【荒削りの次世代の王者】 ステファノス・チチパス プレースタイルなど考察

今回は筆者が大好きなテニス選手の一人チチパスにフォーカスして記事を書いていきたいと思います♪

元フェデラーのヒッティング相手で一年後ATPファイナルでフェデラーと試合したのは有名な話だったはず。
【はっきり覚えてないけど】

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選手情報

国籍 ギリシャ
生年月日 1998/8/12
身長/体重 193/89
利き腕/バックハンド 右/片手打ち
デビュー年 2015年
キャリアハイ 5位【シングルス】

プレースタイル

フォアハンド

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チチパスのフォアハンドは非常に薄いです。
イースタンよりのセミウェスタンくらいの認識で間違いはないと思いますが、かなり薄めのグリップであると考えておきましょう!

フォアハンドはクロス主体のプレーヤーで現代の逆クロス主体のプレーも十二分にできますが、薄いグリップながら厚いグリップでクロスに飛ばすように体の回転を上手に使ってオープンスタンス気味にボールに入り打点を前にしてクロスに返球します。

グリップが薄く高い打点での勝負は不利になり得るため、ポジションを下げないようにするためと攻撃的なテニスを展開するためにこういった打ち方を採用しているのだと思います。

バックハンド

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片手バックハンドは知識不足のためにあまり詳しいことは言えないのですが、
チチパスのバックハンドはクロス主体。
ストレート方向へのボールは今の所あまり得意というふうには見えません。

スライスなどで流すことはありますが、激しいラリー展開の中でバックハンドのストレートのウィナーは少ないと思います。【他のポイントの取り方を優先している??】

クロス主体の展開からチャンスがあれば回り込み、そうでなくても得意のフォアハンド側にボールがくればフォアハンドで展開する。

バックハンドからの展開の少なさは伸び代がまだまだあることを匂わせますね♪

プレースメント

チチパスは若いですが、おっさんのようなテニスをします。
それはポジションを可能な限り下げない戦法で無骨で不器用に見えますが、ポジションを無駄に下げすにこれだけ安定感のあるプレーをできているのはものすごいことです。

実際出てきた当初はフォームも綺麗ではなかったですし、フットワークも今ほどではなかったです【まだまだ伸び代あり】

ただ、ポジションを下げずに打ち込み、守備範囲も広く大抵のボールには追いつきます。
これでもかというくらい同じポイントの取り方で無骨ながら強く、自分のプレースタイルを貫く。
相手に合わせたプレーも時折は見せますが、基本的には自分のプレーを変えないので、本当にすごいと思います。

基本的にはずっと打ち続け、ピンチになった時のコートカバー力に優れている選手です。
そういった戦法なので相手がポジションを下げるので最近ではドロップショットも使うようになりより強烈になりました。

また、精神面も非常に強く勝負強いのでトップの選手も楽には勝てない選手です。

抜群のセンスと器用さは他に優れた選手はいますが、ブレないプレースメントと攻撃力はテニス界でもトップと言えるでしょう。

今はまだ若いので動けますが、年齢を重ねてきたときにはもっと多彩なショットも必要になってくると思うのでどのように今後成長してくるか楽しみな選手です♪

既に余裕でトップ選手の仲間入りをしていますが、今後の方向性次第で次のレジェンドに最初に名乗りをあげるのはチチパスだと考えています!

ここを参考にしたい

ポイント

・フォアハンドクロス時に腰の回転をうまく使っているところ
・極力ポジションを下げないプレースメント
・逆にポジションを下げる場面での動き

チチパスで特に参考にしてほしいポイントはフォアハンドのクロス時ほとんどの場合ですがオープン気味にボールに入ります。

この時に下半身の軸足は大きくボール側に動きます。
つまりは軸足の位置は実は固定されていないところに注目したいです。

一度軸足を決めるとそのまま!と思うかもしれませんが、チチパスの場合は宙に浮いているといってもいいでしょうか。

これによって体のひねりを大きく使え、小さな腕の力はそこまで重要視されていないように思います。

日本のテニスでは軸足は動かないとなっている場合が多いかもしれませんが、世界の現場では、フェデラー含め軸足は自由に動いています。

チチパスは良い例だと思うので参考にしてほしいですね。

また、ポジションを下げずにプレーする姿は不器用な錦織。
攻撃的なショットを打ち続けれているのもこのポジショニングのおかげだと思います。

けっして簡単なことではないと思いますが、プロを目指すジュニアや技術の向上を目指す方は見て損はないと思います♪

チチパスのここを攻めたい

あーおこがましい。

弱点は想像がつきませんが、やはり展開の少ないバックハンドはねらい目になると思います。
フォアハンドではすごく攻めてきますが、バックハンドでいきなりという展開はまだ多くはありません。

不利な展開になればリセットするためにバックハンドはこれからも攻められると思います。

また、基本がクロス方向への打球が多いだけにバックハンドを攻められてからの展開でフォアハンドに振られバックハンドに打たれ前に詰められるという展開は多いと思います。

逆にフォアハンドに打たれて、バックハンドに触られてとどめと。
トップレベルの選手の駆け引きの中ではバックハンドを攻めてから展開する。
フォアハンド側に角度をつけてからバックハンドに打って前に詰めるなど、高レベルな話ですが、まだ引き出しの少ないバックハンドを利用して相手はプレーを進めてくると思います!

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