攻めるならここ!
いつも通りおこがしいのが始まります。
個人的に思うのは弾道が高く深いボールに対してポジションを下げる傾向があるように思います。
もちろんまだまだ若いのでこれから改善してくるでしょうが、ポジションを一回大きく下げてからはカウンタータイプで自ら大きく攻めてくることは前に入れるタイミングまではあまりないように思います。
なのでポジションを大きく後ろに下げさせてから角度のあるボールで勝負をしたいです。【ドロップでも可】
ただし、ムゼッティもそれをわかっていて安易に前に出るとボールの角度をつけてくるので安易には前には出ずらいですね。
ポジションを後ろに下げさせてから、前に出るポイントを吟味してから勝負ができればムゼッティにとっては嫌なプレーイングになると思います。
また、まだ若いので精神的な弱さを見せる場面もちらほら、自分が優勢な時はイケイケどんどんですが、分が悪くなってくるとミスも目立ちます。
西岡選手が次全仏で当たるので、そこら辺を攻めてくるのかを注目してみてみたいですね♪
統計
とはいったものの若手選手すぎるのとコロナのせいで今年からちゃんと試合に出ているといってもよいレベル。
今年の数値を参考に来年どうなっていくか注目したいですね!
今年の数値を参考に来年どうなっていくか注目したいですね!
このデータを見る限りでは、去年から比べて明らかにサービス力をつけていますね♪
2021年6/14日時点でとんでもない数字なのは
1stセットを取ったときの勝率84%
タイブレークは7回やって100%とってるところだな!
1stセットを取ったときの勝率84%
タイブレークは7回やって100%とってるところだな!
2021年【オールサーフェイス】【2021/06/14時点】
サービスゲーム
エース | 39本 |
ダブルフォルト | 33本 |
1stサーブ | 70% |
1stサーブ取得率 | 67% |
2ndサーブ取得率 | 48% |
ブレークされるピンチ | 141回 |
ブレークポイント守った% | 58% |
サービスゲームの回数 | 230回 |
サービスゲーム取得率 | 74% |
合計サービスポイント取得率 | 61% |
リターンゲーム
1stサービスリターン取得率 | 32% |
2ndサービスリターン取得率 | 53% |
ブレークポイントの機会数 | 149回 |
ブレークポイントでとった% | 38% |
リターンゲームプレー数 | 230ゲーム |
リターンゲーム取得率 | 24% |
リターンゲームポイント取得率 | 40% |
合計ポイント取得率【サービスリターン含め】 | 50% |
2021年【クレーコート】
サービスゲーム
エース | 18本 |
ダブルフォルト | 21本 |
1stサービス | 72% |
1stサービス取得率 | 67% |
2ndサービス取得率 | 48% |
ブレークポイントされるピンチ | 93回 |
ブレークポイント守った% | 58% |
サービスゲーム回数 | 154回 |
サービスゲーム取得率 | 75% |
合計サービスポイント取得率 | 62% |
リターンゲーム
1stサービスポイント取得率 | 30% |
2ndサービスリターン取得率 | 54% |
ブレークポイントの機会数 | 94回 |
ブレークポイントの取得率 | 39% |
リターンゲームの数 | 155回 |
リターンゲーム取得率 | 24% |
リターンポイント取得率 | 39% |
合計ポイント取得率【サーブ・リターンを含む】 | 50% |
2021年【ハードコート】
サービスゲーム
エース | 21本 |
ダブルフォルト | 12本 |
1stサービス | 66% |
1stサービス取得率 | 66% |
2ndサービス取得率 | 48% |
ブレークポイントされるピンチ | 48回 |
ブレークポイント守った% | 58% |
サービスゲーム回数 | 76回 |
サービスゲーム取得率 | 74% |
合計サービスポイント取得率 | 60% |
リターンゲーム
1stサービスポイント取得率 | 50% |
2ndサービスリターン取得率 | 55% |
ブレークポイントの機会数 | 55回 |
ブレークポイントの取得率 | 35% |
リターンゲームの数 | 75回 |
リターンゲーム取得率 | 25% |
リターンポイント取得率 | 41% |
合計ポイント取得率【サーブ・リターンを含む】 | 51% |
2020年【オールサーフェイス】
サービスゲーム
エース | 19本 |
ダブルフォルト | 13本 |
1stサーブ | 64% |
1stサーブ取得率 | 68% |
2ndサーブ取得率 | 47% |
ブレークされるピンチ | 46回 |
ブレークポイント守った% | 63% |
サービスゲームの回数 | 76回 |
サービスゲーム取得率 | 78% |
合計サービスポイント取得率 | 60% |
リターンゲーム
1stサービスリターン取得率 | 33% |
2ndサービスリターン取得率 | 54% |
ブレークポイントの機会数 | 47回 |
ブレークポイントでとった% | 49% |
リターンゲームプレー数 | 75ゲーム |
リターンゲーム取得率 | 31% |
リターンゲームポイント取得率 | 42% |
合計ポイント取得率【サービスリターン含め】 | 52% |
2020年クレーコート
サービスゲーム
エース | 17本 |
ダブルフォルト | 11本 |
1stサービス | 65% |
1stサービス取得率 | 68% |
2ndサービス取得率 | 49% |
ブレークポイントされるピンチ | 34回 |
ブレークポイント守った% | 62% |
サービスゲーム回数 | 66回 |
サービスゲーム取得率 | 80% |
合計サービスポイント取得率 | 62% |
リターンゲーム
1stサービスポイント取得率 | 36% |
2ndサービスリターン取得率 | 53% |
ブレークポイントの機会数 | 43回 |
ブレークポイントの取得率 | 49% |
リターンゲームの数 | 65回 |
リターンゲーム取得率 | 32% |
リターンポイント取得率 | 43% |
合計ポイント取得率【サーブ・リターンを含む】 | 53% |
2020年ハードコート
サービスゲーム
サービスエース | 2本 |
ダブルフォルト | 2本 |
1stサービス | 59% |
1stサービス取得率 | 67% |
2ndサービス取得率 | 31% |
ブレークポイントのピンチ | 12回 |
ブレークポイントを守った% | 67% |
サービスゲーム数 | 10ゲーム |
サービスゲーム取得率 | 60% |
サービスゲームポイント取得率 | 52% |
リターンゲーム
1stサービスポイント取得率 | 16% |
2ndサービスポイント取得率 | 63% |
ブレークポイントのチャンス | 4回 |
ブレークポイントの取得率 | 50% |
リターンゲーム回数 | 10回 |
リターンゲーム取得率 | 20% |
リターンゲームポイント取得率 | 36% |
合計ポイント取得率【サービス・リターンを含む】 | 45% |
使用ラケットとガット
ラケットはヘッドのエクストリームツアーを使用しています。
あまり詳しい情報は出てこなかったのですが、ラケットの重さのカスタマイズは320gにしている説が有効です。
あまり詳しい情報は出てこなかったのですが、ラケットの重さのカスタマイズは320gにしている説が有効です。
ガットはハイブリッドを採用しており、
メイン【縦糸】にホークタッチ
クロス【横糸】にリンクスツアー
を使っています。
筆者が全部インプレしてるから気になる方は下の記事で確認してみてくれ!